難聴たすけ隊

おもにシニア難聴者のため、自分ができるご奉仕をさせていただきます。ただただ困っている難聴者のために…。その心を癒したい。

耳42 実際に補聴器を1割の負担で購入しました。障害者総合支援法。

2023-08-26 15:28:14 | 難聴
 こんにちは。
 ご訪問ありがとうございます。
 今回のブログが役立つ情報となることを願っています。

 2022年6月20日の小生ブログで、補聴器を1割の負担だけで購入する方法を紹介しました。今回その手続きを自分でやってみました。
 補聴器購入費の補助を受けるためには、

   〇身体障害者手帳を持っている必要があります。


1.概要
 申請した結果、片側の補聴器だけ1割負担で作ることができました。もう一方は全額自己負担でした。

 まず、補聴器でお世話になっている㈱〇〇補聴器さんに、補聴器清掃の日を利用してどう手続きしたらいいか相談しました。そうしたところ小生の身体障害者手帳の障害等級が6級であり、6級では県の審査が通らないかもしれないですと言われました。腰を据えて身体障害者手帳の身体障害者等級の更新から始めることにしました。
 次に日付ごとに手続きの流れを書きました。

2.流れ

2023/4/3
 活動開始。市役所の社会福祉課へ行き、補聴器購入費の補助申請のため「補装具費(購入・修理)支給申請書」と「補装具意見書」の2つの書類をもらった。

 さらに「身体障害者手帳交付申請書」と「診断書(聴覚用)」ももらった。こちらは身体障害者手帳(以下手帳とします)の身体障害者等級を更新するための書類。


2023/4/7
 はじめて身体障害者手帳を作った時の病院で事情を話して、1回目の聴力検査をした。約1週間後に2回目の聴力検査をした。


2023/4/18
 2回目の聴力検査をやって身体障害者等級は6級から2級に上がった。つまり聴力が落ちていた。
 お医者様に手帳用の診断書と補装具意見書の作成をお願いした。用紙は市役所で入手のものを渡した。両方で料金1万円。郵送を希望した。あとは到着を待つのみ。


2023/5/10
 手帳用の診断書と補装具意見書が郵送で届く。その日の内に市役所へ行って手帳の申請をした。申請が完了し、手帳が5月中にできあがるでしょうとのこと。


2023/5/26
 新しい2級の身体障害者手帳ができた。6級から2級への変更点の説明を受けた。説明を聞いた後、その日のうちに記入済みの「補装具費(購入・修理)支給申請書」と「補装具意見書」を市役所の方に渡して補聴器購入費の申請もした。
その夜、メールで㈱〇〇補聴器へ見積書の作成をお願いした。


2023/5/30
 ㈱〇〇補聴器から補聴器の見積り書完成のご連絡があり、㈱〇〇補聴器へとりに行った。自宅から市役所へ郵送した。


2023/6/30
 補助申請が県を通り、補聴器の「補装具費支給券」が自宅に届いた。


2023/7/12
 市民ホールで㈱〇〇補聴器の補聴器定期点検会があった。その場を利用してどのような流れで新しい補聴器を作るか打ち合わせした。
 この時に聴力検査もし、イヤーモールドの型も採取した。㈱〇〇補聴器から機種のご提案があった。8月に入ったらお店を訪問することをお話しした。


2023/8/8
 ㈱〇〇補聴器で新しい補聴器を無事購入した。


2023/8/17
 今のところ補聴器に問題ない旨、担当の方にメールで連絡し現在使用中。

サルスベリ 花言葉「雄弁」

3.感想
 お安く補聴器を購入できて正直にうれしかったです。意外だったことは、左右両方ある補聴器の片方しか補助の対象にならなかったこと。県によって予算の関係で補助のやり方がちがうのでしょう。
 時間の関係で書類の郵送を多用しました。書類を取り寄せてから補聴器ができるまでに約4カ月かかりました。直接書類を持ってまわればもっと早くできたかもしれません。

ご訪問ありがとうございました。
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耳41 重度難聴者の老父母介護記(2023/8/3)

2023-08-03 19:30:41 | 難聴
 こんにちは。
 前回の父母介護記のつづきです。

 今日のポイントはひとつです。

〇父母が自分でできることは、自分でやってもらう。

 どんなに動作が遅くても、父や母が誇りをもってやっていることは自分でやってもらいました。ぎりぎりの時間まで見守ってあげることです。

 父が好きなことは、ごはん炊きです。父は自分の食べるご飯を自分で炊きます。炊くことに誇りをもっているようです。毎朝、自分のやり方で炊きます。おかずがあまり無くてもご飯だけはしっかり食べます。
 小生も父が炊いたごはんを食べたことがあります。柔らかくて甘くておいしいです。父は学校を卒業してからいままでお米つくりで一生を過ごしてきました。お米を扱う姿に迫力があります。

 母の場合は、乾いた洗濯物をこむことです。現在は施設に入っています。父が自宅で介護していた時は、母はヘルパーさんが干した洗濯物をひとつづつ 洗濯ばさみから外して自分なりに畳んでいました。畳み終わると満足そうでした。

 こんなふうに本人ができることをやってもらえば、本人が運動できるし、充実感をもつこともできるし、周りの人の負担も減るので一石三鳥です。

 話はちょっと変わります。
 ろうや難聴や中途失聴者も、やりたくてもなかなかできないもどかしさを感じています。
 難聴者だって、筆談をしてもらえればたいがいの仕事はできます。時間がかかるかもしれませんけれど、ろうや難聴や中途失聴者も健康な方と一緒に仕事をしたいです。しかし、ほとんどの耳の健康な方は筆談で説明することをいやがります。おそらくめんどうくさいのでしょう。悲しいことです。文字起こしアプリのさらなる進歩を願います。

 今日もいい日でありますように。
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