絵画鑑賞

　何はさておき、先ずこれらの絵をよ～く観てください。

　そして、あなた自身の感じた思いを大切に心に留めておいてくださいね。

　感じ方は人それぞれですから、どのような感想をもたれても構いません。

　ただ、今回私が皆さんにお尋ねしたいことがひとつあります。

　その前に絵画鑑賞を是非どうぞ！

　　　

　

　

　

 

　それぞれ個性溢れる作品ですね。

 

 

　先程皆さんにお尋ねしたいと述べたことは、

　これらの作品を描いた人の年齢はおいくつでしょう？

　３枚の絵です。全て作者は違います。

　１枚目、　２枚目、　３枚目・・・・。

　それぞれ直感で描いた人の年齢を・・・・・・。
　ご自分の感性で絵を見てズバリとどうぞ！

　絵を見た感想も少しあるとありがたいですね。

 

 

 

 

　さて、それぞれの絵を描いた方の年齢をイメージできましたか？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　それでは、答えです。

　そう、今あなたが直感で思った年齢と重ねてみてください。

　当たり？　かなり近かった？　相当かけ離れていた？

　因みに私は１枚目を見た直感は、２０代後半～３０代前半の方ですから。

　でも、そこの会場でパンフレットと照らし合わて作者の年齢を知りましたけどね。

　すごい感動と衝撃でしたけど。
　(中に入るとねんりんピックの美術展だということを忘れてしまうくらい)

 

 

 

　１枚目・・・７８歳、男性。

　２枚目・・・６５歳、女性。

　３枚目・・・メモ帳の文字がかすれて？　たぶん７６歳？

 

　実はこれらの絵は、２００６年秋の静岡で行われた
　「ねんりんピック」の美術展の作品なのです。

　つまり、６０歳以上の方々のスポーツや文化活動に関する総合的な祭典が
　「ねんりんピック」！

　全く高齢を感じさせません。ほとばしる熱い情熱さえ感じられます。
　特に１枚目の「湖畔の乙女」など　青春ラブストーリーだ。

　芸術は、人の心に潤いとゆとりをもたらし、豊かな人間性を培い、
　個性をはぐくむもの。創作活動に取り組む人は輝いている。

　そして、その作品は純粋な感動を与えてくれる。

　少なくとも私にとってこれらの作品はゴッホやセザンヌの有名作品と同等に
　忘れられないものとなった。
　引き込まれるエネルギーを感じるのだ。
　見事な作品に素直に感動なのである。
　実年齢ではない、永遠の若さがそこにあるのだ。

　私を含め全ての人が、絵画や芸術に才能があるわけではない。
　だから、形は何でも構わない。
　私なら、山登りだ。

　前向きな人生の先輩を見ると、自分も頑張らないといけないなと思うのである。

　生き甲斐が感じられるものを各々が持ち、いい歳を重ねていったら、
　自分も、周囲も　輝きを保ち続けて生きることができるのかな。
　ふとそんなことを考えるのであった。