濱の風

新極真空手木元道場的「日々の発見」

現在冬休み中です!

2011年12月27日 22時17分37秒 | 職員
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?


新極真会神奈川東横浜支部では、12月27日(火)から1月6日(金)までの間、
冬休みを頂いています。

全道場休館となっていますので、道場生の方は気を付けてください。


それでは、良いお年を!
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遅くなりました、木元道場版ポーランドレポートです。魔沙闇(ましゃーん 鈴木眞之)です。

2011年12月05日 14時48分02秒 | 試合
ポーランドレポート

それは7月の中頃、木元道場が夏休みのことだった、私が目黒にいる友達の田村君の家に遊びに行っている時のことだった。
確か10時頃だった、猛烈に眠い状態だった。柏木先生と田村君と朝6時まで飲んでいたから・・・。寝たのが7時くらいだったんじゃないだろうか、故に眠すぎた。
そんな朝10時に携帯が鳴り響いた、怒りにも似た感情が私の中を駆け巡った。

『おはよう、ポーランド行って来いよ』

木元師範からのモーニングコールだった、私の怒りにも似た感情は一瞬にして、夏休みなのに仕事に遅刻でもするんじゃないか!?と言う、とても慌てふためいている精神状態に様変わりした。
・・・、ん!?それにしても(ポーランド行って来い!?)何か、おかしな単語が混じっているような気がしてならない。私の慌てふためいている精神状態では冷静なものの解釈など出来る訳もなく、さすがに

『押忍?』

聞き返す他なかった。

『ポーランド大会出場の推薦を緑代表がくださったから行って来い、こういう武者修行は必要だ』

私に考える余地はなかった。

『押忍、行って参ります、頑張ります』

それは慌てているとか、寝起きだとは関係無しに、しっかりと冷静さを取り戻した結果で、その答えを即答できた。
当時は、6月に大阪で行なわれたウエイト制大会で自分の思うような結果に結びつかず、少し自暴自棄に入っている時でもあった、世界大会の代表選手に選ばれたいが一身で稽古に取り組んできたがダメだった。
そんな時にこんな素晴らしい話が舞い降りてきた。
話を聞くと、どうやらポーランド大会は11月らしい、稽古に取り組む気持ちが再加熱した。
今まで金沢文庫道場での吉岡先生と週1回の稽古を週2回に増やしてもらい、ジムでのトレーニングも行った。
その間にも精神的な波があり、調子よく稽古ができたり、調子が悪い稽古もあったり、先生を悩ませてしまうようなこともしばしばあった。だからこそ見つかったものもたくさんあり、自分の良いところ、悪いところ、治すべきところ、伸ばすべきところと見つかった。話が飛ぶが、このポーランド大会(kokoro cup5)に臨むまでの,この期間は自分にとって掛け替えのない時間となった。
11月になり、ポーランド遠征の詳細がわかった。塚本支部長、山本和也君と自分の3人での遠征、とても心強かった。

予定は以下の通り

11月17日(木)
06:28戸塚駅発の成田エクスプレス乗車
10:25成田国際空港発
14:15ドイツ・フランクフルト空港着
16:55ドイツ・フランクフルト空港発
18:35ポーランド・ワルシャワ空港着
(ポーランドとの時差は8時間、日本が正午の時、ワルシャワは同日の午前4時)

11月18日(金)
07:00TV収録(塚本支部長)
朝~20:00観光
20:00健康診断
21:00選手説明会

11月19日(土)
14:30~15:30塚本支部長によりセミナー
17:00~21:00 kokoro cup5
21:00~25:30さよならパーティー

11月20日(日)
11:00~13:00塚本支部長によりセミナー 第1部
13:30~14:30昼食
16:00~18:00塚本支部長によりセミナー 第2部

11月21日(月)
09:00~17:00ワルシャワ観光

11月22日(火)
09:35ポーランド・ワルシャワ空港発
11:35ドイツ・フランクフルト空港着
13:25ドイツ・フランクフルト空港発
08:25成田国際空港着
10:15成田国際空港発<成田エクスプレス>
11:55戸塚駅到着

 そして出国当日11月17日(木)をむかえた。遅刻こそしなかったが成田国際空港に到着したのは、恥かしながら私が一番遅かった。今日は移動のみだったが十数時間の旅は非常に疲れた。

