最近、日本で取り上げられる南アのニュースといえば、
ラグビーW杯関連が中心だとは思いますが、
今週世界で最も大きな南アのニュースは、
なんといってもこれ。
Outcry as Dalai Lama cancels trip-Pretoria news-
チベット仏教のダライラマが
南アのノーベル平和賞(1984年)受賞者デズモンド・ツツ元大主教の80歳の誕生式典に出席のため、
南ア訪問のビザ発行を求めたが、却下された問題。
南ア政府は、「ダライラマの方から訪問を取りやめたもので、
手続き上のミスはない」と見解を述べているが、
南ア最大の貿易相手国である中国に配慮したとの見方が大方を占めています。
当のツツ大主教は、
「現南ア政府は、アパルトヘイト時代よりひどい」と激しく非難。
ちなみにダライラマの南ア訪問の試みは、今回が初めてではありません。
2009年にも南ア政府によりビザ発給を拒否されています。
これには、南ア国民の多くが失望したとされています。
実際、この模様は、南ア国内で、連日取り上げられていました。
私も、何人かの南ア人から、何が起こっているのか、説明を求められました。
それだけ大きなニュースであったことに間違いありません。