虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

CDを買って日本を思う

2011-08-24 23:36:34 | Pray for JAPAN

3月に起きた東日本大震災から5ヶ月が経ちました。

今回の大震災の被災した方々の心の傷が、
いまだに消えていないことは想像にかたくありません。

日本を離れて、日本を背負って活動する者の一人として、
世界の人たちに日本の現状を正しく発信することも
私の使命だと日々感じて活動しています。

そんな折、マレラネで気になるCDを見つけました。

『SONGS for JAPAN』です。
(正確にいえば、見つけたのは少し前でしたが、
予算の都合上、購入したのは今日です。)

これは何を隠そう、今回の東日本大震災のチャリティーとして、
世界の有名歌手たちが一堂に会したアルバムです。

今回の震災では、
南アから福島県にレスキュー隊がやって来た話を書きました(リンク)。

南アフリカから、日本に援助が来るなど、驚きましたが、

このアルバムが、私の任地近くのお店でも売られていることにさらに驚きました。

それだけ今回の震災の悲惨さが強かったのでしょう。

私の任地では、いまでも私の顔を見るたびに、
「家族は大丈夫か?日本は立ち直れるのか?」といった
心配の声をかけてくれる方たちがいます。

私も思い出すたびに、日本人の代表としての
「みなさんの助けで、我々は生きている。我々はみな家族だ」と答えるようにしています。

日本からはるか遠い南アからも、
こうやって日本のことを考えてくれる人がいるんだよと、
このブログを使って発信したく、この記事を書きました。


和算に挑戦-3校目-

2011-08-23 23:48:35 | 南ア-算数-

先週の盛大なイベントが明けて、また通常の活動に戻っています。

今月第一週のNationalScienceWeekにちなんで作成した、
算数プリント(リンク)ですが、あれから何校かに営業してまわった結果、
いくつかの学校で同様のことを行いたいとの返事をいただきました。

そこで、今日は、Kamhlushwa地区の小学校で行いました。

この学校は事務員さんとは比較的仲良しの学校ですが、
学校に来るのは、約4ヶ月ぶりでした。

子どもたちも私のことを若干忘れかけていたのが少し残念だったのですが、
実際、帰国までにあと何回、この子たちと会うことがあるのだろうと考えると、
少しさびしくなってきました。

南アにいるのがあと4ヶ月とはいえ、
実際、12月は1ヶ月間夏休みだし、11月はテストなので、
子どもたちに会えるのは、実質あと2ヶ月程度しかありません。

イベントが終わった直後だけに、そんな気がします。

さて、話を元にもどすことにして、

今日もGr.7を対象にペアワークで問題に挑戦しました。

相変わらず問題をよく読まない(もしくは理解できない)子が多数見受けられましたが、
それも今回の問題の意図の一つなので、根気よく考えさせました。

せっかくなので、今回の問題のうち、1問を紹介します。

『マブーザさんは、1人の奥さんと6人の子どもがいます。
子どもは、ターボ、バネーレ、プロミス、ジャブラニ、アヤンダ、プリンスです。
以下の文章から彼らの年齢を全てあててください。
①奥さんは、52歳です。(例として書いています)
②プロミスは、ジャブラニの2倍の年齢です。
③アヤンダは、ジャブラニより3歳若いです。
④バネーレは、ママ(奥さん)の半分の年齢です。
⑤マブーザさんは、奥さんより5歳年上です。
⑥プリンスは、生後10ヶ月です。
⑦ジャブラニが生まれた2000年に、ターボは24歳でした。
⑧今年は、2011年です。』

