『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/10\20分)

2024-10-25 21:39:22 | 日記

ウルトラマンアーク

第9話「さよなら、リン」は、サブタイトルに名前が入っているリンさんが主軸で、なおかつ、切ない思いで胸がいっぱいになるストーリー展開になっていましたね。相も変わらず、子供には難しいかもしれませんが、大人には結構、刺さってくる感じでした。

サブタイトルが、ちょっと不安を煽るようなものだったので、リンさんの命に危険が及ぶのかな、と視聴する前は不安でした。幸いと言っちゃ何ですが、リンさんは死ぬような目には遭いませんでした。ただ、ある意味、死ぬよりも辛い目に遭ってはいました。

実際のとこ、人それぞれではあるでしょうけど、青春時代に、自分の進みたい道を示してくれ、また、淡い恋心も含んだ憧れを向けていた、恩人と言っても差し支えない相手に、裏切られるのは死ぬよりも辛い事でしょうねぇ。そんな事はありえない、と信じたいけれど、証拠の全てが、リンさんの恩人でもある山神が、怪獣細胞の横流し事件の犯人である、と示していました。

山神が犯罪に手を染めた理由が、自分の研究費を得るためだった、ってのも、これまた、リンさんに、やるせなさを感じさせたでしょうね。最初、私は、山神が自分の子供が難病を患ってしまったがゆえに、自分の中にあった正義を曲げてでも、その治療費を得るために、怪獣細胞を横流しに手を染めたのかな、と推測していました。その理由なら、犯罪に手を染めていいって訳ではないですがねぇ・・・自分の中の正義に従い、辛さを乗り越え、恩人を”裏切った”事実に落ち込むリンさんを、懸命に励ますユピーが、実に癒しでした。やはり、AIにも、人を思い遣る心が宿るんですね。

今回、ウルトラマンアークが戦った怪獣が、昭和ウルトラマンシリーズが好きなファンには嬉しい、透明怪獣・ネロンガと地底怪獣・パゴスっていう、懐かしい(?)顔触れでした。今の子からすると、この二体の怪獣のデザインは野暮ったく感じるかもしれませんけど、そこが、妙に良いんですよね。ネロンガの透明化能力、パゴスの分子構造破壊光線って長所も、これまた、怪獣好きの琴線に触れまくります。何だかんだで、息の合った連携を魅せてくるネロンガとパゴスに苦戦させられるアークでしたが、スピードを犠牲にして防御力をブチ上げているソリスアーマーで電撃と光線に耐え、間髪入れずに、アークアイソードにルナアーマーキューブを装填し、エネルギーの刃を放ち、二体を両断した瞬間は痺れました。まぁ、一瞬、「え、白い月牙天衝?!」とは思っちゃいましたがw

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ34「夢を運ぶクルマ」、まさカーの衝撃的な事実が明らかになりました。

前回、玄幡さんがブンブンジャーに復帰し、ブンブンジャーとしての絆がグッと強まったな、と感じさせてくれたのに、ここで、その絆を揺らがせるような情報をブッ込んでくるとは、さすがです。

玄幡さんとの会話や、これまでの言動から、ブンブンも何らかの重い事情を抱えちゃいるんだろうな、と大体のファンが推測しちゃいたでしょうけど、まさか、かつて、ハシリヤンの一員で、その上、ボスのお気に入りだったってのは・・・

ただ、一つ、ホッとしたのは、それを知っても、未来たちが驚きながらも、ブンブンに敵意を向けず、絆が壊れなかった点ですね。まぁ、仲間っつーより、ライバル的な立ち位置でもあるビュンディーは、ブンブンが一時とは言え、敵方にいた事に動揺を隠せず、その激しい感情をブンブンへぶつけ、その場を半ば逃げるようにして去っちゃっいましたが。果たして、ビュンディーはブンブンを許してやることが出来るんですかね。

個人的に気になるっつーか気懸りなのは、サンシーターの事。ディスレースの口車に上手く乗せられちゃって、ブンブンジャーへの憎しみを募らせちゃってましたね。精神年齢が最も稚拙な感じのヤンヤンヤルカーだけは、根本的な原因はマッドレックスを復活させたディスレースにある、と気付いてはいるみたいでしたけど。サンシーターには、可能なら、最後まで生き残って欲しいし、どうせなら、ブンブンジャーと共闘もして欲しい派としちゃ、どうなるか、不安です。それに、大也の恩人である内藤も不穏な動きを見せてますし、今後の展開から、ますます、目が離せませんね。

 

仮面ライダーガヴ

第8話「デュアルチョコレイト」は、冒頭でヴァレンvsグロッタ、終盤でガヴ&ヴァレンvsディーンのバトルで魅せてくれただけじゃなく、幸果のキャラの強さも、しっかりとアピールしてくれるストーリーになっていましたね。

