奥穂~前穂 <8/26,27-B>
取り付きから奥穂山頂まで
奥穂~前穂 <8/26,27-A>クリックで
本日の天気予報は 「晴れ!」
しかし、夜間の降雨のため 稜線は雲が掛かりガスっていて展望はまだ得られない。
見下ろす涸沢カールも真っ白で何も見えない。暗い内から登りだす登山者の姿を目にすると少し焦るが、
ここは我慢。今までの経験を活かし、外の様子を覗いながら目いっぱい待つ判断を下す。
奥穂山頂で霧が晴れるタイミングを図り、あえて時間を遅らせて穂高岳山荘を出発する。
(この決断は見事に当たり、途中までは槍すら見えなかったが、
山頂でさっと晴れ360度の展望が得られた。)
取り付きの急な岩登りと2段の垂直梯子も安定した登りでこなしていくバルちゃん!
取り付きの急な登りが終われば、奥穂山頂まではこの写真のルートを進んでいく。
周囲はまだ視界がない状態だ。奥穂山頂も見通せない。
いつもならこの辺から振り返ると、槍・北穂・涸沢岳のトリプルジャイアントが目に飛び込んできて
歓声を上げる場面だが、今回はまだガスっていて見えない。
少し登ると笠ヶ岳方面が晴れてきた! いい感じになってきた。
山頂手前の指導標の所まで来ると 笠ヶ岳の上空は一気に青空となり、雲海に笠ヶ岳が浮かぶ。
しかし、正面に見えるはずのジャンダルムは、まだガスに包まれて何も見えなかった。
「この方向にジャンダルムが見えるんだよ。」とバルちゃんに教えるカモシカ。
時間を遅くしてスタートしたが、ダメだったかとジャンダルムの方向を見つめてしばし佇む。。。。
とその時、笠ヶ岳方向からスーッと霧が薄れ ジャンダルムがその姿を現した!
初めて槍沢から槍を見た時と同じシチュエーションだ。
「バルちゃん、よく来たね♪」とジャンダルムが歓迎してくれたようだ。
迫る岩塊 ジャンダルム♪ いつ見ても胸が高鳴る眺めだ。
憧れのジャンダルムを目の当たりにして 「涙が出そうだった」とバルちゃん。
ジャンダルムへの稜線をしっかり目に焼き付けたバルちゃん。
「バルちゃん、残すは奥穂~ジャンダルム~西穂のルートだね!」
迫力満点の大きな岩の塊。 そして、ものすごい高度感!
奥穂から危うい稜線を進み、 ロバの耳の難所を経てジャンダルムへ!
この日、ジャンダルム登頂一番乗りの登山者を捉える。
「馬の背」の緊張を強いられる下りも学習済みのバルちゃん。
100m落ちようが、1,000m落ちようが同じと エキスパートコース挑戦に前向きなバルちゃん!
楽しみだね~~♪
振り返ると、槍ヶ岳が ここまで見え始めていた。奥穂山頂は、目の前だ。期待が膨らむ♪
本邦第3位 3,190mの奥穂山頂
もう説明は要らないでしょう! 以下、ご覧ください この展望! 当てましたー!!
涸沢岳~北穂~大キレット~槍ヶ岳。
槍の左に、裏銀座の名峰:薬師、水晶、立山など。 右に、白馬、鹿島槍など。
ちょっと前まで、稜線に雲がかかり、ガスっていて何も見えなかったなんて 嘘のよう。
ぐるりの展望をご覧あれ!
常念山脈方面
奥穂山頂からの槍を見る代表的な展望。
黒部五郎などの裏銀座の山々もクリアに見えた。
雲海と笠ヶ岳
裏銀座の名峰たち、アップで。
白馬、鹿島槍方面。 手前は、針ノ木・蓮華。
笠ヶ岳
ジャンダルム
山頂直下で この展望を堪能する登山者。
ジャンダルムの左に 焼岳、乗鞍岳、御嶽山がきれいに並んで見える。
笠雲が掛かり始めた御嶽山。
迫力のジャンダルムへの道。
前穂Ⅰ、Ⅱ峰と明神岳。
奥穂山頂から吊り尾根方面への眺め。
手前、奥穂南稜ノ頭、その後ろに 前穂Ⅰ・Ⅱ峰。右に、明神岳。
青空に映える奥穂山頂。
「ワンだふるぅ~~~!」
奥穂山頂での写真大会。
感無量! この前、あの槍のテッペンに立ったんだ♪
やったーー!
槍穂高エリア、最高だね~! 何度歩いても飽きるということがない♪
今回も奥穂山頂に立つことができ、こんなに素晴らしい展望を楽しむことができたことに感謝。
予定通りの時間に山荘を出発していたら、ガスガスの展望なしでがっかりしていただろう。
山頂で晴れるタイミングを図ってのスタート、ヤッタね!大満足の奥穂山頂の展望でした♪♪
さて、最後にジャンダルム特集です!
カモシカが大好きなジャンダルム&バルちゃんにとって憧れのジャンダルム♪
さあ、次回はジャンダルムを直登してエキスパートコースを西穂まで行こうね!
夢にまで見たジャンダルム! バルちゃんの感動の大きさは計り知れない♪
穂高よ さらば またくる日まで
奥穂に 映ゆる あかね雲
かえり見すれば 遠ざかる
まぶたに残る ジャンダルム
1日見ていても見飽きないであろうこの展望! しかし、まだこの山行の後半がある。
奥穂山頂で 存分に楽しんだら吊り尾根を前穂に向かいましょう!
奥穂~前穂 <8/26,27-C>に続く。
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