どうでしょうか?
日本語に訳してみると、比較的簡単ですが、
英語が苦手な子どもたちにとっては、
英語で書かれた問題から内容を読み取るのは、とても困難です。

実際、マブーザさんが5歳と答えたり、
ターボが24歳と答えたりする子がたくさんいました。

英語で書かれた問題の読み取りは、
彼らにとっては算数力以上に苦手な分野と言えそうです。


ブログ閲覧者5万人突破

2011-08-21 15:30:15 | ひとりごと

右側のブログ訪問者数を見てください。

本日、当ブログの閲覧者がのべ5万人を超えました。

今回、4万人から5万人までの1万人は、
約3ヶ月と過去最速のペースでした。

このペースだと、
最終的にブログ訪問者6万人を達成できそうな勢いです。

私も帰国まで、あと4ヶ月ちょっと。

帰国までのカウントダウンが始まってきました。

みなさまからの質問は、随時受け付けております。

今後ともよろしくお願いいたします。

※ここ数日、イベント主催のため、更新が滞っています。
楽しみにしてくださってありがとうございます。
しばらくお待ちください。


JAPAN SCIENCE FEST IN MALELANE 2011-開催校-

2011-08-20 23:18:08 | 南ア-日本文化紹介-

数回に分けて、
8月16日~19日の4日間、私の任地の小学校で行われた、
『JAPAN SCIENCE FEST IN MALELANE 2011』のようすをお伝えしています。

今日のテーマは、『開催校』です。

今回の開催校は、4ヶ所6校でした。(2校合同開催が2ヶ所あるため。)

会場によって、参加した児童数、隊員数などが異なります。

初日はエグプムレーニ小学校で行いました。
参加した児童は、この学校の6年生と7年生合わせて178名です。

この学校は、日本政府の資金援助で建てられた学校で、
日本に対する意識も比較的高く、常にオファーの絶えない学校です。

実施当日は、曇り空と風の影響で、屋外で行うには寒かったことと、
初日だったため、なかなかうまいこと進まず、イベントの成功度は低かったです。

2日目は、ルボルウェツフ小学校で行いました。
参加した児童は、7年生のみで169名が参加しました。

この学校は、前任者が頻繁に訪れていたKamhlushwa地区の学校で、
過去にサッカーの北澤選手がサッカー教室を行ったと聞いています。

この学校では、朝から子どもたちが教室を清掃したり、
先生たちが隊員のために、料理でもてなしていただいたりと至れり尽くせりの歓迎を受けました。

3日目は、スコマンズダル小学校で行いました。
参加した児童は、マツァモ小学校とスコマンズダル小学校の7年生計223名です。

マツァモ小学校は、私の拠点校なので、子どもたちは私のことをよく知っています。
スコマンズダル小学校も、昨年指導経験がある子たちだったので、よく覚えていました。

今回のイベントで唯一のホーム小学校と言える会場でした。

また今回は、JICA職員の方やお隣スワジランドの教育省の方が、
協力隊員の活動のようすを視察に来られました。

最終日は、ザンディーレ小学校で行いました。
参加した児童は、ロティ小学校とザンディーレ小学校の6、7年生計365名です。

この学校はBuffelspruit地区で一番田舎の学校で、
こちらも巡回の要望が強かった学校です。巡回拠点ではありません。

イベント当日は、Visitor校である、
ロティ小学校の生徒たちが予定より遅れるという事態が発生して、
主催者としては、やきもきしましたが、いざ始まってみると、
隊員たちのがんばりと子どもたちの協力によって、とても楽しいイベントになりました。

総括については、後日、改めて書きたいと思います。
(今週末は、疲れをしっかりととりたいので、これにて失礼します。)


JAPAN SCIENCE FEST IN MALELANE 2011-分科会②科学工作-

2011-08-19 21:36:42 | 南ア-日本文化紹介-

数回に分けて、
8月16日~19日の4日間、私の任地の小学校で行われた、
『JAPAN SCIENCE FEST IN MALELANE 2011』のようすをお伝えしています。

今日のテーマは、『分科会②科学工作』です。

前回の記事でも書きました(リンク)が、
今回新しい試みとして行うことになった、分科会。

日本紹介として、『阿波踊り』と『少林寺拳法』を行ったのに対して、
科学隊員は、日替わりメニューで行いました。

まず初日と最終日は、『ストロー笛』。

2日目は、『紙飛行機』。

3日目は、『糸電話と風船電話』でした。

また私は、科学隊員ではありませんが、
この分科会で、現地教師の協力の下で、折り紙を行いました。
(写真は、集合写真のみですが‥)

いずれの日も、1クラス程度の人数に対して、
科学隊員の得意分野の授業を行っていただきました。

とても有意義な企画になったと思います。