小学3年(1976年)から熱狂的な大相撲ファンになった自分です。
当時は第54代横綱の輪島大士、第55代横綱の北の湖敏満の輪湖時代でした。
その他には大人気の貴ノ花(大関)、さらには旭國、後に第57代横綱に昇進する三重ノ海、
第56代横綱に昇進する若乃花(当時は若三杉)、鷲羽山、荒勢、高見山、増位山、大鷲、
若獅子、豊山、北瀬海、大受、魁傑、金城、富士櫻、金剛、青葉城、栃東、大潮、長谷川、
黒姫山、麒麟児、双津竜、魁輝、玉輝山、青葉山、播竜山、羽黒岩、玉ノ富士、大峩、小沼、
そして翌年からプロレス界に転向し、ミスター・プロレスと称される程にになった天龍
といった力士達を憶えています。
この本のタイトルになる 栃若(第44代横綱、栃錦清隆、第45代横綱、若乃花幹士)時代はこの20年程前になります。
昭和26年夏場所の初対戦から昭和35年3月の両者千秋楽全勝対決まで両者の対戦成績は栃錦の19勝15敗。
歴史に残る名勝負、昭和35年3月、史上初横綱同士の千秋楽全勝対決は若乃花の勝利。
幕内優勝回数は共に10回ずつ。
大正生まれの栃錦(1925年)、昭和生まれの若乃花(1928年)
横綱昇進は3歳上の栃錦が3年3ヶ月早い。
偉大なる小兵力士二人の対決を軸に戦後低迷していた大相撲界の黄金期が築き上げられました。