不都合な真実=麻生受け取らないだと!
2019・6・11 この方、正気か?
専門家が2時間半の会合を12回もやって積み上げた報告書なのだ。
真剣に自信を持ってまとめた委員からは、残念の言葉。
不都合なものはもみ消しをする安倍内閣の体質が、
全国民に知れ渡ったのだ。
年金不信、年金不安を逆に助長してしまった麻生大臣・麻生副総理。
あなたが金融庁に指示した報告書なのに。
覆水盆に返らず=明るみに出てしまった 2,000万円!
身から出た錆とでも言おうか。
「老後資金の2,000万円不足問題」をめぐり、野党は攻勢を強めていて、この夏の参議院選挙の争点とする方針。
立憲民主・辻元国対委員長「年金は安心だという、安心安心詐欺ではないか」、
「これは、最大の参議院選挙の争点になるのではないか」
立憲民主・枝野代表「選挙前では、都合が悪いから受け取らない、
撤回しろという話は、ちょっと、あ然とせざるを得ない」
国民民主党の玉木代表は、麻生金融担当相が、正式な報告書として受け取らないとしたことについて
、「不都合なことをなきものにしていたのでは、ますます老後の暮らしが不安になっていく。
包み隠さず説明し、対応策を示すのが政治の責任だ」と批判した。
おまけ:
加藤綾子キャスター: 風間さん、麻生大臣が(報告書を)受け取らないってどういうことなんですか?
風間晋解説委員: 政府にとって、不都合な真実が明るみに出てしまった報告書なんですよ。
今までも年金だけではちょっと心配だよね、赤字だよねってみんな薄々勘付いてはいたわけです。
ところがここに、長寿というか、政府が「人生100年時代」だって盛んに言い始めているわけじゃないですか。
この赤字が人生100年と合体して「30年で2,000万円足りない」という、数字としてはっきり出てしまった。
だからインパクトが大きい。これはちょっとまずいということで、報告書はなかったことにしようとしていますけど、
この状況は隠せないわけですよね
加藤綾子キャスター: 受け取らなくても、これは変わらないということですよね
追記: 安倍内閣の体質、政治姿勢
12日~14日にイラン訪問する前に神奈川県でゴルフをして英気を養ったという安倍総理。
よしもと芸人との戯れの次は、大好きなゴルフか!
おいおい、国会に出てきて やるべきことが山ほどあるだろよ!
ゴルフで英気を養う時間があるなら予算委員会を開くべきだし、
年金2000万不足問題のみならず米国との農産品密約の有無
、F35Aステルス戦闘機爆買い、消費増税の是非、イージスアショア適地としたデータ改ざん等々、
審議することしかないのに、ゴルフ三昧か!
山積されている諸問題への追及を避けている以外の何物でもないだろう。
都合が悪いことには、全て逃げる安倍総理。
問題大臣も数多く輩出したが、任命責任は私にあると いつも言っているが、
一度も責任を取ったことがない!
追記:
審議会の作業部会が報告書を発表した当初、麻生氏は内容を容認する姿勢を示していた。各方面からの批判にさらされ、麻生氏は「表現が不適切だった」ことを認めた。
自らが諮問して専門家らに作成させた報告書の受け取りを担当大臣が拒否するのは極めて異例である。
自民党は「政府は報告書を受け取っていない」との理由で、野党が要求した予算委員会の開催を拒否した。
選挙への影響を最小限にとどめるため、公になった報告書そのものをなかったことにし、十分な説明もないままフタをしようとする-その姿勢が不信感を招き、年金不安を高めているのである。
■ ■
予算委員会の開催は、衆院が3月1日、参院は3月27日が最後で、その後一度も開かれていない。なぜ、予算委で集中審議し、国民の不安に答えようとしないのか。それがまったく理解できない。
少子高齢化が進む中で公的年金の給付水準が低下するのは避けられない、と言われ続けてきた。
報告書は原案では、年金水準の「実質的な低下が見込まれる」としていた。公表された報告書では「今後調整が見込まれている」とのあいまいな表現に変わった。
表現が変わっただけで、将来の想定が変わったわけではない。そして強調されたのが資産形成などの「自助」の勧めである。
選挙前になると政権与党は、糖衣錠のような「おいしい話」を有権者向けに打ち出し、「苦い話」を避けたがる。だが、今必要なのは正確な事実に基づいた将来を見すえた制度構想だ。
■ ■
各世代に広がる年金不安を放置すれば、有権者は将来に備え、個人消費を抑制する。 金融機関は投資を奨励するが、リスクを考えると、とてもなけなしの預貯金を投資に回すことはできない。
安倍政権の経済政策(アベノミクス)の恩恵を受けている層は、大企業や資産家など一部に限られている。
単身高齢者の貧困や高齢者間の格差は深刻だ。
議論すべきことを先送りしてきたツケが回ってきているのである。
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