部落について、私の考え。

愛知県の小さな町に生まれた私は、貧乏で毎日の食事にも困るほどの家庭でしたが、の人ではありませんでした。というのは、何なのかわかったのはそれからだいぶたった３０代の頃でしたね。

とは、私の感じた最初の意味は、田舎の集落としかおもえなかったのです。後々大変な差別偏見に満ちた言葉であり、地区であるとわかったのは、ラジオの一言でした、ラジオから、「だんながの人でしたが、結婚しました」そうなんです。

意味が最初は田舎の人と、結婚したぐらいにしかとれないものでしたね、ところがの人は、いろいろな差別があり、結婚をすることさえ難しいなんて驚くことを本を読んだりして発見しましたね。

江戸時代から、いやな人のやらない仕事を押し付けられて、そして川べりにすまされ、名前もなく人間扱いされない、エタ、ヒニン、などという身分差別にあっていた子孫がに住んでいる今の人々であると知ったときに、唖然としました。

人間に上下関係、貧乏な自分には、それぐらい惨めな人生だったけど、たとえ金持ちでもすごい差別があり、決して消すことのできないものであるとわかったときに、なんだか生れ落ちたところが、たまたま普通のところであった自分がよかったとも思いました。

大阪に来て、と呼ばれるところに行って見ました。団地が立ち並んできれいな町並みですだから、表向きに見えない差別に思えました、仕事による差別も感じていましたが、それでも人間性のいい人なら、結婚もできるし、いい仕事も恵まれるとおもっていたのですが。

それが、違うとわかったときに、なんて古臭くて悲しい人間のさだめを感じてしまいました。
どこも違わない人間に、印もないのにどうして生まれたところだけで、差別するのだろうと、そして、の人々もいじめられてきたために、人間不信になり守りに入る有様です。

私は、ははっきり言ってわからないことばかりですが、人間性がよくて、思いやりのある人なら、であれなかれ、結婚してもかまわないと思いますね、自分の子供が好きな人がいい人間であれば、差別に負けない自信があれば、反対はしないとおもいました。

しかし、精神的に頑健でなければ、差別は超えられないでしょうし、人はは他の人を差別して、在日の人々は、を差別してます。
違う育ちの人々は、差別しあうわけなんですね。

だから、私はみんな仲良くできるとは思えません。でもせめて自分の好きな人大切な人を守れない人は、結婚しないでほしいですね。そしてその大切な人を食べさせられない人も、結婚してほしくないですね。

の人であれ、一般の人であれ同じ事と思いますね。
人間は弱いものだから、自分より弱いものを見て安心して、差別します。
それは、一生続くものですから、あきらめるしかないことですね。

差別はなくならないとおもいます。
人間の心の汚さが、なくならないからです。
人をいじめて楽しむ心が、人間の強欲な精神からなくなることはないからなのですね。