Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

ジャパンアートエキスポ出品作品3

2019年12月01日 | 新作、制作過程
最後にご紹介する対になる2作品「白息の祈り」は、向かい合う2頭の白いオオカミが同じ月の下で遠吠えし合う様子を、極寒の張り詰めた空気を表す淡く白い雪山を背景に描いた作品です。

額に使った木は神代楡(じんだいにれ)という木材で、火山の噴火などで数百年、灰に埋もれていたものが掘り起こされたもので、神という名がつくように太古の眠りから目を覚ましたような威厳を感じる超貴重な木材です。

この独特な美しい褐色を生かして、1本の木を二つに分けて、祈りシリーズの作品としては初めて対の白いオオカミを描いています。

神聖な白いオオカミを、神聖な木に表現する作品となります。

厳しくも美しい極寒の世界に生きる誇り高いオオカミたちの遠吠えを、ぜひ間近で感じていただけたら幸いです。




「白息の祈り1」 (オオカミ、原画)
アクリル、キャンバス、神代楡の木、額装サイズ : 1000×370mm




「白息の祈り2」 (オオカミ、原画)
アクリル、キャンバス、神代楡の木、額装サイズ : 900×260mm












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2 コメント

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Unknown (月夜の雫)
2019-12-04 19:55:36
ジャパン・アート・エキスポ作品制作、お疲れ様でした。今回は大作ばかりでドキドキしますね。
「白息の祈り」会場でぜひ拝見したいですが、
予定が微妙なので、こっちもドキドキです。
凛とした、厳しい自然に住むこのオオカミさんたちは、私には見ていて力を分けて貰える絵です。
会わせてくださって、ありがとうございます。
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Unknown (西野健太郎)
2019-12-04 23:50:12
月夜の雫様

いつもコメントありがとうございます。

今回の出品作品もいつも以上に力が入っています。
なかなか大きい作品を出品する機会がありませんので、お時間がございましたら是非見にきていただけましたら幸いです。

「白息の祈り」は、予想以上に好評、問い合わせ等あるようです、早い段階で売れてしまう可能性もあります。
いつも見られる機会が少なく申し訳なく思います。

ご感想いただき嬉しいです。
次回AVIVAでも、この作品が生まれたきっかけなどもご紹介できればと思います。

こちらこそいつも応援くださりありがとうございます。
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