人生を変えた出会い。

私は、独りで生きたことはなかった。
一人で、大阪で生きることになって自殺するぐらいつらかった。

生きるのがつらすぎるので、いつも死ぬことばかり考えていた。
そして、家族で楽しくいる人々を見ると、とてもつらかった。

人生は一人でいきているんだ、そして孤独なんだといつも考えた。
そして、二度と幸せになどなれないと感じていた。

そしてこの町に来て、絶望を感じていた。
みんなが、いきることよりも、酒と薬におぼれていたからだ。

そして、犯罪に手を染めている人々をたくさん見た。
身分で行ったら、昔ならえた、ヒニンといわれるほど、すごい人々を見た。

人生は、生きることのほうがつらいのだ。
生きるのは、地獄だと感じた。

酒におぼれて、薬を買う人々がたくさんいた。
そして、薬により、体がおかしくなる人がたくさんいた。

そんな中で、いかに人間を助けることに喜びを感じている人がいた。
神々しいまでに、人生に脱落した人々を、助けていた。

ホームレスを、汚いとも思わずに、髪の毛をきってやったり。
食事を与える人々がいた。

それは、何の意味もないように感じた。
しかし、助け合って生きている人々の、笑顔が会った。

少しの間、奉仕ということをした。
何もできない自分が、誰かを喜ばせることが、生きることにつながった。

人生は、今も一人きりだ。
でも、だれかのために、何かをすることが、生きる孤独から救われたのだ。

馬鹿にされてもいい、つまらないことでも、助け合うことがいいことだとわかった。
人生は、一人ぼっちだが、たくさんの孤独な人々があつまれば、いきていかれるのだ。

地獄のような光景の、公園でいつも、人々がたむろしている。
孤独だから、あつまっているのだろうか。それとも、なにかをもとめて。

わたしのように、家族を失った人々がたくさんいて、孤独の中でひと時のやすらぎをみつけるために。
いつものように、人々は、救いたいいろんな人々に、助けられている。

地獄の公園は、いつも、おいしい食事がでる。
地獄の公園で、いつも、楽しそうな声が聞こえる。

わたしは、最低で最悪な場所に来て、一人で生きることの不幸よりも、一人で生きられることの喜びをかんじた。
体が動くうちは、孤独な人々の何かの助けができるなら、残りの人生を生きられる気がした。

おばあちゃんになっても、孤独な老人であっても、体が動くなら。
一個のおにぎりを、誰かに与えて、しあわせになってもらえるなら、生きていける気がしたのだ。