安倍政権の 不誠実さを 検証する
今、日本中で注目を集めているニュース・話題を切り込み口に・・・・。
報告書をまとめさせたにもかかわらず、それを受け取ることを拒否したことが今回の問題である。
最初に参院選への影響を気にしたのは与党自民党の方だ。それを見て野党が攻撃材料に利用した。野党であれば当然の行為だろう。
麻生氏の報告書拒否表明:
議論を頼んでおきながら、風向きが悪くなると背を向けるのでは、行政の責任者の資格はない。
「議論避ける小心と傲慢」さである!
「『年金は〈100年安心〉はうそだったのか』『勤め上げて2千万円ないと生活が行き詰まる、そんな国なのか』。野党の追及に、首相や麻生財務相は「誤解や不安を広げる不適切な表現だった』との釈明に終始したが、『表現』の問題にすり替えるのは間違っている!!
「表現の問題へのすり替え」。
夏の参院選への影響を気にするあまり、
すり替えとごまかしのお得意の答弁が出てしまったのだ。
「年金だけでは不十分」は世間の常識だ。それなのに、政府は、「年金こそが老後の生活設計の柱だと思っている」と。
以下、菅義偉官房長官も7日午後の記者会見で「家計調査の平均値に基づいて単純計算したものとはいえ、誤解や不安を招く表現であり、不適切だった。政府としては将来にわたり持続可能な公的年金の制度を構築しているので、年金こそが老後の生活設計の柱だと思っている」と話し、「100年安心の年金」を強調した。
麻生氏は10日の参院決算委員会で立憲民主党の蓮舫参院幹事長に「報告書を読んだのか」と質問され、こんなすっとんきょうな答弁をしている。
「冒頭部分に一部、目を通しただけで、全体を読んでいるわけではない」
麻生氏はまるで庶民の気持ちを理解していない。
趣味で好きな漫画本を読む時間があるのになぜ、仕事上の重要な報告書に目を通す時間がないのか。
しかも報告書は自分が諮問したその答えのではないのか。
参院決算委員会終了後、蓮舫氏は記者団のインタビューに答えて「5分で読める報告書を読んでいなかったことに驚いた。報告書のどこにも『豊かな生活の額だ』とは書いていない。読んでいない人がめちゃくちゃなことを言っている。生活が苦しく、非正規雇用で頑張っている人たちに『お金をためろ』と上から目線で言うことができるのか」と強く反発する映像がテレビのニュース番組で流れたが、まさに彼女の指摘の通りだ。
野党が「『年金制度は100年安心だと言っていたのはうそだったのか』と国民は憤っている」と攻撃すると、安倍首相は「不正確であり、誤解を与える内容だった」と釈明し、こう答弁していた。
『年金100年安心がうそだった』という指摘には、『そうではない』と言っておきたい。今年度の年金は0.1%の増額改定となり、現在の受給者、将来世代の双方にとってプラスとなるものだ。公的年金の信頼性はより強固なものとなったと考えている」
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安倍さん、正気か? 子供でもわかるウソでしょ!!
わずかな増額改訂を示し、「先細りが確実だ」と懸念される今後の年金制度に対する具体的解決策は示そうとしない。
それでいて「公的年金の信頼は強固」と言うのだから、つじつまが合わない。
野党が怒るのも無理はない。
年金の給付水準の長期的な見通しを示す財政検証は、5年前の前回は6月初めに公表された。
野党は今回、政府が参院選後に先送りするのではないかと警戒し、早期に明らかにするよう求めたが、
首相は『政治的に出す、出さないということではなく、厚労省でしっかり作業が進められている』と言質を与えなかった」
参院選に圧勝して憲法改正にこぎ着けるという
安倍首相のもくろみが透けて見える答弁である。
制度の持続性の確保と十分な給付の保障という相反する二つのバランスをどうとるのか。
本来、その議論こそ与野党が深めるべきものだ。
安倍政権は、過去最長の6年もやってきたが、6年分の成果があったのか?
年金問題もずっと先送り、先送りで誤魔化し続けてきたのではないか?
野党が予算委員会を開きましょう、審議しましょうと言っても
国会に出てこない、審議拒否を続けた安倍総理の、安倍政権の国民への不誠実さ
国民への責任の取り方こそが 選挙で問われることではなかろうか?
安倍総理が長期政権で権力を手にして本当にやりたいことは、
選挙に圧勝して、憲法改正<ホントは改悪>をやりたがっている事に尽きる。
だから、ほかのことは後回し。真剣に審議しようとはしなかった。
今回も得意技の<国民は見透かしているが>すり替えで逃げ切ろうとしているのだ。
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