こんにちは。
自分たち難聴者の生きずらさを説明できる「ツナガル・ブック」という本が、NTTテクノクロス(株)様から無料公開されました。
また、本を希望する方へNTTテクノクロス(株)様が郵送してくださるそうです。詳細は下のリンクをご参照ください。
NTTテクノクロス公式HP ツナガル・ブック ↓
ツナガル・ブック郵送について↓
こちらの画面の一番下の左側 「企業・一般の方」向けの「お問い合わせはこちら」ボタンを押します。冊子を希望しますとお問い合わせをします。この時、個人情報を記載する必要があります。理由も書いた方がいいようです。
(要点)
〇ツナガル・ブックは、会社勤めにおいて健康な人が難聴者の気持ちを理解するのに役立つ。健康な方が読む本。
〇いままで、難聴者の困りごとを理解してもらえる本がなかった。
〇読むことを強制するものではない。でも、読むことで難聴者がどんなふうに困っているか理解が深まる。
もし、小生が難聴にならなかったら、他人が笑顔の裏に隠している 生きずらさからうまれる辛い気持ちに一生 気付けないまま終わったと思います。ババ抜きでババを引いてはじめてその辛さに気付けます。誰でも障害を持つのはいやです。
穏やかに生活しているように見えても、実は激しい競争にさらされているのが会社勤めです。毎朝、笑顔で挨拶を交わしても、会社員は毎日競争にさらされています。本人が運悪く障がい者になり出世競争をあきらめても、今度は道具としてうまく使おうと考える非情な上司が現れます。こんな上司は本人の人間的な成長を考えていません。
会社が辛いのは勤めることでお金がもらえるので、規則の限度期間以上は休めないことです。体を壊して競争に敗れ退職していった仲間が何人かいました。小生も健康だった時、退職していった仲間のその後の生活をサポートする行動はしませんでした。自分の仕事で精一杯でした。今は実感として退職者の辛さがよくわかります。
そんな会社員に良い本がでました。対象は難聴者です。就職や転職した時、上司とのコミュニケーションに困ったとき、「この本のこの部分を読んでくださいね。」と渡せば済みます。いちいち出会う人ごとに同じ説明をする必要はもうないです。
難聴者がどんなふうに困っているのかを周りの方にいちいち説明することは本人にパワーが必要です。そして、これらはこころの機微にふれる話なので説明がしずらいんですよね。
この本を公開してくださった NTTテクノクロス(株)様と関係者の皆様にこころより感謝いたします。
ありがとうございました。