山梨県北杜市武川町山高という所の実相寺
境内には樹齢2000年と言われる「山高神代桜」が聳えています。
国指定天然記念物で日本最古の桜といわれています
【1922年】国指定天然記念物第1号に指定される
【1959年】台風7号により、太枝の折損など甚大な被害を受ける
【1971年】作家、水上勉が樹勢回復を速やかに施すように訴える
【1971年】實相寺や村の教育委員会を中心に桜を
回復させようという動きが始まる。支柱の設置、参道の改修
【1984年】櫓(屋根)の設置
【1990年】新日本名木百選に選ばれる
【1992年】樹木医の観察の結果、「重症」であることが指摘される
【1994年】枯れた太枝の除去と腐朽部の外科手術
【2002年】山高神代ザクラ樹齢回復事業検討委員会が組織され
樹勢回復が本格的に検討され、計画がまとまる
【2003年】樹勢回復工事開始
【2006年】樹勢回復工事が終了(4年間)
【2014年】大雪による境内桜の被害
(神代桜略年表からお借りしました)
おそらく大正時代と思われる写真には木に数人登っている
写真も見られますが、今は衰えも激しく添木、板などで漸く
支えられている感じがして正直、痛々しい感じがします
2000年の気の遠くなるような長い間、何を見て何を感じて
今まで来たのでしょうか?
数本のチューブで漸く生命を維持している生かされている人のような
感じさえして写真を撮るのにも躊躇したほどです
近くには「三春の滝桜」や「薄墨桜」の小桜が植えてあり
一度に日本の三大桜が見ることが出来るようになっています
そして宇宙に旅立ち、地球に戻った神代桜の宇宙桜も
公開されています
そんなこんな思いでしんみりしていましたが、
道路一本挟んだ向こうには「ワッフル、山菜のお漬物、」
「ドライフルーツ、玉こんにゃく」などの出店が並び
急に空腹を覚えそれぞれ好きな物を買いお互い分け合って
沢山の味を楽しみました
甲府に戻り甲府城の天守台跡地から再びの富士山です
日が落ちて輪郭がはっきりとして飽きずに眺めて、、
駅前に戻り、お土産の買い足し(笑)
(この写真に写っているのは神代桜ではありません)