こんにちは。
前回の父母介護記のつづきです。
今日のポイントはひとつです。
〇父母が自分でできることは、自分でやってもらう。
どんなに動作が遅くても、父や母が誇りをもってやっていることは自分でやってもらいました。ぎりぎりの時間まで見守ってあげることです。
父が好きなことは、ごはん炊きです。父は自分の食べるご飯を自分で炊きます。炊くことに誇りをもっているようです。毎朝、自分のやり方で炊きます。おかずがあまり無くてもご飯だけはしっかり食べます。
小生も父が炊いたごはんを食べたことがあります。柔らかくて甘くておいしいです。父は学校を卒業してからいままでお米つくりで一生を過ごしてきました。お米を扱う姿に迫力があります。
母の場合は、乾いた洗濯物をこむことです。現在は施設に入っています。父が自宅で介護していた時は、母はヘルパーさんが干した洗濯物をひとつづつ 洗濯ばさみから外して自分なりに畳んでいました。畳み終わると満足そうでした。
こんなふうに本人ができることをやってもらえば、本人が運動できるし、充実感をもつこともできるし、周りの人の負担も減るので一石三鳥です。
話はちょっと変わります。
ろうや難聴や中途失聴者も、やりたくてもなかなかできないもどかしさを感じています。
難聴者だって、筆談をしてもらえればたいがいの仕事はできます。時間がかかるかもしれませんけれど、ろうや難聴や中途失聴者も健康な方と一緒に仕事をしたいです。しかし、ほとんどの耳の健康な方は筆談で説明することをいやがります。おそらくめんどうくさいのでしょう。悲しいことです。文字起こしアプリのさらなる進歩を願います。
今日もいい日でありますように。