昨年に引続き遅い夏休み。今年は日程に恵まれて、世間ではゴールデンウィークならぬ、「シルバーウィーク」
なんて呼ばれて、暦の上では5連休。
シルバーウィークなんて言うと、ご年配の方々のための連休か?なんて思ったりなんか・・・しないか。
というわけで、その5連休に無理やり有給をくっつけて10連休にしてしまった。
それでもってドイツはベルリンまで来てしまったのである。
新千歳空港をANAの7:50発で飛び立ち、まずは成田へ。千歳は良い天気だったが、成田は秋雨前線で曇り。
それでも初めて訪れるベルリンを思うと、雨に濡れるわけじゃないから全然関係なし。既に新千歳空港ですべてのチェックインを済ませて身も軽い。
今回のベルリンの旅も、昨年のシドニーマラソン同様、マー君夫妻との旅となった。
なにしに行くって
今回の旅の第一目的はずばり 「ベルリンマラソン」である。
出発日の今日18日は金曜日。ベルリンマラソンは20日の日曜日である。ベルリン到着は同日18日の夜。
前日丸一日の余裕を持って臨むことができるのである。しかし、北海道マラソンから
わずか3週間。調整は全くといっていい程十分ではない中で果たしてどうなる
成田からスカンジナビア航空でまずは空路、コペンハーゲンへ。
陶磁器でロイヤルコペンハーゲンは有名ですよね。買えないけど・・・・
11:00に搭乗して混雑する成田空港を飛び立ったのがもう12時近くだった。水平飛行に入ってすぐドリンクサービス。飲み物は、デンマークのビールと白、赤一本ずつワインをもらう。禁酒なんの話ですか
それが終わると引続き機内食。メニューは「fish」と「meat」から選択。nikoと二人でそれぞれ別にして比較する。
※機内のビールはデンマーク産
魚は種類は分らないが、白身の魚にクリームソースがかかっている。肉は鶏肉のあんかけ風。あとはご飯が一緒になっている。
それ以外に海苔巻きとしめ鯖?のお寿司。デザートのケーキ。温かいパンもあってなかなか美味。
眼下には日本海。空路は北シベリア上空を行く。約10時間ちょっとの空の旅。
機内では成田で買った本を読んだり、映画「X-MEN ・・・・」を見たりして過ごす。先日、英会話教室で「おもしろい」と薦められた映画なだけに、こんなところで見れるなんてちょっとお得な気分。特にやることなから2回も見てしまった。
機内のフライトインフォメーションを見ていると、飛行機はシベリア上空から次第にコペンハーゲンに近づいて行く。
日本中心の世界地図がびっしり頭にこびりついた純血日本人の私にとって、北側から映されるその映像は新鮮であるが、混乱する。「ここどこだぁ」の世界である。
眼下には一面、無数の湖・沼。そして田園風景。初めての北欧にちょっと感激である。機体は大きく旋回し、右下にコペンハーゲンの街が見えてきた。そして着陸。そしてここから更に乗り継いでドイツはベルリンを目指す。
乗り継ぎの時間が3時間ほどあるため、空港を散策。階段の手すりや踏み板に木を使い、おいてある椅子なんかもまさに北欧。レストランやカフェなどの飲食店の家具類も、その配置も日本の空港とはちょっと違う。センスの良さを感じさせます。
4人で過ごすと、長い待ち時間もあっという間に過ぎる。ゲートインフォメーションが出て1時間ほどで再度機内へ。
機体はあれよあれよと再び空の上。
驚いたのは、水平飛行に入る前にシートベルトサインが消え、乗務員がさっさとドリンクサービスを始めたことだ。
まぁ1時間程度の飛行時間だからと言えば仕方がないかもしれないが、日本だったら有り得ない
さすがに疲れたのか、この1時間だけは速攻で爆睡。気がついたらベルリン・テーゲル空港に降りる所だった。
本当に小さな空港でボーディングブリッジもない。タラップで首相宜しく飛行機を降りる。バスで1分もしないうちにターミナルに横付けされ、降りた目の前はターンテーブルだった。荷物なんか飛行機に乗って直ぐに出てきて、初めて一番最初の方に出てきた。成田で別れて半日振りに無事ご対面である。