ストマック家長女、つまり、敵幹部なんですから弱い訳はないんですが、まさか、ここまで強いとは、グロッタ姉さん。ヴァレンが、まだ、戦闘慣れしていないって点を差し引いても、実力差がエグい、と言うしかありません。本来であるなら、両手で扱うべき大鎌を片腕だけで軽々と振り回すトコだけじゃなく、ゴリゴリの肉弾戦スタイルってのは、度肝を抜かれました。その強さゆえの驕りなのか、圧倒したヴァレンにトドメを刺さなかったのは、後々に響きそうですが、却って、ヴァレンのリベンジマッチが楽しみになりました。

予想外って意味合いでは、今回のジータとシープに下された処分ですね。ここまで、適切な報連相をされてこなくて、若干、蚊帳の外感が漂っていたランゴ兄さん。一部のファンからは、令和の貴虎とまで言われてます。そんなランゴ兄さんが、やらかしていた上に、その失敗を隠し、誤魔化す事すら失敗していた弟妹をクビにしたのは、決して、厳しくはないでしょう。10話前に無職になってしまった双子、果たして、どうするのか。しばらく無気力となるのか、自棄になってぶっ飛んだ手段で挽回しようとするのか、それとも、嫌気が差して、どちらか、もしくは、二人して、人間界に移住するのか。

今回、ストーリーの主軸になっていたのは、言うまでもなく、幸果でしょう。明るく、奔放で、天衣無縫、と感じさせる性格の彼女ですが、彼女なりに、自分はまともに苦労していないから、人の気持ちが理解できず、つい、悩んでいる相手の心に踏み込み過ぎて、逆に怒らせてしまうんじゃないか、と悩んでいました。苦労云々はともかくとして、人の気持ちが理解できてないって事はないでしょう。ホントに、他人を慮れない人間は、相手の心に踏み込み過ぎた事を自覚しないし、落ち込みもしません。むしろ、自分が心配してやったのに、キレるなんて理不尽だ、と逆切れします。何もかも上手くいかず、ムシャクシャし、八つ当たりしてきた末継が悪いのに、自分に非がある、と反省できる幸果は良い子だよ、うん。

だからこそ、末継を喜ばせ、その気持ちを踏み躙ったグラニュートに心から怒って、恐怖や嫌悪感もそっちのけで、戦いの場に乗り込んできて、俺は不死身だ、と嘯いて、ガヴとヴァレンに苦戦を強いていたディーンに、ペンキをぶっかける暴挙にも出られたんでしょう。まぁ、そのペンキぶっかけが、ガヴとヴァレンに劣勢を引っ繰り返すキッカケを与えたんですから、むしろ、ファインプレーなんかな。これまで、銃を武器に使うライダーは結構な数がいましたけど、両手拳銃スタイルってのは初かな? 今後も、こうやって、ガヴとヴァレンには共闘して欲しいけど、一波乱や一悶着が起きたりするのかな・・・するんだろうなぁ。

 

 

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今日の出来事(13-10-20)

2024-10-20 21:34:25 | 日記

LO(2024/10)一言感想・その②

こどもだってエッチがしたい はすぶろくりーむ

青臭い勢い、それは大事だわ。

劣情道場~愛欲発情編~ んぼい丸

この先生はまず、自分の忍耐力を含めた心を鍛え直すべきだな。

せかんどらすと 高岡基文

これは、アレか、サードラストもあるのかな?

見せてやるっ! ろしー

女の子扱いされなくて、思わず、アソコを見せちゃうヒロインの煽り耐性の低さ、可愛いよな。

フカンショウジョ しづま

皮肉なもんだな、捻くれたロリコンが、ジジィの所為で心が荒んじまっている少女の目に光を戻したんだから。

学びの芽生え 後編 彦馬ヒロユキ

私は好きになれないけど、こういう風に、自分の色を出せてるエロ漫画は強いよな。

覗いていいよ チグミチリ

随分と性癖が曲げられちまったな、たか君。

家族サービスディ。 旭/ドバト

ある意味、伝説を作った、あのレイプ漫画に比べればマシにしろ、これもまた、吐き気を覚えるな・・・

私たちの自由研究 第1話「身体を調べてみよう」 ねりうめ

痴的好奇心を大切にするってのは大事な事だ。

セキレイちゃんと僕 第7話「ひと夏の永遠」 砂漠

変わらないでほしい、と望み始めた時、もう、関係や状況が変化する兆しは見えている・・・

 

今週の食事

10月14日(月)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(おかか若布御飯×2)、黒烏龍茶

間食

おにぎり(海苔の佃煮)、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス、水餃子(辣油ポン酢)、レンチンモヤシ、黒烏龍茶

