ポルシェカイエンSとはこんな車 情報【carview】
カイエンはポルシェ初のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)として2002年9月に発売された。オンロード走行での優れたダイナミクス性能と、オフロードでの卓越した走破性を兼ね備えている。4WDシステムはポルシェ・トラクション・マネージメントで、通常の走行時には38:62の割合で前後に駆動力を配分するが、電動モーターで作動する電子制御式の多板クラッチにより運転状況に応じて必要であればフロントまたはリアの一方に、100%までのトルク配分が可能だ。路面の状況とドライビング・スタイルに応じてダンパーの減衰力を無段階に調整するアクティブ・サスペンション・マネージメント、車高を6段階に設定することができるライドハイトコントロール機能を用意するなど、あらゆる状況での最適な走行を可能とする。リアシートは40:60の分割可倒式。簡単な操作でバックレストを完全にフラットな状態まで折り畳むことができる。インテリアはこれまでのポルシェのスポーツカー同様、ドライバーを中心に包み込むようなデザインだ。全車にレザー・インテリアが設定されている。エンジンはV型8気筒DOHCの4.5リッター。組み合わされるのはグレードに応じ、6速のMTまたはティプトロニックSとなる。トップモデルのターボSには521psのエンジンを搭載し、発進から100km/hまでに要する加速タイムはわずか5.2秒。
V8・4.5 ティプトロニックS 4WD
最高出力 (ps/rpm)
385 / 6200
最大トルク (kgm/rpm)
51.0 / 3500