坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

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「北海道山日和」

日本百名山最難関 幌尻岳・・・チロロ林道コースで行く。前編

2024-09-03 17:00:29 | 登山
8月の山の日を含む3連休を利用して日本百名山最難関級と言われる幌尻岳に行ってきた。 
北海道に9つある百名山のうち8つはすでに完登済みで、何回も行ってる山がほとんどだ。 
幌尻岳はその工程の長さと獲得標高から尻込みをしていたのだが、 やっと今年になって、今行かないでいつ行くとの思いに至り4人でトライ。 

結果はYAMAPデータで示すと
総工程(距離) 24.9km
行動時間 14時間22分
獲得標高 2450m

折角の三連休であることと、天気も3日間崩れそうにもなかったので、前日から日高の「日高沙流川オートキャンプ場」に入った。
ここは広大なキャンプ場で、バンガローから電源付きのオートサイト、そして一般のテントサイトまでバラエティ豊富だ。

道路の反対側にはひだか高原荘があり、日帰り温泉で入浴もできる。
ここのバンガローで前泊、後泊と2泊することにした。

前日は翌日の山行開始の時間も考えてゆっくり現地入りし、温泉に入って明るいうちからBBQをし早めに就寝した。

翌日は2時起床。
2時半にキャンプ場を車で出発し、登山口へと向かう。
登山口はキャンプ場から約26km。国道274号線を帯広方面へキャンプ場から約9kmほど走ったところに沙流川にかかる千呂露橋を渡ったところを左折する。
今回のようにまだ暗いうちに移動となると通り過ぎてしまうので注意が必要だ。
カーナビやスマホで千呂露橋を入れて検索すると良いかもしれない。
登山口まで長い林道があるのが北海道の山あるあるではないだろうか。左折してから登山口の駐車場まで約16kmである。
最初の数キロが舗装された道を走れるが、釣り堀の看板を通り過ぎると砂利道となる。道路もやっと一台通れるくらいなので要注意だ。

長い林道を道なりに1時間弱行くとやっと駐車場に到着。ここから先へゲートがあって車は入れない。「北戸蔦別岳登山口」だ。
駐車スペースは上手く入れれば15台くらいは駐めることは出来そうだ、今回は3時半くらいに到着ですでにほぼ満車状態で
数台は路肩駐車をしていたが、運よくトイレの脇にスペースがあった。
トイレは簡易水栓のトイレがある。登山者どうしで綺麗に使いたいものだ。地元の山岳会の方が清掃道具を置いてくれている。

日の出時刻が4時20分くらいだったのでまだ外は真っ暗だ。ヘッドライトを使って最後の準備をする。

入山届に記入していよいよ幌尻岳へ向けて出発だ。時刻はちょうど午前4時。
ゲートの脇を抜けてすぐに千呂露川にかかる橋を渡る。
その橋のところで丁度千呂露川とこれから歩く林道沿いを流れる二岐川が合流する。ここから北電の取水施設まで約3kmの林道歩きだ。
車も通れる管理用の林道だから広くて歩きやすいのだが、ここでヒグマに遭遇することをよく記事で読むので緊張感もある。

40分ほどで取水施設に到着した。すでに日の出時間を過ぎているのでヘッデンもいらない。給水と上着を脱いだ。

林道の終点でかなり広く、登山口の駐車エリアよりも広いと思う。ここまで車で入れればだいぶ楽なのになと思う。
実際、ゲートからここまで自転車を使っている人もいた。賢い選択だ。
取水施設の山側に「北トッタベツ岳登山道入口」の看板がある。ここから登山道だ。緩やかな樹林帯を歩く。30分ほどで二ノ沢出合に到着した。

ニノ沢出合からニノ沢に沿って渡渉が始まる。右岸、左岸と10回くらいは渡渉するがピンテがあるのでしっかり確認しながら歩けば
道迷いすることはないだろう。また増水してなければが条件だが、ミッドカット以上の登山靴ならそれほど濡れることもないだろうと思う。

渡渉が終わるとヌカビラ岳への急登が始まる。
急登が始まってから相方のペースが落ちてきたのでペースを合わせていったら、トッタの泉へはニノ沢出合から1時間40分ほどで到着した。
急登の丁度中間地点だろう。折角なので少し給水をしてヌカビラ岳を目指す。ヌカビラ岳の肩にある大きい岩が見えてくるともうすぐヌカビラ岳だ。
振り返ると樹林帯の間から景色も広がってくる。トッタの泉から1時間ちょっとでヌカビラ岳の肩に到着した。
ここまでくると幌尻岳への稜線が視界に入ってくる。


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