奥穂~前穂縦走 <8/26,27-A>
大正池に映る穂高の眺め!
直前の天気図は、週間予報より若干悪い形になったので、稜線はガスの中かなと覚悟しての
上高地入りであった。しかし、早朝から穂高の稜線をクリアに見渡すことができ、気分は上々♪
西穂~間ノ岳~天狗ノ頭、畳岩・コブ尾根ノ頭~ジャンダルム・ロバの耳~奥穂~吊り尾根~前穂~明神岳
という私にとっては見慣れた山岳展望であるが、何度見ても胸が高鳴る眺めである。
西穂~間ノ岳~天狗ノ頭
畳岩~ジャンダルム・ロバの耳~奥穂~吊り尾根
前回の槍穂縦走山行の時は、雨の上高地入りで、修行の歩きであったが、
今回は、存分に穂高の展望を楽しみながらの河童橋スタートである♪
青空と共に明神岳のかっこいい姿も見えっ放しで、目を楽しませてくれた。
明神にて
梓川沿いに遊歩道を回り込むため、明神~徳沢~横尾へと進むに従い、見え方が変化するのも面白い。
各ピークの同定に 興味津々のバルちゃんであった。
7月末には、雪解け水が豊富に流れ、水量の多かった梓川であるが、水量も落ち着き
その眺めにも秋の気配が感じられる。
明神岳は、途中から前穂の眺めともコラボしてくる。
明日 あの頂に立つんだと思って眺めるとわくわくする! この眺めが得られると徳沢も近い。
徳沢のテン場
徳沢から横をを目指す。梓川沿いの登山道からは、前穂北尾根の各ピークが明瞭に見えてくる。
青空とさんさんと太陽が輝く横尾。 前穂東壁も一段ときれいだ!
絶好の登山日和だ! 穂高が我々を待っている♪
雲が だんだん秋の装いへと変化していますね。
横尾で大休止。前穂東壁の眺めを十分堪能する。
横尾大橋を渡って 涸沢へGo!
屏風岩を回り込むようにして、涸沢へと進む。
屏風岩の右に、北穂や大キレットの一部が見えてくると自然とテンションも上がってくる。
しばし 登山道を進むと屏風岩の右に北穂が見え始める。
目を凝らすと北穂高小屋も見える。 ちょっとうれしくなる瞬間である♪
大きな屏風岩を見上げては、感嘆することしきり。
そのボリューム感に毎回圧倒される。 この眺めになると本谷橋も近い。
本谷橋
気の早い枝は 紅葉を始めたものもあり。
Sガレの急登をこなしつつ 振り返った眺めに癒されるバルちゃん♪
エンジン全開で Sガレを速いペースで登るカモシカにピタッと付いて来るバルちゃんの脚力は見事!
しかも全く息が上がらないというのには、こちらが脱帽だ。
文化部出身だが 心肺機能が高い。 どこで力をつけたのか?
余裕で振り向き 笑顔を見せる♪
奥穂や涸沢槍が見えてくる。 涸沢カールも間もなくだ。
涸沢ヒュッテ直下には、まだ登山道上に残雪。
涸沢カールのロケーション!
横尾ではあんなに青空だったのに 涸沢に着いたら一気に薄曇りに。。。
青空の下で、ピカピカに輝く涸沢カールをバルちゃんに見せてあげたいカモシカなのでした。
今度は 涸沢の紅葉真っ盛りの頃にね♪
涸沢ヒュッテのテラスにて
風は爽やかな秋風を通り越して 「寒い!」と感じました。
こんな時は あつあつの『おでん』が美味しい♪
常駐隊の小屋脇からパノラマコースを選択し、カールを登って行く。
チングルマの華穂。すぐそこまで来ている「秋」を前に種を飛ばす準備。
涸沢槍を見ながらぐんぐんカールを登って行く。
前穂北尾根のギザギザがかっこいいね!
見晴岩
涸沢槍、大好き♪ 今度は北穂からの岩稜ルートで側壁トラバースね!
明日は、前穂の頂に立つんだよ。きっといい天気だよ♪
涸沢カールの美しさに圧倒される。
涸沢岳~涸沢槍~獅子岩 手前はお花畑。
名残のハクサンイチゲだが、旬の時期ならここはパラダイスだ。
カール内の雪渓をトラバース気味に登り、涸沢小屋からのルートと合流する。
前穂北尾根の眺め。
Ⅳ峰のたぬき岩をアップで。
ザイテングラートの基部に立つバルちゃん。
涸沢ヒュッテからここまで貸し切りのルートだった。
なんとザイテンも貸し切り♪
軽快にザイテンを登って行く!
屏風の頭は遠くに 涸沢ヒュッテは小さく小さく・・・・・・。
バルちゃんの穂高への思いは 大きく、大きく!
ザイテンの登りの後半へ。 見上げる岩肌。
大キレットを軽~~く通過したバルちゃんにとっては、朝飯前の登りであった。
イワギキョウを愛でながら登る♪
快調に今宵の宿、穂高岳山荘に到着。
涸沢岳に登っても視界不良なので、パスして夕食まで小屋でゆっくりする。
明日は、メインの奥穂~吊り尾根~前穂である。
奥穂~前穂縦走 <8/26,27-B>に続く。
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