カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

北穂への道 (2)

2008-08-16 | 山行記録

    北穂への道 (1)・・・クリックで

 北穂高岳へは、涸沢のテン場を通り、南稜に取り付く。

 涸沢小屋手前で奥穂への道と分かれて、北穂沢に沿って登る。

 山頂までは比較的距離は短いが、急登が続く。

 

 涸沢小屋のヘリポートの直ぐ上からいきなり雪渓の急登を登る。

 

 紺碧の空に向かって登っていく感じで、小気味よく登れる。

 

 見下ろせば、涸沢ヒュッテがもう小さく見える。

 グングン高度が稼げる。 この先何度も涸沢ヒュッテを見下ろすが(写真あり)
 その変化を見比べると幾分でも登っている様子がお分かりであろう。

 

 雪渓が終わるとジグザグの草付きの登山道となり、
 脇には美しい高山植物の花が咲いている。(花は次の記事で特集)

 

 登りの辛さをちっとも感じさせないのは、終始このように前穂の姿を眺めながら
 登れるからだ。 この後何枚も前穂の写真が登場するが、その都度
 感動しているからだ。そして、微妙に変化していく様子もご覧いただけると
 ありがたい。

 

 涸沢ヒュッテがさらに小さく、下方に見える。

 

 やがて、草付きの道はガレの急登へと変わる。

 青空に向かって登っていく感覚がたまらない!

 

 右手には、通称「ゴジラの背」と呼ばれる東稜が目に飛び込んでくる。

 コンディションのいい時に、フリーで登ってみたいコースである。

 

 次回のために取り付きの確認をしておく。

 

 「ゴジラの背」の左奥には小さく北穂の山頂が見え始める。

 先行する登山者も気持ちよさそうに登っていく。

 

 左へ折れて、クサリ場となる。ありふれたクサリでどうとうことはない。

 クサリがあるからクサリ場でいいのだろうが、基本的に不要。

 山慣れないグループや団体がここを通過すると終始クサリを触っているので
 大渋滞を起こす場所だ。

 

 梯子もシンプル。 至れり尽くせり。

 

 梯子を登りきって眺める前穂の眺め。 残雪のつき具合が魅力的だ。

 

 アップで!

 

 さらに登ると、蝶・常念・横通岳のラインがきれいに見えてくる。

 

 涸沢の大圏谷が眼下に広がり、

 

 前穂から  ↑A

 

 ↑B 奥穂へと連なる 絶好のパノラマが楽しめる。

  

 パノラマを楽しみつつ、青空に向かって登るこの快感!

 

 右手には「ゴジラの背」が呼んでいる。

 その危うい岩のアップダウンをこなして、北穂の山頂に立ちたいものだ。

 

 一旦、ハイマツが映えるエリアを通過するが、直ぐに岩岩となり、

 北アルプスの山らしくなってくる。

 

 前穂もひと際、迫って見えてくる!

 

  アルプスの景色の中に溶け込もう!

 

 前方がこのような眺めになると、ゴールは近い。

 

 北穂山頂に立つ北穂高小屋がはっきり見える。

 

 北穂のテン場付近から見る常念岳方面。A

 

 B 前穂と奥穂

 

 C 奥穂・ロバの耳・ジャンダルム。手前に涸沢岳。

 

 

 A~B~Cのパノラマを楽しむ登山者。

 

 もちろんカモシカも 存分に楽しみます!

 

 ここからしばらくは、ライチョウと山岳展望をお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 快晴の日に登場するライチョウさんも珍しく、なお且つモデルのセンス抜群!

 

 以下A~Dは左から右への連続写真。

 ライチョウさんと共にカモシカもこの眺めを堪能したのでありました。

  A

  B

  C

  D

 

 反対の左手側には、常念山脈の展望。

 

 奥穂への分岐に差し掛かれば、山頂は目の前だ。

 

 分岐からは雪の斜面をトラバースする。

 

 ステップを切ってくれてあるので、楽だ。

 

 しかし、2枚上の写真からもわかるようにスリップすれば、

 雪の滑り台で 谷に向かって はい、さよなら~~~~!

 

 槍ヶ岳の穂先より鋭く天を突くこの岩が見えてくる。

 そこから視線を右に上げれば 北穂山頂だ。

 

 北穂3106mからのパノラマ!・・・大きいサイズで見たいときクリック。

 

 先ず見たいのは槍と大キレット。

 

 そして前穂。

 

 その右に奥穂。

 

 ロバの耳とジャンダルムも また来いよと呼んでいる!

 

 一周見回して、やはりじっくり眺めるのは大キレットを挟んでの槍からの縦走路。

  

 

 黒部五郎~薬師岳~水晶岳方面もすべて余すところなく見える。

 

 

 

 

 今年の夏休みは結果的にこの山行の2日だけになってしまったが、

 今年もこのロケーションに出会えてよかった!

 

 さりげなく 槍より高く!

 

 「爽快」という形容しかない!

 同じような写真ばかりで申し訳ありませんが、ホント気持ちいい~~~!!