 11月18日(金)、時差に慣れず一日ボーっとする。夜の健康診断と選手説明会で今大会のルール説明が行われた。通訳の方が日本語で丁寧に説明してくれた。なにやら勝った選手が怪我等のアクシデントで次の試合に出場不可能になった場合、敗者が次の試合に出ることが出来るルールのようだ。この時はなんとなく話を聞いていた・・・。

 11月19日(土)塚本支部長のセミナーを見学し、大会まで準備をする。想像以上に大きな大会だった、出場選手もヨーロッパ大会上位入賞者や第10回世界大会出場選手のマシエ・マズール選手やマレック・オドゼニアック選手、ジョルト・バログ選手、ミンダウガス・パヴィリオス選手など強豪揃いだった。
 自分の初戦はリトアニアのアレフレダス・ヤクタス選手だった。本戦0-0引き分け、延長戦3-0で判定勝ち、緊張していることもあり体が動かなかった、相手の上段廻し蹴り、上段膝蹴りのクリーンヒットはなかったが、ガード越しに顎に自分の手が当たりほんの少しだけ歯が欠けたりした。
 2回戦はカロル・シエルスク選手、本戦0-0、延長1-0(自分に1)、再延長1-0(自分に1)、体重判定10kg以上の差なし、最終延長5-0で勝つことが出来た。右足の膝蹴り、廻し蹴りをよく出す選手だった、右足の蹴りのフェイントで左の下突きを出してきた、その突きがよく当たってしまった、前年のkokoro cupで4位の選手だったようだ。
 3回戦は第10回世界大会で逢坂祐一郎選手に勝ち、ベスト32までいったマシエ・マズール選手に当たった。本戦0-0、延長は顔面殴打2回で減点1がマズール選手に与えられた、2回目の顔面殴打が危険とみなされ、自分がドクターストップ扱いになった。結果マズール選手の反則負けになった。自分はまだまだ闘えたと思っていたが試合続行不可能とみなされ4回戦(決勝戦)に進むことが出来なかった、前日の選手説明会でもあったように、『怪我等のアクシデントで次の試合に出場不可能になった場合、敗者が次の試合に出ることが出来るルール』が適用された。決勝戦にはマズール選手が出場した。良い勉強になった。自分の弱いところというか、駄目なところがよくわかった。次に活かしていきたい。
 結果自分は3位になることが出来た。満足いく結果では全くない、が、しっかりと受け止めてワールドカップに出場し、そこでこの悔しさを晴らしたい。
 その後、閉会式が行われ、さよならパーティーが行われた。スシが出された、びっくりした。味は・・・。師範、支部長、選手、スタッフの方々と食事をし、会話をし(通訳越しにだが)絆、友情がより深まった。全てを含めてよい経験、体験が出来た。
 
 11月20日(日)塚本支部長のセミナーを自分も受講させてもらった。試合直後で体も痛いところが多かったが、できる事をやった。とても勉強なった、稽古に対する意識がだいぶ変わった。これからの稽古に活かしいきたい。夜は朝まで飲んだ、とても楽しい時間だった。
 
 11月21日(月)は一日観光の日だった。マズール師範(マシエ・マズール選手の父)とマレック・オドゼニアック選手にワルシャワをくまなく案内して頂いた。ポーランドの歴史、街並みなど色々と教えてもらった。夜はまたポーランドの支部長、先生方、稽古生、大会のスタッフ人達とレストランで食事をした。自分はとにかくビールを飲んだ。ジョッキの大きさにまた驚かされた。ジョッキ1杯1リットルあるそうだ。注がれるがままに4回飲んだ。4リットル飲んだことになる。飲みすぎた。明日は帰るだけだと言うのが仇となった。しかしとても楽しい時間を過ごすことができた。
 11月22日(火)案の定ひどい頭痛と、下痢に襲われた。しかしそれも良い思いでとなった。帰りも当然十数時間の旅になった。山本君も忘れられない時を経たのではないだろうか。現地で18歳の誕生日を迎えたのだから。

今回このような機会を私に与えてくださり誠にありがとうございました。今回の経験をいかし、これからの空手人生をもっともっと充実したものにしていきたいと思います。
緑代表をはじめ、木元師範、道場生のみなさん本当に有難うございました。



写真はまた今度アップします。



コメント (2)
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