 

10月15日(火)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(おかか若布御飯、海苔の佃煮)、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス、肉野菜炒め(鶏皮、午房、人参、茄子・エビチリの素)、黒烏龍茶

 

10月16日(水)

朝食

バケット(リンゴジャム)、紅茶

間食

薩摩芋チップス、黒烏龍茶

昼食

ごはん(おかか若布ふりかけ)、コロッケ(トンカツソース、ケチャップ)、黒烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、黒烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、キャベツ、葱・回鍋肉の素)、レンチンモヤシ(檸檬玉葱ドレッシング)、黒烏龍茶

 

10月17日(木)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(おかか若布御飯×2)、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス(コロッケ)、コロッケ(トンカツソース、ケチャップ)、鯳のチリソースかけ、黒烏龍茶

 

10月18日(金)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(牛そぼろ若布御飯、海苔の佃煮)、黒烏龍茶

夕食

ごはん、肉炒め(おろしソース)、ポークソテー、レンチンモヤシ、キャベツの千切り、黒烏龍茶

 

10月19日(土)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(牛そぼろ若布御飯、海苔の佃煮)、黒烏龍茶

間食

おにぎり(牛そぼろ若布御飯)、黒烏龍茶

夕食

麻婆豆腐丼、鶏の照り焼き、黒烏龍茶

 

10月20日(日)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

ごはん(海苔の佃煮)、ソース焼きそば、黒烏龍茶

間食

蒸かし芋(紅金時×2)、黒烏龍茶

夕食

ごはん、水餃子(辣油ポン酢、ケチャップ)、レンチンモヤシ、黒烏龍茶

 

今日、読んだ本

またしても、心が満たされる、満たしてくれる飯漫画に出逢えて、嬉しいったらありゃしない。

この『メガネさんとおいしい湯気。』も、私の腹をしっかりと減らしてくれる、良い作品だった。まず、表紙から、良い作品だ、と伝わってくるってのが、高ポイント。

三つ編みヘアの眼鏡っ娘が、口元に飯粒をくっつけて、明太子のおにぎりと、ソースをかけたアジフライを食している、その姿にやられたのは、きっと、私だけじゃあるまい。

好みは人それぞれであるにしろ、食欲旺盛な女の子が嫌いって人は、そう多くないだろう。ギャル曽根さんなどもそうだが、笑顔で美味しいものを食べる女性ってのは見ていると、元気が貰えるもんだ。

男子キャラも登場するが、基本は、良い食べっぷりを魅せてくれる眼鏡の女性キャラが、ストーリーのメインになっている。

女性同士の友情や先輩後輩の関係を軸にしているものもあれば、アオハル感と恋の気配が漂うものもあるので、飽きないストーリーが多い。

タイトルに湯気と入っている事から察せるように、彼女たちが食べているモノは、湯気が上る温かいもの。

恐らく、なぐも先生は、眼鏡のレンズを湯気で曇らせる事も気にせず、モリモリと食べる女性にグッと来るタイプなんだろう。そんななぐも先生とは、楽しい食事が出来そうな気がする。

どの回も空腹状態に陥ってしまう事が確定ではあるが、私的に、この『メガネさんとおいしい湯気。』の感想を書いて、皆に知って貰わねば、と思ったのは、4品目「シュラスコの塊肉グリル」だ。年齢性別に関係なく、この肉串の魅力には抗いがたいもんだ。私は一人飯が苦ではない方なので、いつか挑んでみたいメニューの一つだ、シュラスコは。見ただけで美味い、と解る肉を自分で好きなサイズに切って頬張っていく、最高ではあるまいか。

この単巻で終わってしまうってのはアレなので、ぜひ、「2」も出して欲しいトコだが、個人的な我儘が許されるなら、3品目「チキン南蛮」と16品目「バターしょうゆごはん」で登場している、亜紀とサトシをメインにした、ラブコメ要素強めの作品も描いてくれないかな、とは思っている。お隣さんな天然系お姉さんと難しいお年頃の男子、キュンと来る関係性だ。

 

この台詞を引用に選んだのは、その通りだな、と心から納得できるものだったので。

やはり、美味しいものを作ったら、誰かに食べて貰いたいな、と思うし、自分が作った料理で、大切な人が「美味しい」と驚き、喜んでくれたら、美味しいものを食べた時以上の喜びを感じる事が出来るものだ。

「自分がつくったものを・・・おいしいって食べてくれる人がいるのって、いいですね」(by倉田さつき)

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三大特撮感想(2024/10/13分)

2024-10-18 21:40:08 | 日記

ウルトラマンアーク

第8話「インターネット・カネゴン」は全体的にコミカルではあるんですが、意外と言っちゃ失礼かもしれませんけど、何気に、笑えないほどのリアリティを軸にしたストーリーでしたね。

