朝、宿泊地の旭川から富良野に移動しました。
今回の山登りは、「北の国から」 でも紹介しました富良野岳です。
といっても、まだまだ雪山の富良野岳頂上を目指すのではなく、目的地はその中腹に広がる「原始ヶ原」です。
原始ヶ原は、大雪山系十勝連峰最南端に位置し、秀峰富良野岳の中腹一帯に広がる、面積1.000haにも及ぶ高層湿原です。
富良野岳への登山口の一つでもある、「ニングルの森登山口」から入るのですが、原始ヶ原へは「滝巡りコース」と「林間コース」があります。
滝巡りコールは、途中に七つの秘滝があり、四季を通じて自然を満喫させてくれる秘境ですが、この時期は増水していることもあり、
装備も沢登り用が必要なので、林間コースを行きました。
夏はこの登山口まで車でこれるのですが、1週間前に来たとき同様、まだまだ雪が多く、
2km下に駐車して歩きました。
歩き出してすぐにスノーシューを装着しないと、足が雪に取られてまともにあるけません。
ここから上はずっと装着したままです。
先週の天気予報では、月曜日、火曜日とも天気は良いはずだったのですが、
そこはあくまで予報。
なかなか思うようにいきません。
前日月曜日朝から入ったメンバーは、良い天気のなかを、別ルート踏査が出来ました。
そして、曇りとなってしまった今日は、なんとか一瞬の晴れ間を期待してスタート。
目指す原始ヶ原入口付近は、登山口から約4kmあります。
右側に布部川の源流を見ながら、樹齢200~300年を誇るアカエゾマツ・トドマツが群生した原生林を歩きます。
雪解けにはミズバショウ・ツルコケモモ・ヒメシャクナゲなどの高山植物が咲き乱れる自然の宝庫です。
途中の大木にはなんと、クマゲラがつついた穴が!!!
いくつかはまだまだ新しいもの。近くにいるかもしれません。(^^)
右に布部川の川音を聞きながら、急な上りも上ります。
ちょっと写真が下手で、雰囲気が伝わりませんが、右手に下がる斜面をトラバース中。
場所によっては結構急で、うっかり転んで滑落し、止まらなければ、渓流の谷底へダイブ!!!
慎重に歩きます。
だんだんと視界が開けてきました。
所々に不思議な自然の造形物も。
さらに視界が開けてきて、ついに原始ヶ原の入り口付近に到着しました。
高層湿原ですが、その姿はまだまだ2m以上はある雪の下。
その湿原から見る、夏の富良野岳はこうです。
そして、一瞬の幸運を祈ってここまで来た結果がこれ。
かすかに山裾が見えてます。
周辺を散策しながら1時間ほど待ちました。
山容が現れた時もありましたが、青空を背景にした写真は、残念ながら撮れませんでした。
おまけに雪も降ってきたので、急いで下山。
また一年後!!(^^)
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