カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

奥穂~前穂縦走 <8/26,27-B>

2013-09-05 | 山行記録

 

 奥穂~前穂 <8/26,27-B>

  

     取り付きから奥穂山頂まで

                           奥穂~前穂 <8/26,27-A>クリックで

 

 

 本日の天気予報は 「晴れ!」

 しかし、夜間の降雨のため 稜線は雲が掛かりガスっていて展望はまだ得られない。

 見下ろす涸沢カールも真っ白で何も見えない。暗い内から登りだす登山者の姿を目にすると少し焦るが、

 ここは我慢。今までの経験を活かし、外の様子を覗いながら目いっぱい待つ判断を下す。

 奥穂山頂で霧が晴れるタイミングを図り、あえて時間を遅らせて穂高岳山荘を出発する。

 (この決断は見事に当たり、途中までは槍すら見えなかったが、
                                山頂でさっと晴れ360度の展望が得られた。)

 

 取り付きの急な岩登りと2段の垂直梯子も安定した登りでこなしていくバルちゃん!

 

 取り付きの急な登りが終われば、奥穂山頂まではこの写真のルートを進んでいく。

 周囲はまだ視界がない状態だ。奥穂山頂も見通せない。

 いつもならこの辺から振り返ると、槍・北穂・涸沢岳のトリプルジャイアントが目に飛び込んできて

 歓声を上げる場面だが、今回はまだガスっていて見えない。

 

 少し登ると笠ヶ岳方面が晴れてきた! いい感じになってきた。

 

 山頂手前の指導標の所まで来ると 笠ヶ岳の上空は一気に青空となり、雲海に笠ヶ岳が浮かぶ。

 しかし、正面に見えるはずのジャンダルムは、まだガスに包まれて何も見えなかった。

 「この方向にジャンダルムが見えるんだよ。」とバルちゃんに教えるカモシカ。

 時間を遅くしてスタートしたが、ダメだったかとジャンダルムの方向を見つめてしばし佇む。。。。

 

 とその時、笠ヶ岳方向からスーッと霧が薄れ ジャンダルムがその姿を現した!

 

 初めて槍沢から槍を見た時と同じシチュエーションだ。

 「バルちゃん、よく来たね♪」とジャンダルムが歓迎してくれたようだ。

 

 迫る岩塊 ジャンダルム♪ いつ見ても胸が高鳴る眺めだ。

 

 憧れのジャンダルムを目の当たりにして 「涙が出そうだった」とバルちゃん。   

 

 ジャンダルムへの稜線をしっかり目に焼き付けたバルちゃん。

 

 「バルちゃん、残すは奥穂~ジャンダルム~西穂のルートだね!」

 

 迫力満点の大きな岩の塊。 そして、ものすごい高度感!

 

 奥穂から危うい稜線を進み、 ロバの耳の難所を経てジャンダルムへ!

 

 この日、ジャンダルム登頂一番乗りの登山者を捉える。

 「馬の背」の緊張を強いられる下りも学習済みのバルちゃん。

 100m落ちようが、1,000m落ちようが同じと エキスパートコース挑戦に前向きなバルちゃん!

 楽しみだね~~♪

 

 振り返ると、槍ヶ岳が ここまで見え始めていた。奥穂山頂は、目の前だ。期待が膨らむ♪

 本邦第3位 3,190mの奥穂山頂

 もう説明は要らないでしょう! 以下、ご覧ください この展望! 当てましたー!!

 

 

 涸沢岳~北穂~大キレット~槍ヶ岳。

 槍の左に、裏銀座の名峰:薬師、水晶、立山など。 右に、白馬、鹿島槍など。

 

 

 

 ちょっと前まで、稜線に雲がかかり、ガスっていて何も見えなかったなんて 嘘のよう。

 ぐるりの展望をご覧あれ!

 

 常念山脈方面

 

 

 奥穂山頂からの槍を見る代表的な展望。

 

 黒部五郎などの裏銀座の山々もクリアに見えた。

 

 雲海と笠ヶ岳

 

 裏銀座の名峰たち、アップで。

 

 白馬、鹿島槍方面。 手前は、針ノ木・蓮華。

 

 笠ヶ岳

 

 ジャンダルム

 

 山頂直下で この展望を堪能する登山者。

 

 ジャンダルムの左に 焼岳、乗鞍岳、御嶽山がきれいに並んで見える。

 

 笠雲が掛かり始めた御嶽山。

 

 迫力のジャンダルムへの道。

 

 前穂Ⅰ、Ⅱ峰と明神岳。

 

 奥穂山頂から吊り尾根方面への眺め。

 手前、奥穂南稜ノ頭、その後ろに 前穂Ⅰ・Ⅱ峰。右に、明神岳。

 

 

 青空に映える奥穂山頂。

 

 「ワンだふるぅ~~~!」

 奥穂山頂での写真大会。

 

 感無量! この前、あの槍のテッペンに立ったんだ♪

  やったーー!

 

 槍穂高エリア、最高だね~! 何度歩いても飽きるということがない♪

 今回も奥穂山頂に立つことができ、こんなに素晴らしい展望を楽しむことができたことに感謝。

 

  

  

  

 予定通りの時間に山荘を出発していたら、ガスガスの展望なしでがっかりしていただろう。

 山頂で晴れるタイミングを図ってのスタート、ヤッタね!大満足の奥穂山頂の展望でした♪♪

 

  さて、最後にジャンダルム特集です! 

  カモシカが大好きなジャンダルム&バルちゃんにとって憧れのジャンダルム♪

 

  

 

 

 さあ、次回はジャンダルムを直登してエキスパートコースを西穂まで行こうね!

 

 夢にまで見たジャンダルム! バルちゃんの感動の大きさは計り知れない♪

 

 

 

 

  

         穂高よ さらば  またくる日まで

         奥穂に 映ゆる  あかね雲

         かえり見すれば  遠ざかる

         まぶたに残る   ジャンダルム

 

 1日見ていても見飽きないであろうこの展望! しかし、まだこの山行の後半がある。

 奥穂山頂で 存分に楽しんだら吊り尾根を前穂に向かいましょう!

 

      奥穂~前穂 <8/26,27-C>に続く。

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