第7話「満月の応え」は、原因こそホムガーであったにしろ、異常気象による猛暑をテーマにしていました。この『ウルトラマンアーク』に限らず、ウルトラマンシリーズ、いえ、特撮作品そのものが、観る者に色々な事を考えさせてくれます。

今回、視聴者が考えさせられたテーマは、貨幣経済について。私自身は、万が一の場合が恐くて、未だに現金払いなんですが、今や、ほとんどの人が電子決済を利用していますし、推しVチューバーへの投げ銭なども、実際、珍しくないですよね。星元市でも、ホシペイって名前の電子マネーが流通し、市民のほとんどが、あらゆる買い物で利用しています。一方で、「SKIP星元市支局」では経費削減を徹底中。ユピーは節電で常時スリープモード、石堂さんに到っちゃ、大好きなコーヒーを我慢している始末。まぁ、石堂さんは大好きなコーヒーを、これまで通り、多飲むべく、Vチューバー活動開始にユウマを巻き込んでましたが。

もちろん、いきなり、人気Vチューバーにはなれません。そこで、石堂さんはナンバー1に話を聞き、多くの事を学ぶのが大切だ、と考えるんですけど、そんな折、「SKIP」にSOSが。それは、星元市で大人気のカネゴンについて、でした。これまで多くの怪獣が登場してきてますが、カネゴンは結構、人気の高い、可愛い系の怪獣でしょうね。ただ、基本、カネゴンは無害な方なんですけど、今回のカネゴンは、ちょっと勝手が違ってました。星元市の経済を活発化させるべく生み出されたAIであるカネゴンですが、ファンからの投げ銭を溜めるだけ溜め、使わない、と言う問題が発覚。「金は天下の回り物」ってのは、こういう事なんだな、と学べました。

学習させるためにカネゴンを捕まえるも、今や、金銭欲の権化となったカネゴンの暴走は簡単に止まりません。まさか、アークを電脳世界に引きずり込む能力まで発揮するとは思いませんでした。恐らく、アークが精神体に近いモノだからこそ、これが可能だったんでしょう。電脳世界であれば最強なんじゃ、と思うくらいのヤバさを発揮させるカネゴンに苦戦を強いられるアークでしたが、敵を倒すのではなく救う、そこに重きを置いているルナアーマーの力で、このピンチを脱し、なおかつ、カネゴンの暴走を止める事にも成功しました。実に人騒がせではありましたが、ぶっちゃけ、カネゴンは悪くありません。じゃあ、誰が悪いのか、となっても、誰なんだろ、って感じではあります。何にせよ、お金に執着し過ぎるのは危険ですねぇ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ33「調達屋は譲らない」、もう、これ視聴して、テンション爆上がらないファンはいませんって!!スーパー戦隊が大好きな大人がグッと来る要素が、ドッサリと詰められていたッッ

まず、一つ目が、一時離脱していたメンバーが紆余曲折の末に、やっと、復帰する展開。心の中に「ディスレースへの復讐」と「地球で絆が結ばれた仲間と共に夢を追いたい」、二つの願望を抱いた玄幡さんは一時こそ、復讐鬼になる道を選びましたが、その道中で友の大切さを思い出します。玄幡さんの背中を、呪術で復活させられた挙句に、命令通りに戦うだけの操り人形にされていたマッドレックスが、大也の方へ押してくれたってのが良いですよね。

記憶と自我を取り戻していたマッドレックスでしたが、サンシーターを守りたい気持ちをディスレースに見透かされた事で、完全な人形に落とされ、ブンブンジャーに牙を剝いてしまいます。素の状態であっても強かったマッドレックスが、リミッターを外した状態で攻撃してくるんですから、厄介ってレベルじゃありません。これまでの戦いで成長していても、この実力差は、どうにもなりません。強烈な攻撃を喰らい、ピンチに陥ってしまった大也らに迫るトドメ。その攻撃から大也たちを守ったのが、例のマンホールってのが、これまた、制作陣の解っている感に、笑いが止まりません。

大也、射士郎、未来、錠さん、そして、玄幡さんの五人の絆が、最高に爆上がった!! となりゃ、パワーアップするのはお約束。車系、かつ、カーレースをモデルにしているだけあって、パワーアップした際のネーミングが、「チャンピオンブンブンジャー」ってのが、どシンプルで私は好きですね。チャンピオンジャケットに袖を通しただけって外見の変化ではありますが、このチャンピオンジャケットがエンブレムをタッチする事で、各ブンブンカーの特性を活かした技を繰り出せます。それに加え、五人の絆を一致団結させる事で、最高に爆上げな威力を宿した必殺技を繰り出せるってのが、実に熱いですねっ