 

 いつものように大キレット越えの縦走をして焼岳まで行きたかったなぁ。

 

 南アルプスと富士山。

 

 八ヶ岳と常念岳。<常念を主役に>

 

 八ヶ岳と常念岳。<八ヶ岳と雲海を主役に>

 

 大天井~常念のスカイライン。

 

 ぐる~っと見渡して やはりまたこちらの方向へ・・・・・。↓

 

 ここでしか見ることができない 胸が高鳴りロマンが拡がる大好きな

 大好きな眺めである。

 

 

           滝谷さらば また来る日まで

           北穂へ続く 雪の道

           かえり見すれば 遠ざかる

           まぶたに残る 槍ヶ岳   ♪

 

 

    ★北穂への道 「花と山小屋」 につづく

 

 

 


最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最高です~ (やまとそば)
2008-08-17 09:30:34
前穂に雪渓が残っている写真・・・
雲海・・・、キレット・・・そして、雷鳥・・・どれをとっても最高です。
こんな写真を見せられたら、誰だって行きたくなりますね!
本当に、良い写真でした。ありがとうございました。
返信する
待っていました♪ (シャイン)
2008-08-17 10:53:56
うぅ・・素敵すぎる。
ゴジラの背は言いえてるなぁ(^^*)
下から二枚目からの4枚に萌え~です。。

雌雷鳥のバックシャン(古いフレーズ)絵になりますね♪
最後の歌はオリジナルですか^^?
返信する
やまとそばさん (カモシカ)
2008-08-18 20:03:36
このコースはずっと前穂を眺めながら登れますから、前穂ファンにはおススメですね!

>こんな写真を見せられたら、誰だって行きたくなりますね!
そう思っていただけたら嬉しいです!
事故の多いエリアですから、皆さんご注意を。
返信する
シャインさん (カモシカ)
2008-08-18 20:17:24
>うぅ・・素敵すぎる。
自然が創り出した造形美です!

東稜「ゴジラの背」はバリエーションルートなので、まだまだ修行中です。

>下から二枚目からの4枚に萌え~です。。
そっか~、こういうのに萌え~~!なんですね。
次なる機会にはアップ画像で出すことにします。

>雌雷鳥の「バックシャン」
うまいね~!

>最後の歌は
 ここを参照!http://blog.goo.ne.jp/kengo920/e/111698473ce6281d69a93f9b819f92fa
返信する
Unknown (食う寝るさんだ~す)
2008-08-18 23:10:50
まさに夏山な美しい景色に感動!
雷鳥のナイスバディにもウットリ(笑)

青空に向かって登るのは、ホント素敵ですよね。
また、高い山に行きたくなりますね~。
涸沢でマッタリもいいけど(笑)
返信する
穂高! (りん)
2008-08-19 18:13:37
カモシカさん、これぞ穂高という写真をたくさんありがとう。
私が7年前北穂に行った時はまだデジカメ持ってなくてせいぜい39枚撮りを二本とか。
人物の写真ばかりで景色が少ないので、今回見せて頂いて、
ここ歩いた!あっ、ここも~!
…という感じで懐かしかった~。
カモシカさんに穂高。
自然となじんでいますね。
やはり大好きで何度も通われてるエリアだからこそ。
私もそうなりたいな。
雷鳥のヒナ。あどけない顔が愛おしい。
来年はきっと逢いにいこう!
返信する
晴天ですね~。 (三脚マン)
2008-08-19 22:41:24
なかなかここまでの晴天は、めったになさそうですね。
青空が眩しすぎます。

雷鳥もいい感じですね!
羨ましいです。
返信する
食う寝るさん (カモシカ)
2008-08-20 08:02:08
>まさに夏山な美しい景色に感動!
1年に1度の出逢い、七夕みたいですが、この風景が見たくて1年があるようなもの。

>雷鳥のナイスバディにもウットリ
なかなかのモデルっぷりでした!

青空に向かって登るのはどこの山でも好きです!
返信する
りんさん (カモシカ)
2008-08-20 08:09:46
>私が7年前北穂に行った時はまだデジカメ持ってなくてせいぜい39枚撮りを・・・
かつては私もそうでした。あと残り何枚?などと気にしながら、撮ってました。

>ここ歩いた!あっ、ここも~!
自分が歩いたコースを再度振り返っていただけてよかった。

>カモシカさんに穂高。自然となじんでいますね。
嬉しいお言葉!穂高を愛するものにとって最高に嬉しいフレーズです。

>来年はきっと逢いにいこう!
きっと穂高は待っていますよ、微笑んで!
返信する
三脚マンさん (カモシカ)
2008-08-20 08:17:29
>なかなかここまでの晴天は、めったになさそうですね。 青空が眩しすぎます。
毎週お山で、天気や展望を熟知した三脚マンさんが、そのようにおっしゃっていただけるとは、やはりこの時期の晴天中の中の晴天をゲット下と確信していいですよね!
天気が安定しない今夏においては、貴重なひと時だったですね。

>雷鳥もいい感じですね!
これもめったにないいい場所でお友達になりました!
縦走できなかった分、これくらいはサービスがないとね!


返信する

コメントを投稿