あれ、入国審査は
EUでは乗り継ぎの国でパスポートコントロール、所謂「入国審査」を受ける。「本当に審査したの?」と思うほど、簡単に終了した。コペンハーゲンでのことである。
もちろんテーゲル空港ではそんな手続きは一切なし。荷物を持って出た所は到着ロビーらしくなく、通路みたいな所だった。本当にドイツの首都にある空港なのかと思うほど小さいのだ。丘珠空港みたいな。
さぁ、夜も8時半をまわると、さすがにサマータイムのベルリンもお先真っ暗・・・・いや、外は真っ暗だ。
いくら英語の通じるベルリンとはいえ、不安は隠せない。何しろ街までの公共交通機関はバスなのだから。
バスの表記に従って外に出る。「TXL」と呼ばれる急行バスなのだが、うまく探せるか?と思ったら以外にあっさり発見できた。ガイドブックには行き方は書いてあるが、乗り方は書いてなかった。ふと見るとバスのすぐ傍に自動発券機を見つけた。数人が並んで待ってる。恐る恐る近づいてみるが並ぶ勇気が出てこない。
「ええーい、聞いたほうが早い」とばかりに、直ぐ横にいた係員らしきおじさんに英語で、「どやって、チケット買うの?」と聞いてみた。バスには次々人が乗ってくる。おじさん、
「中で買えるから、乗りなさい」と。
言われるままにバスに乗り、インターネットのトリッププランで検索し、プリントアウトした紙を見せて、行き先を見せる。さすがにドイツ語の固有名詞は発音が分らない。さすがに文字は強い。おじさん、直ぐに理解してくれて、「8ユーロ40セント」と。
チケット4枚を発行してくれた。ここまでは怖いくらいにスムーズだ。
バスのいやなところはここからだ。日本だって行き先をきちんと分ってないと、知らない土地でバスに乗るのは不安なのだ。電車みたいに駅のホームにでかでかと表示があるわけじゃない。そして降りる前にボタンを押して、降りる意思を示さなければ通過する危険性がある。
うまく運転手の傍に乗れれば聞きながらという手もあるが、外国のバスは電車の一両分くらいあるバスは普通なのだ。例にもれず、乗ったTXLも後ろの部分。調べに
よると目指す停留所は2番目。うかうかしていて1番目の停留所を見逃すことがあれば、3番目の停留所下車は間違いない。
神経を研ぎすませ、五感をフル稼働させる。一番目の停留所は確認できた。さぁ次のはずだと意気込んで見れば、頭上にデジタル表示を発見。ちゃんと目的のバス停が表示されているではないか。
勇気を振り絞りストップボタンを押した。
バスを降りると、今度は電車。遅い時間とはいえ空港からの客でホームには意外と人が多い。「ホーム」
改札はチケット売り場は・・・ないのだ。
ホームの上に自動販売機がある。刻印をうつ自動改札らしき機械もあるが、どうやって買ったらいいかさっぱりわからないのだ。乗る番線も、あと何分で目的の電車が来るかもすぐ分ったのに切符が買えないのだ。
4人で知恵を絞った挙句の答えが、「とりあえず乗ってしまえ」だった。
無事目的の駅に着いたはいいが、改札は駅員は・・・・・・・・はい、無賃乗車となってしまいました。
知らない土地での夜の移動はやめましょう。出来る限り。
しかし、結果は全て万事オッケー。ホテルもすんなり発見できて、チェックイン。
さぁ明日は朝からマラソンのエキスポ会場へ行ってゼッケンナンバーを交換だぁ!
※写真はベルリン市内のホテル近くの地下鉄駅。ベルリンの旅はここから4日間続くのだ。
・・・・つづく
無事、ベルリンに着かれましたか。
毎日、楽しみです。
それより・・
この旅行はパック旅行ではなかったんですね^_^;
単身で海外で動けるなんて、凄すぎます~!
我が家だったら、ハワイに行っても右も左も判らない状態になると思うわ・・・(滝汗)
始めまして!?ですね。
無事到着して、もう今帰るところです。お返事が出来なくてすいませんでした。
これからがんばってUPしていきます。
〒りろさん
旅の恥はかきすてです。私達も失敗の連続で冷や汗いっぱいかいてます。(大汗)