そして、今回、何よりも、私のハートを熱くさせてくれたのが、マッドレックスの美しい最期。蘇ってしまい、ディスレースの傀儡になってしまった時点で、自分はもう、自分のハンドルを手放してしまった、と思い込んでいた。だけど、そんな自分の為に泥臭く頑張ってくれているサンシーターの姿を見て、そして、殺される事を望んでいた自分を呪縛から解放しようとしてくれたブンブンジャーの”強さ”に触れ、マッドレックスは自分を取り戻します。ディスレースによる、ゲスい自爆システムが発動した状態になっても、マッドレックスに悲壮感は皆無で、むしろ、最後にデカい暴走花を咲かせられる事を心から喜んでいるようでした。ブンブンジャーに感謝、同時に、これからに期待を寄せる言葉を残し、マッドレックスは宇宙の果てまで爆走します。その途中で、まだ、奮闘しているサンシーターを見て、優しい言葉をかけたのも印象的でしたね。マッドレックス、死者として生きず、生者として死す・・・幹部として、最高の散り方でした。

 

仮面ライダーガヴ

第7話「仮面の下はどんな味」、前回、ついに、絆斗が2号ライダーに変身を果たした事で、ストーリーも前に進んだ感じか、と奮える展開でしたね。

ライターとしてのイロハを叩き込んでくれた師匠をグラニュートに殺された怒りが、母親を奪われた憎悪に上乗せされた事で、グラニュートの臓器を己の身に取り込んででも力を得る、その覚悟で変身を果たした事で、どシリアスな空気が生じたからなのか、序盤のショウマと絆斗の会話、これは実にコミカルで、良い感じの中和になっていました。実情が解っていない事も相まって、誤解に誤解が重なって、逆に破綻しない、アンジャッシュのコント的でしたね。絆斗は「チョコレートくん」と呼ばれたくない、しかし、状況的に焦ってしまった事も相まって、つい、「ヴァレン」と名乗ってしまい、己のネーミングセンスの無さに凹んでいました。

ヴァレンの正体は解らない、でも、自分の正体を探られても困る、ちょっと話しただけではあるにしろ、悪い奴じゃない、と直感的に感じたショウマは、ヴァレンの事を敵認定しない方針のようです。一方で、ヴァレンの方も、ガヴがこれまで人を幾度も助けてきた事を知っているから、自分の正体が露見したくない思惑も含め、同様に、彼を敵と見做さないようです。ただ、今は、この微妙なバランスが保たれちゃいますけど、何時、崩れるか、やや不安ではありますよね。死亡によって、塩谷が絆斗の母親を襲ったグラニュートの候補から外れたにしろ、ショウマはまだ、可能性がありますからね。

まぁ、その点はさておき、ショウマは幸果と共に、彼女の大叔母が住んでいる豪邸の掃除を「何でも屋」の仕事として請け負います。ただ、ショウマ、やる気はあるんですが、清掃などのテクニックが未熟。身も蓋も無い良い方ですけど、やる気のある無能ってのは、何気に厄介っつーか、仕事を円滑に進める上で邪魔にしかならないんですよね。さすがに、幸菓もショウマを戦力外通告するしかありません。落ち込むショウマですが、今度は幸菓の邪魔をしないよう、スキルを磨こう、と前向きになっており、このメンタルの強さは見習いたいトコです。

そんな折、幸菓の大叔母が支援している彫刻家の立彫が、グラニュートに騙され、ヒトプレスされてしまう。ゴチゾウからの報告を受け、画廊へ乗り込んだショウマ。当然、すっとぼける画商の岩清水。だが、ゴチゾウは見ていた、犯行の瞬間を。証拠としては十分すぎる動画を突き付けられた小清水は正体を露わにし、ガヴは戦闘へ突入。ガンマンっぽい風貌のチョコダンフォームにチェンジしたガヴは、ディーンと激しい撃ち合いを展開し、これを制します。一方で、ショウマに一足遅れて、小清水の画廊へ乗り込んだ絆斗は、そこで、グロッタと遭遇。まさか、こんなにも早く、幹部クラスとマッチアップするなんて、絆斗、ショウマより不運なのでは・・・どう考えても、今のヴァレンじゃ勝てん相手。ただ、ここで退場するとも考えられないから、グロッタがヴァレンの発す、復讐者としての鬼気を面白がって見逃すのかな? もしかすると、今後、グロッタが、ちょいちょい、絆斗に接触してきて、新たな力を与えたりする?

