私が活動し始めた当初、
私の管轄内の25校の小学校を順番に回ったのですが、
学校を巡回する際、
事前に学校側に授業を見学させていただきたいとお願いしました。
なぜなら突然外国人がやってきて、いきなり授業を見せろと言えば、
無意識(もしくは意識的)に身構えてしまい、
本来の授業ができなくなる方が多くなると予想したからです。
また、基本的に一人の先生の授業は最低2回見ることにしています。
変な固定観念でその先生の授業をメモできないため。
しかし、中には、どうしても私に授業を見せたくない先生もいます。
それは、日本でも同じようなケースに遭遇したことがあるので、おそらく万国共通ですね。
授業を見てもらうことは、指導力向上をはかる上で、大切なこと。
プライドを傷つけられたくないのか、
他人に観られるとまずい授業をしているのか、
はたまたそう勝手に思い込んでいるのか、
原因は枚挙にいとまがないわけですが、
そのような先生は、決して少なくありません。
こういった際、私は無理強いをしませんし、文句も言いません。
別の教師のところ、もしくは学校に行くことにしています。
ただ、突然授業が見られなくなる場合は、
日程調整ができないため、とても困ります。
例えば、今日。
いつものごとく事前に授業見学に連絡をした上で、
朝訪問すると、突然病欠の連絡がありました。
昨日まで元気にしていたのに、何があったのでしょうか。
おそらく‥?(良からぬ想像をしてしまいます。)
彼女は、ご丁寧にも私にここを指導してほしいというメモを残していました。
私の役目は、教員の指導力を向上させること。
彼女たちの代わりではありません。
そこで、私は、今日、そのクラスで授業を行いませんでした。
何故かと言うと、彼女がいなくなるのは、3回目だから。
ほとんどの先生が何らかのアシストを求めているにも関わらず、
こういったやる気の乏しい先生に時間を割くことは私のなかでできません。
普段あまり活動の残念なところは書かないようにしていますが、
これも現実として、今回記載することにしました。
といっても少し前に載せた、
第4号報告書の記事でも同様の内容を載せているのですがね。
(詳しくはこちら。)
彼らの気持ちは分からなくもないとはいえ、
今日は何とも残念な一日でした。