6月10日日曜日。2007年のYOSAKOIソーラン祭り最終日である。
今年は期間中も天気が良くて踊り手にも観客にも絶好のYOSAKOI日和で本当によかった。やはり祭りは自分の目で見るに限る。
毎年実行委員会も祭りを盛り上げるために試行錯誤しているようだ。西8丁目会場がさらに有料化に拍車がかかり、見づらくなってしまった。大通りパレード会場は5丁目のスタートから7丁目までが道の両側が完全に有料桟敷席であるが、9丁目、10丁目は完全に開放されていた。
祭りの商業化という点から見れば色々と議論もあるかもしれないが、祭りが大きくなるにつれ踊り子、観客双方、そして祭りとは関係の無い人の安全面やお年寄りや小さい子供などが楽しめる場所づくりも考慮する必要があるだろう。見る側のマナーや自己責任も問われるだろう。先日北海道新聞の調査でこの祭りの好き嫌い調査が掲載された。なんと、50数パーセントが嫌いと答え、40数パーセントが好きとなった。嫌いな理由の上位はやはり商業化に疑問を持つ声だ。そしてマナーが悪いやうるさいが続く。日本全国には多くの歴史ある祭りがたくさんある。そういった地域に同じ質問をしてみても面白いだろう。まだまだ若い祭りである。長い目で見守りたいと思う。
今年も全部見たわけではないが、面白いチームはあった。
○東京のりのり団・・・若いチーム構成のホスト、ホステスの衣装でありながらのりのよさの中にしっかりとよさこいの渋さを組入れた構成には好感が持てた。
○東海大学 響・・・大学生チーム。躍動感はやはり若さの象徴。金髪の男の子の体の切れは抜群だった。
○千葉 長友会・・・たった4人のチーム。おまけにパレード用の地方車は軽自動車という最近ではなかなか見れないチームだ。出場したその勇気と祭りを楽しむ原点を見た気がした。
○平岸天神ジュニア・・・将来、平岸天神をしょってたつちびっ子達wwwすでに観客を意識した演舞はたいしたもんだ。
そしてついさっき今年度のファイナルステージの結果が出た。今年も数チームが新たな試みで上位進出を果たした。個人的には平岸天神の復活を望んでいた。
果たして順位は・・・・・
大賞・・・ 新琴似天舞龍神 前人未到の4連覇達成。
準大賞・・・ 平岸天神 昨年に引続きの準。
同 ・・・ VOGUE038 前年4位から躍進。
以下、AOMORI花嵐桜組、江別まっことえぇ、The日本海&北国新聞・・・と続く。
AOMORI花嵐桜組の華やかさはテレビで見ていて会場の観客の歓声が直に聞こえるほど素晴らしかった。暫定順位6位から4位への躍進は当然だろう。江別まっことえぇも提灯も奇抜なアイデアだった。前述したように個人的には平岸天神を応援し、実際多少の贔屓目を差し引いても祭りとしての魅力は天舞龍神を上回っているかと感じていた。観客の反応も平岸だった。しかし結果は・・・・
平岸天神と天舞龍神の踊り子達の表情が対照的だった。両チームとも精一杯踊った。その差はわずかだろう。
ここ数年の天舞龍神の強さのせいか、各チームの演舞構成が天舞龍神仕様になっている気がするのは気のせいか。たしかに天舞龍神の舞は他を圧倒するなにかがある。しかしここは個人的に思い切って私個人の好みに偏ってみると、平岸天神の力強さと完成されたお祭り騒ぎ的なところが好きである。
「King of the YOSAKOI」の底力を来年こそは大賞という形でみせて欲しい。自分達の信念は変えずにだ。
もちろん新たなチームの出現は大歓迎だ。
43000人の踊り子さん。お疲れさま。感動と元気をありがとう。
また来年。
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YOSAKOIソーラン祭り
とてもすごいのですね。
実際に見るともっとすごいですからぜひ見に来て下さい。