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今日の出来事(13-10-13)

2024-10-13 21:39:16 | 日記

comicアンスリウム(2024/10)一言感想・その②

性欲処理課に配属されてしまった! 第1話 エビフライ定食

クールビューティがセックスの相性が良すぎて乱れるって展開、嫌いじゃない、いや、むしろ、凄ぇ好き。

ギャルキャン!ぷらす 染岡ゆすら

気持ち良くなりたいなら、我慢が大事。

双子幼馴染が来る!! おきょう

カッコイイ系の双子幼馴染に勝てる道理はねぇわな。

おしかけハニー つくは

さすがに一週間やりまくっても妊娠はしない・・・いや、このヒロインの積極性を考えると、可能性が高いか?

花桃先輩の熱はおさまらない やまもと

さっさと、風邪を治して、先輩に見合う男になれるよう頑張れ。

夢のおわり べってぃ

二葉ちゃん、コイツを、まだ救おう、なんて考えちゃダメだぜ。

おもちゃな彼女 ナマこんにゃく

身も蓋も無い感想になっちまうが、こういう、自分の頭でちゃんと考える事を放棄するようなバカは騙され、利用され、捨てられるのが当然だ。

ぱらのいあけ~じ その130 クール教信者

擬人化、獣人、獣姦、どれもエロけりゃ、何の問題も無い。

ガールズドーン!(76) 山本AHIRU

これまでで一番、可哀想な目に遭っちまってるやん、愛ちゃん・・・

 

今週の食事

10月7日(月)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(刻み椎茸御飯×2)、スポーツドリンク

夕食

ハヤシライス(御飯、バケット)、キャベツサラダ(キャベツ、赤キャベツ、人参)、黒烏龍茶

 

10月8日(火)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(刻み椎茸御飯×2)、麦茶

夕食

ハヤシライス、黒烏龍茶

 

10月9日(水)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(鮭、紫蘇鹿尾菜若布御飯)、麦茶

間食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜若布御飯)、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス(米、バケット)、黒烏龍茶

 

10月10日(木)

朝食

ハヤシライス、黒烏龍茶

昼食

薩摩芋の蒸し饅頭、キャベツサラダ(キャベツ、赤キャベツ、人参・玉葱ドレッシング)、黒烏龍茶

間食

ポテトチップス(薄塩、海苔塩)、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス(アジフライ)、黒烏龍茶

 

10月11日(金)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔の佃煮御飯、鮭)、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス(米、バケット)、肉野菜炒め(鶏皮、人参、午房、玉葱、レタス・焼肉のたれ)、刺身(鰯の昆布〆)、黒烏龍茶

 

10月12日(土)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(鮭×2)、黒烏龍茶

間食

おにぎり(海苔の佃煮御飯)、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス、刺身(鰹・生姜ポン酢)、レンチンモヤシ(海苔の佃煮、梅ドレッシング)、黒烏龍茶

 

10月13日(日)

朝食

トースト(バケット・ハヤシライスのルー)、黒烏龍茶

昼食

ハヤシライス、黒烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、黒烏龍茶

夕食

ハヤシライス、焼売、黒烏龍茶

 

今日、読んだ本

え、ちょっと、待って。この『カワイスギクライシス』(10)と城戸先生、マヂで勘弁してくださいよ。

先巻より、私の命をガチで狙ってきている?! 冗談抜きで、HPが一気に赤ゲージまで減ったんだけど。

やはり、二桁に突入すると、破壊力が増すわ。ミトラがレオパ沼にダイブに加え、ミトLOVEが天元突破してる遥斗と恋仲になっちゃうってWパンチで攻めてくるとは思わなんだ・・・いや、違うか、他のエピソード、猫の可愛談やゴリラ=華澄も含めて凄かったから、トリプル・・・否、オラオララッシュの領域だわ、これ。

あー、でも、やっぱ、個人的に、この(10)でテンションがブチ上がったのは、先にも書いた通り、ミトラがペット系爬虫類の中でも、特にメジャーなレオパ、レオパードゲッコー、ヒョウモントカゲモドキに一目惚れしてくれたくだりなんですよね。

あえて一種を選ぶなら「蛇」ってだけで、実際、私、トカゲ系も大好きです。レオパのように飼いやすいサイズ、可愛らしい顔つきの種類も好きですが、どちらかと言えば、デカくて、恐竜もしくは怪獣、はたまた、幻獣か、と思うレベルで凶悪な顔つきのトカゲもグッと来ます。

苦手な人からすると、ホント、ダメで、その理由が「生理的に無理」となるように、好きな人間からすると、好きな理由も、もはや、「運命を感じた」ってトコに収束する気がしますわ。

城戸先生が、トカゲ系が好きか苦手か、そこは判断が付かんけど、可愛いレオパを、こんなにも愛嬌たっぷりな感じに描いてくれて、めっちゃ嬉しい。トカゲ自体は問題ないし、可愛い、と感じるんだけど、遥斗と同じく、餌としてあげる虫がダメって人もいるでしょうね。

