カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

槍~大キレット~北穂<4 大快晴の北穂~涸沢> 

2010-09-12 | 山行記録

 

 槍~大キレット~北穂<4 大快晴の北穂~涸沢> 

  

              北穂山頂 3,106m にて

   北穂の山頂は、360度の素晴らしいパノラマが広がる!

 

  槍ヶ岳から大キレットを経て ←クリックで戻る 北穂高岳に至る。

      

  夕食を済ませた後の サンセット間際の展望お楽しみタイムの様子から。

 いつものような一面が残照の茜色に染まる夕景は、

今回は見られませんでしたが、沸き立つ雲や流れる雲とのコンビネーションを楽しみました。

 

 先ずは、滝谷の眺め。

 笠ヶ岳側から流れ込んだ雲が、一旦下降して足元から一気に沸きあがってくる。

 

 微動だにしない岩と生き物のようにうごめく雲。

 

 クライマー憧れの滝谷は、北穂高岳・飛騨側の切れ落ちた岩場のこと。

 その一部を山頂から覗くことができる。

 

 滝谷方向には、北穂南峰、ドーム。
 その左へジャン~奥穂~前穂のパノラマが広がる。

 

 アーベンロートに染まるジャンダルム、ロバの耳。

 私のコンデジで捉えるのは、これが限界であるが、明日の晴れも確定だね!

 

 滝雲流れる大キレット。 ようやく槍のトンガリが顔を出した。

 

 今回出会った仲間たちと「槍のポーズ」で記念撮影!

 大阪のNさんたちと中野のMくん。

みんなそれぞれの山行であったが、槍で一緒になり、長谷川ピークとA沢のコルの間で3人を追い越し、北穂でまた合流し意気投合。

 初日に稜線でのんびり槍ヶ岳の姿を楽しんでいると遅い時間にヘロヘロで槍沢から上がってきたNさん。大天井から縦走してきたMくん。Mくん談によると感動でnさんは涙を流していたとのこと。Nさんは、初北アルプスで大キレット越えをしてしまったなかなかのチャレンジャー。

 

 夕刻の穂高方面と槍ヶ岳方面の眺め。

 真っ赤に染まらないサンセットタイムであったが、
 この後、月ときれいな星空を眺められたのでよしとしよう。

 

 

 

      一夜明けて、8月23日の早朝。

 

 大キレット越しの槍ヶ岳(黎明)  後方は 白馬や鹿島槍などの後立山連峰。

 

  山は目覚めぬ 夏の朝風♪  シルエットの常念岳からのご来光。

 

 槍の右には 白馬や鹿島槍などの後立山連峰もくっきりだ。

 

 距離があるので色が薄いですが、 モルゲンロートの槍ヶ岳!

 

  朝日に光る大キレット!

 

   ↑ モルゲンロートに染まる前穂~奥穂 北穂南峰  ↓

 

  

      大キレットや槍をバックに何枚も撮ってしまう。

 

 夕方より、やっぱり朝の青空だね!  

 山オンナNさん、北アルプスの大展望に感激! 写真 撮りまくり!

 

 大阪Nさんチームは、バスの時間に間に合うよう一足早く下山。

 また、どこかの山でお会いしましょう!

 私は、真ん中のMくんと
 時間の許す限りのんびり山を楽しみながら、一緒に下った。

 

 北穂からの槍ヶ岳の眺めは天下一品! 

 

                 大キレットと槍ヶ岳

 これが見たくて 毎年登るカモシカなのです。

 

 私を惹き付けて止まない幸せな気持ちになれる美しい眺め。

 この縦走路を歩くのが、好きだ! この縦走路を北穂から眺めるのも好きだ!

