
望洋−92(日米交渉)
54.日米交渉 キーナン首席検察官の東條への尋問は、開戦前の日米関係に及んでいく。 その尋問内容を記述する前に、悪化した日米関係を改善しようとした日米交渉について触れておく。 ...

望洋−91(米内内閣崩壊の理由)
51.東條の個人反証(続き5) 51.6.米内内閣崩壊の理由 51.6.1.米内内閣 米内内閣は、阿部信行(第36代総理大臣)内閣の総辞職の後に出来た内閣である。 軍事参議...

望洋−90(満州、支那事変)
51.東條の個人反証(続き4) 51.4.満州、支那事変 昭和21年12月31日(水)に休廷となった審理は、昭和22年の審理は1月2日(金)から再開された。 キーナンの尋問は...

望洋−89(三国同盟(昭和天皇独白録))
52.三国同盟(昭和天皇独白録) 東京裁判からひとまず離れて、日本が対米開戦を決断した一つの理由とされる三国同盟が締結されるまでの、日本を取り巻く情勢を述べておく。 この三国同...

望洋−88(東條への反対尋問)
51.東條の個人反証(続き2) 東條被告に対する検察の反対尋問は昭和22年12月31日から翌年の1月6日まで続いた。 以下東條被告の尋問内容のうち興味を唆られた内容を記述する。...

望洋−87(極東軍事裁判審理開始)
裁判審理経過 昭和21年(1946年)6月4日から審理が始まり、検察側の立証が開始された。 この検察側の立証は翌年1月24日に終了し、引き続き弁護側の反証が始まった。 弁護側...

望洋−86(米国人弁護人−2)
50.米国人弁護人−2 50.1.2.ブレイクニー弁護人 続いて証言台に立ったのはベン・ブルース・ブレイクニー弁護人だった。 ブレイクニー弁護人は、まず戦争は犯罪...

望洋−85(米国人弁護人)
50.米国人弁護人 極東軍事裁判の被告には英米法に精通したアメリカ人弁護士の協力が必要であるとの要請が日本側から出され、マッカーサーが25名の派遣を承認したものであった。 果た...

望洋−84(裁判所の管轄権)
49.極東軍事裁判の管轄権 49.1.罪状認否 極東裁判の開廷から3日目に審理が開始され被告人の罪状認否が始まった。 検察側から示された罪状を被告人が認めるか否か、ここでは一...

望洋−83(極東軍事裁判開廷)
48.極東軍事裁判開廷 48.1.開廷 昭和21年5月3日(金)午前11時20分、極東軍事裁判が東京の旧陸軍省内で開廷した。 ヴァンミーター執行官による開廷宣言に続き...