一目惚れを体験しに行って、レオパに一発目で出逢い、沼に飛び込んでしまったミトラをチョロい、と嘲笑する爬虫類スキーは一人としていないに決まってます。むしろ、当然だ、と激しく同意するに違いありません。

それだけに予想が容易なんですよね・・・ミトラ、確実に、他の爬虫類も飼いたくなりますわ。一種類かつ一匹だけを飼育する、それもまた、立派な愛でありますが、爬虫類の世界に飛び込んじゃうと、最初にトカゲ系を飼い始めたとしても、ヘビやカメ、しまいにゃ、サソリなどにも興味が出て来ちゃうんですよね。

ほんと、誰か、ミトラと遥斗のイチャラブも絡めて、ミトラがレプタイルズにドップリとなっていく過程を描いてくれませんかねぇ・・・って、私、(10)全体の感想じゃなくて、ミトラとレオパ、ちょっとだけ、遥斗の事しか書いてないな!? 反省はするが、後悔はしたくないッッ

 

この台詞っつーか、一連の流れを引用に選んだのは、思わず、「どっひゃぁっー」と変な声が出てしまったから。

ほんと、この(10)を家の外で読んでなくて良かったです。

とっくに、奇人扱いされちゃいるんだろうが、私にだって、聞かれたくない奇声はあります。

ミトラと遥斗が付き合い始めるのは、もうちょい先かな、と思ってたので、こんなにも早いとは・・・城戸先生、お見それしました。

「遥斗君が私のコイビトになるのは・・・ダメ?」(byミトラ)

 

「好きとか、そういうの、まだよく分かんないけど、『でーと』も行くなら、君とがいい・・・遥斗君!」

「は・・・はい!」

「私のコイビトになってくださぁーい!」

「よ・・・喜んでーっ!」(byミトラ、獏屋遥斗)

 

この台詞を引用に選んだのは、遥斗のカッコ良さが、これまでで一番、ドンッと出ていたので。

ハッキリ言えば、変人、その面が目立ってはいましたが、ミトラへの愛をここまで貫けて、オープンにして、努力が出来る遥斗は、間違いなく、良い奴です。良い変人です。

だから、彼なら、ミトラのコイビトになっても、許せます。

好きな人の「好き」を、ここまで真正面から認めてくれる、最高じゃないですか。

海月崎さんの元カレには、それがなかったな・・・

何にせよ、やっぱ、これからも、ミトラと遥斗とニコのイチャイチャが見たいです、城戸先生ッッ

「あぅ・・やっぱ、変だったよね、『レオパ君』とか、コイだとか・・・」

「いいじゃないですか、変だって。あなたには、あなたなりの、『好き』の形があるんです。それは大事にしていい、と僕は思いますよ」

「・・・・・・そっか・・・君への『好き』も、私なりでいいのかな・・・」

「?なにか、言いました?」

「なんでもないっ、えいっ」

「ぎゃあっ!コオロギ見せないで!」(byミトラ、獏屋遥斗)

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三大特撮感想(2024/10/6分)

2024-10-11 21:20:38 | 日記

ウルトラマンアーク

第7話「満月の応え」は、これまでの回に負けない、もしかすると、これまでで一番、見ている大人に考えさせる内容になっている、と私は感じました。初代ウルトラマンから、ファンに訴えかけているテーマですが、本当に、「怪獣は問答無用で倒すべき害悪なのか?」からは目を逸らしちゃいけないですね。

昨今の現実世界でも、人々が直面している猛暑って問題を前置きにしてるのが、これまた、上手いんですよね。その猛暑の中でも、ユウマたち「SKIP」は仕事をしなきゃなりません。今回、ユウマたちが駆けつけた場所では、何故か、高温のお湯が火山地帯でもないのに噴き出しており、近隣の住民たちは、怪獣が関わっているのではないか、と不安がっていました。その予想は的中しており、地中から出現したのは、灼熱怪獣・ホムガー!! 焔の虎(タイガー)でホムガーなんでしょうね、きっと。

まぁ、そこはさておき、ホムガーは近場のガスタンクに穴をぶち開け、ガスを吸収し始めます。目的は謎であるにしろ、放置する訳にもいかない以上、ユウマはアークに変身し、ホムガーに立ち向かいます。最初こそ、アークに見向きもしなかったホムガーなんですが、食事の邪魔をしつこくされた事でカチンと来たようで、アークへ苛烈な攻撃を繰り出し始めます。何で、そんなに気が立ってるの!? と驚かされるんですが、その理由は後に明かされ、納得がいくものでした。この辺りのリアリティは大事ですよね。ホムガーの頭部へチョップを繰り出そうとしたアークでしたが、いきなり、謎の少女に「止めて」と叫ばれた事で攻撃を躊躇ってしまい、その一瞬が命取り。エネルギーを吸収され、ユウマは変身解除されてしまいます。受けたダメージで地面から起き上がれないユウマに浴びせられる、謎の少女からの厳しい言葉。