 

 前穂

 

 奥穂、ジャンダルム方面

 

 槍ヶ岳  歩いてきた縦走路もくっきりだ。

 

 北穂東稜と横尾谷、屏風ノ頭

  八ヶ岳

  Fと南ア

 

 黒部五郎、薬師、水晶岳。 双六、三俣蓮華、鷲羽岳など北アルプスの名峰群。

  笠ヶ岳

 北穂山頂にて

 大好きな青空と大キレットだ~! 下山の前に ここはファイト一発 これでしょう!

 

   北アルプスの空に跳べ、   カモシカジャンプ!

 

  槍より高く!  記念のジャンプを跳んだら、下山にかかりましょう。

 

 『風雪のビウ゛ァーク』で知られる松濤明に由来する松濤岩を見上げる。

 以下、北穂南稜下山時のロケーション!

  A

  B

    A+B=前穂北尾根~奥穂 さらに北穂からの縦走路が一望できる。

 

 白出のコルと奥穂~ロバの耳~ジャンダルム

 

 南稜からは 前穂の眺めが圧巻だ。

  

  M君に撮ってもらいました♪   M君から贈られたモノクロ写真♪

 

 「ヤッホー~~~~! 」        <ッホー~~ ~~ ~!!

 「山はいいなぁー~~~! 」     <はいいなぁー~ ~ ~!

 

   山びこを楽しむ♪  前穂北尾根の壁と涸沢カールの音響効果で

   この位置からの山びこは スケール大きくどこまでも届くのだ!

 

 北穂を振り返る。

 

 常念山脈をバックに屹立する東稜。 来季はここに挑戦だ。

 

 北穂南稜からの前穂北尾根と涸沢カールの眺めは たいへん美しい!

 これだけでも完璧な夏山の思い出の1枚になろう。

 

 涸沢が近づくと 草つきのお花畑だ。 ミヤマトリカブトの紫が目立つ中で

 ほんわか紅のシモツケソウの群落を見つけたのでパチリ!

 

 

      荷揚げのヘリが、飛んできた。

 

 快晴の荷揚げ日和でもある。 この日は、何回もヒュッテと下界を往復していた。

 

  快晴の涸沢カールの眺め♪

 何十回訪れても、何時間続けて眺めていても飽きることがない。

 最も愛する穂高と共に 私にとってなくてはならない眺めのひとつである。

 

 

 明神から見上げる明神岳。

 

 小梨平からの焼岳。

 

 河童橋からの焼岳。

 

 上高地到着のタイミングで、稜線に雲が掛かってしまった。

 「また来る時にも 笑っておくれ♪」

 山に手を振って 感謝の気持ちと共にさよなら。 また来るからね♪

 

           穂高よ さらば  

  

        滝谷さらば またくる日まで

        北穂へつづく 雪の道

        かえり見すれば  遠ざかる

        まぶたに残る  槍ヶ岳

 

         涸沢さらば またくる日まで

        横尾へつづく 雪の道

        かえり見すれば  遠ざかる

        まぶたに残る  屏風岩

 


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
RNさん ( カモシカ)
2010-09-19 22:00:33
霞沢岳、毎年気になりつつ後回しになってます。
そのうち徳本峠越えのクラシックルートもやってみたいと思います。
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霞沢岳 (RN)
2010-09-19 08:37:56
霞沢岳は気がつかない山ですね。
霞を食っている仙人がいるのかな。
奥穂、北穂、前穂、西穂の名称にならい“南穂高岳”という名前にすれば登山客が増えるとも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%9E%E6%B2%A2%E5%B2%B3
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RNさん ( カモシカ)
2010-09-16 20:07:45
勉強になりました。
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登山の歴史 ふ~ん (RN)
2010-09-16 12:12:18
登山の歴史
http://homer.pro.tok2.com/sub10-3(hakingtrails-6history).htm

1892 明治25年 ・ウェストン:富士山、乗鞍岳槍ヶ岳登頂。赤石岳に登頂:外国人初登頂。
1904 明治37年 仙丈ケ岳も外国人初登頂。妙高山、高妻山、八ヶ岳、富士山
・エミリー・ウェストン戸隠山、高妻山登頂(蟻の塔渡りに立つスカート姿の写真が残っています・・当時はまだ木があったようです。)

