最近、いくつかの学校で、次のような光景が見られます。
さっそく写真で紹介。
これが何かわかりますか?
そうです。自転車です。
新品の自転車が、一校あたり50台~100台ほどあります。
通学用目的で、州政府より届いたらしいのですが、
なかなか対応に苦慮しそうです。
問題点を以下に挙げていきます。
①誰がどのような形で使用するのか。レンタルは可能か。
学校曰く、家から遠い子が自転車で通学すれば、便利になるとのことですが、
全校生徒700人~1000人の学校で、誰にあげる(貸す)ことになるのでしょうか。
特に、ものの管理が苦手な南ア人にレンタルしようものなら、
すぐに盗難、転売の恐れがでてきます。
②南アの悪路で使用するのは、不便である。
私もJICAより自転車をレンタルされているのですが、
私の任地の道は、割れたビール瓶やガラス片などが多く、自転車がすぐにパンクしてしまいます。
そのため、自転車がパンクしないような運転は難しいものです。
③サイズが子供用ではない?
今回届いた自転車のサイズは、私が持っているものよりやや小さいだけで、
子どもが気軽に使用できるサイズではありません。
適切なサイズの自転車だったら、よかったのですが。
これらを踏まえると、
今回の自転車配布は、あまり効果がないように感じます。
私が予算管理をするのであれば、教科書が最優先かなと思うのですが、
皆様はどのように感じられますでしょうか。