いぬバカ・ねこバカ

美術館情報・デザイン記事を中心に載せています。他にいぬバカ・ねこバカ2にてペット・写真情報更新中。ぜひ覗いてください!

気になった絵画⑮

2013年03月21日 00時08分19秒 | 日記

【花と熟】

私は男でありながら花が好きである。小学校低学年の時の将来の夢は「花屋さんで働くこと」であった。

今も小さな一戸建てで花を多く育てています。男が花を育ててもいいでしょう!

 この絵はいいですね。まるで突如、暖かな季節がやってきて、ビックバーンのように今まで蕾だった

花々たちが一気に開花!!まるでビックバーンのように花々が弾け飛んだ!!

そんな絵のような気がします。「バーン!!」なーんてね。

はじけ飛んでいるでしょ。勢いがあって元気がでそうです!

東京都美術館 2012年 日本清興美術協会展より

 


気になった絵画⑭

2013年03月20日 23時53分11秒 | 日記

【旅の途中で】  

久しぶりにボクは遠出をした。

会社では誰よりも早く自宅を出て誰よりも遅く帰る。

そんな日々の仕事の疲れやストレスがたまり、遠出を決心したのだ。

と言ってもリュック1つを背負っただけの日帰りハイキングだ。

緩やかな山道を歩きながら足元に咲く小さな野草に目をやりながら、もうかれこれ3時間くらい

歩いたただろうか?

林の切れ目から飛びこんできたのはエメラルド色をした池であった。

黄土色のススキの穂が生い茂っていたので余計にエメラルドがかがやいて見えた。

「きれいだなあ。ボクの煩悩によって腐ってしまった心の色と違い、なんで自然はこんなにきれいなのか?

ボクはもう一度輝けるかなあ。

「自問自答できるから一人旅っていいんだなあ」

「もう一回、頑張ってみるか」

決意を新たにし、再びボクは力強く山道を下っていった。

そんなこんなのストーリーが想像できるような絵デス。

東京都美術館 2012年 第一美術協会展より


気になった絵画⑬

2013年03月19日 23時49分36秒 | 日記

シャガール 「ダニフスとクロエより」ニンフたちの洞窟  1961年

これは、いつものような公募展の絵ではなく、マルク・シャガールの絵である。

描かれている人物はシャガール本人と亡くなった妻、ベラだと思います。

なぜ、ベラなのかというと彼女は花が好きでよく、部屋に花瓶に入れて飾っていた。

その花が右側に描かれているからです。シャガール自信もよく花瓶に活けられた花を描いています。

お二人はかなり愛し合っていたようです。

 シャガールが起きるとそこには亡くなったベラが立っていた(ベラは1945年に若くして亡くなっている)。

夢なのだろうか?それとも現実?いや、どちらでも良いのです。愛するベラに会えたのですから。

シャガールのベラに対する愛情の絵なのでしょう。


気になった絵画⑫

2013年03月18日 01時36分58秒 | 日記

これは微笑ましいですね!

我々がすでに忘れた、はるか太古の昔の初恋の頃の初々しさ!!

これは絵画ではなく創作人形です。

男の子の後ろに女の子へのプレゼントが見えないように置かれています。

男の子は、プレゼントをいつ渡そうかと強がりながらチャンスを伺っています。

男の子の目がかなりの緊張感が表現されています。

対する女の子はきっと男の子の気持ちがわかっているのでしょう。もう、心臓ばっくんばっくんですね。

いつ、告白されるのかと・・・・・・。両想いなんです。あと数分でカップルが誕生ですね。

とても微笑ましいです。

東京都美術館 2013年 現代手工芸作家協会展より

 


気になった絵画⑪

2013年03月17日 23時14分27秒 | 日記

マサル!あいたかったよぉー!!どこに行ってたんだよぉー!!

【再会】

いやあ、ごめんごめん。ちょっと実家に帰る用事があったんだヨ。

なんだよ、そんなに泣くなよ。

実家なんて理由はウソ!実は他の彼女と楽しく遊んでたんだ。ワケあって別れちゃってさあー。

こいつにアポとったらこんなんなっちゃったってワケ。

何も知らないでコイツ。なんでこんなに純情なんだ?ワケわかんねー!

まあ、いいや。これでしばらく遊べるぜ!

「ゆかこ。ごめんな、オレ、もう離さないから!好きダヨ!」

そんなこんなの物語が創造できる絵デス。人は外見で判断しちゃったらダメですよお。

東京都美術館 2012年 蒼騎会展より

 


気になった絵画⑩

2013年03月16日 23時49分55秒 | 日記

【想】

☆画家とモデルの会話☆

こんな感じでどう?

結構肉あんなあ~、服着ていたらわからなかったよ~

しょうがないでしょ。モデルになったんだから、あとでワインで乾杯よ。もちろん、あなたのおごりでね。

美人に描いてね。

(はめられたよ!)うーん、想像力を働かせて描いてみるよ。

ええー、想像しなくても描けるでしょ。

もうちょっと足出して。

なに言ってんのよ、イヤラシイ!これで十分でしょ!

おおっ、その怒った顔いいよ!そのままそのまま!!

そんなこんなの会話が聞こえてきそうです。

東京都美術館 2012年 日本選抜美術家協会展より


気になった絵画⑨

2013年03月15日 00時05分31秒 | 日記

【舞う】

クラゲの透明感が遠近感がよく表されていて奥域のある水槽で飼われているクラゲなんだなって思いました。

今、私はグッピーを2つの水槽に飼っています。今は仕事の帰りが遅いので、あまり面倒が見れないけど

年金世代になったら、時間ができるからクラゲを飼いたいと思っています。

自由自在にふんわかふんわか泳いでいる自由な姿に憧れます。見てて飽きないし。

仕事で怒られたりしたとき、ボクはクラゲになりたいと何度思ったことか。

国立新美術館 2012 国展より

 


気になった絵画⑧

2013年03月13日 23時40分06秒 | 日記

【美術館にて】

彼女と久々の美術館。初夏を思わせる汗ばむ陽気の中、彼女はスプリングコートを脱ぎ、リュックに

しまい、シャツの袖をまくり、髪をしばった。

美術館の力作を見ながらボクは後ろから彼女を追う。なにしろ、彼女はスタスタと歩き、絵を見るのが

早いのだ。

俺はそんな彼女の後ろ姿をみた。ちょっと色っぽかった。

いかんいかん、俺は絵を見に来たのだ。

しかし、絵を見たあと彼女とどこに行こうか、とか何を食べようか、とか何時までデートできるのか、とか半分

やましい気持ちがあとからあとから湧いてくるのは異常だろうか?

男なら当たり前のような気がするが・・・・・・。

そんなこんなストーリーが想像させれられるような絵です!

国立新美術館 2012年 国展より


気になった絵画⑦

2013年03月12日 01時25分58秒 | 日記

【風を聴く】

「ねえ、けんちゃん。来なよ。すっごく景色いいよお。風、気持いいよー」

バカンスで出かけたホテルの窓を開けてヒロミは言った。さんさんと降り注ぐ陽の光に写った

館山の山々の緑を背景にプロバンスを連想させる白い壁の家に赤い屋根。

「まるで新婚旅行みたいだね」

「いやーね、けんちゃんと新婚旅行?ちょっとぉー。想像しちゃったよぉ.まったくう~」

ボクは窓辺のヒロミの肩を抱きよせ、キスをした。何もかも自然だった。

そんなこんなみたいなドラマを想像させられます・・・・・・。

国立新美術館 2012年 国展より