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kamosikasan (RN)
2010-09-16 10:38:04
穂高とウェストンと嘉門次はいつの時代でもヤンキーでも

1893年(明治26年)前穂高岳に登ったときの案内役 地元猟師の上條嘉門次との友情関係は、多く語り継がれている。
1905年(明治38年)8月20日に白馬岳に登ったときに撮影した写真が日本の山岳写真が初めてヨーロッパに紹介された。

外国人女性で初めて戸隠連峰を登ったとされるエミリー・ウェストンは、日本近代登山の父ウォルター・ウェストンの妻。一九〇四(明治三十七)年撮影とされる戸隠連峰を登山する夫人の写真が九六年に見つかる。(信毎)

  by Walter Weston

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ナオチャンマンさん ( カモシカ)
2010-09-15 23:44:24
ナオチャンマンさん、初コメありがとうございます。 (長いのでナオちゃんで。)
初アルプスで、このコースを歩いたのですから、まだ感動の余韻が残っていることでしょう。ナオちゃんの笑顔、輝いていましたよ。

>来年も絶対北アルプス行きます!毎週でも☆
もう、虜だね。
>カモシカさん,また穂高行かれたみたいで...
好きな山には何回でも通うんですよ♪
>アップ,楽しみに見ていますよ^^
ファンが増えて光栄です。
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RNさん ( カモシカ)
2010-09-15 23:28:54
>やっぱり 大キレット ジャンダルムでしょ!
これだけの高度感のある山は滅多にありませんからね。 足が竦むというリアルな感覚が体験できますよ。

>カモシカ=嘉門次鹿
嘉門次に重ねた漢字で表記戴き、ちょっとうれしいかもしか。
でも、嘉門次を知らない人が見ると暴走族のヤンキー文字みたいだなぁ。笑
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カモシカも鹿 (RN)
2010-09-15 08:50:13
カモシカ=嘉門次鹿

さ~すが カモシカさん 平成の嘉門次 嘉門次をはるかに超えていますね~
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壮大 (ナオチャンマン)
2010-09-14 21:52:49
どうも,Nです!
アップ,待ってました~~!!

北穂では,もうちょっと日が高くなるまで粘りたかったんですがね~^^

カモシカさん,また穂高行かれたみたいで...
うらやましすぎです.

来年も絶対北アルプス行きます!毎週でも☆
分相応な山行を楽しみます(笑)

アップ,楽しみに見ていますよ^^
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うひょうひょ~ (RN)
2010-09-14 08:33:20
やっぱり 大キレット ジャンダルムでしょ!
下を覗けば うあ~~~ 真っ逆さまに落ちるでしょ。

(蟻の塔渡りでこないだ誰か滑落死したね。)
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B作さん ( カモシカ)
2010-09-14 00:43:52
ほほ~。2週つづけて中央アへ。
宝剣でウォーミングアップして、その勢いで3週目は大キレットへだね!
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RNさん ( カモシカ)
2010-09-14 00:39:48
>うひょ~ 気絶しちゃいました!
それは大変。
どの辺りが、ツボでした?
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つばささん ( カモシカ)
2010-09-14 00:37:38
やっぱり穂高が大好き♪
>本当に素晴らしい山岳展望が広がっていますね
自然が創り出した芸術美です。毎回の感動です。
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Unknown (上松 B作)
2010-09-13 22:08:57
昨日は宝剣の鎖場でビビっていた私(恥)

やっぱキレットなんて夢のまた夢だなぁ~
カモシカさんの写真で満足しておこう…
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うひょ~ (RN)
2010-09-13 21:19:17
うひょ~ 気絶しちゃいました!
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Unknown (つばさ)
2010-09-13 09:22:26
今回も本当に素晴らしい山岳展望が広がっていますね。カモシカさんの歓喜がひしひしと伝わってきます。
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