3時間

昨日は授業が終わって少しの間クラスメートと木曜日のプレゼンの準備の事で打ち合わせをし、4時半のバスに乗った。No355はハイウェイを使うExpressでいつも使っているNo5よりも10分ほど早く帰ることが出来る。しかし、今日に限って乗った瞬間から進まない。まぁでもダウンタウンを抜ければ高速だし大丈夫だろうと思っていたのが悲劇の始まりだった。

ハイウェイに乗ったものの異常な渋滞だ。いつもなら15分ほどで通過する場所になんと1時間半も掛かっているのだ。おまけにその間爆睡していて分からなかったから始末が悪い。原因は雪だ。我が家があるShorelineはシアトルダウンタウンから直線でわずか１５ｋｍしか離れてないのに全く天気が違うことがある。もっと北なら尚更だ。ひどい渋滞につかまりトロトロだ。
やっとこハイウェイを降りたはいいが、一般道もこれまた渋滞。あっちこっちで立ち往生している車、車、車。

そしてついにその時がやって来た。
約６ｋｍ手前のバス停でなにやらみんな降りている。Ipodを効いていた私は図々しくも訳が分からす最後まで座っていると、

運転手：「どこまでいくんだ」
私：「Shoreline」
運転手：「このバスはここまでだよ。」
私：「え？これNO３５５でしょ。」
運転手：「そうだけど、この天気でここまでになったんだ」
私：「どうすればいいの？」
運転手：「俺も分からないよ」

おいおい。６ｋｍはジョギングするならなんとも思わない。それが雪の中を歩けだと？
しかしそれしか帰る手段はない。幸いいつも走っている所だから不安はない。しかし・・・

この通りのバスは全て止まった。歩道を歩く人はまるで故郷を追われた移民のようだった。私もその一人だが。
家に着くと温かい部屋とご飯が待っていた。まぁこれも一つの良い思い出になるだろう。着いたのは7時半。

今朝は案の定我が家の前の道路はアイスバーンだ。TVで交通情報を確認すると、殆どの学校が休校だ。しかし・・・・・UWだけが画面に出てこない。そう普通に授業があったのである。幸いいつものバスはいつものように走っていた。我が家の周りは一面銀世界であるが、ダウンタウンは何もなかったかのようだ。昨夜ちょっとだけ休校を期待した。
こんな時に限って思い通りには行かない。人生の修行が足りないな俺も。