調査の結果、今回、出現した怪獣が、ホムガーである、と気付いた一同は、そのホムガーが大爆発したら、星元市が綺麗さっぱり消え去る、と言った結論に至り、大慌てで、一般人の避難を限られた時間の中で懸命に進めます。そんな中、謎の少女の声が頭から離れないユウマ。そんな彼の前に、三度、姿を見せた少女は、ユウマが予想した通り、ホムガーに関する伝承の内で実しやかに語られる精霊でした。彼女の言葉で、ホムガーが新たな命を宿している事実に直面するユウマ。自分の子を守りたいが故に、あれほどまでに荒々しい気性になっていたんですね、ホムガーは。

精霊少女の意見は尤も、しかし、ホムガーが命を繋ぐために大爆発を起こしてしまえば街が大勢の命ごと消し飛ぶ。一体、どうしたらいいんだ、と悩んでいる間もなく、選択の時を迫られながらも、アークに変身してホムガーに立ち向かうしかないユウマ。いよいよ、ヤバい、となった時、ユウマは母の言葉を思い出し、自然と、夜空に浮かぶ満月を見上げました。その刹那、ユウマの想像力は新たなスパークを起こし、この事態を打破、いえ、ホムガー母子を救う力を生み出します。ソリスアーマーと対を為す、それが、ルナアーマー。高速移動での戦闘を得意とし、同時に、怪獣の命を奪うのではなく救う事に特化した能力を持っていました。大爆発を起こしたホムガーを特殊なフィールドで包み、高熱と衝撃、爆炎を外に逃がさず、ホムガーの生まれ変わりを見事に助けました、ユウマは。疲労困憊の中で、自分のやり方が正しかったのか、を己に問いながら、ユウマはこの事実を未来にしっかりと継承する、と誓っていましたね。怪獣に限った事じゃなく、未知への恐怖は、正しい情報がないから。未来へのバトンをしっかりと繋いでいけば、きっと、大丈夫、と思いたいですよね。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ32「地獄の電車ごっこ」、もう、これは、年齢関係なしで、特撮への愛を持って、シリーズを視聴し続けているファンからしたら、めっちゃ嬉しい展開と共闘でしたね。以前、「炎神戦隊ゴーオンジャー」がコラボしたので、てっきり、他の車系の戦隊、『高速戦隊ターボレンジャー』や『激走戦隊カーレンジャー』、ちょっと変わり種にしろ、『魔進戦隊キラメイージャ』が出るのかな、と予想していたんですが、まさか、『烈車戦隊トッキュウジャー』と絡んだもんですから、ホント、吃驚でした。

前回、正気を取り戻していたマッドレックスに見逃された玄幡さんは、単身でディスレースに挑みました。結果は、ズタボロの惨敗。ディスレースの「センスが足りない」ってのが正しいのか定かではないにしろ、今の彼には迷いが付きまとっているから、手も足も出なかったんでしょうね。そんな玄幡さんを救出したのが、焔斗。復讐心に囚われてしまっていて、玄幡さんは焔斗と衝突しちゃいます。そこに割り込んできた(?)人物を見て、そりゃ、もう、仰天しちゃいました。トッキュウ6号こと虹野明!!相も変わらず、妙にズレていて、なおかつ、真っ直ぐな部分に安心したのは、私だけじゃないでしょう。

焔斗と取らせた相撲の中で玄幡さんが溢した本心に、明は彼が、事情は違えど、かつての己と同じように、死に場所を得る事に固執している、と見抜きます。シャドーラインの怪人から正義の味方になった彼だからこそ、今の玄幡さんが抱えている迷いにも、理解を示せるんでしょう。憎い相手を倒せるなら死んでもいい、と思う一方で、自分がそんな戦い方をすれば哀しんでくれる者がおり、また、自分自身も、仲間の元に戻りたい、そんな気持ちを持っちゃってます、玄幡さん。自分の中で相反する感情や思念に板挟みになってしまっているからこそ、行動が自棄になってしまうってのは、実にリアル。

そんな折、センログルマーによって、多くの人が苦しめられる展開に。サブタイ通り、電車ゴッコそのものではあるんですが、私としては、『金のガチョウ』も連想しました。まあ、そこはどうでも良くて、射士郎、未来、錠さん、ビュンディー、明、そして、玄幡さんも、うっかりと巻き込まれちゃいます。あんな苦々しい袂の分かち方をしちゃったのに、こんな再会をしちゃうとは思わず、玄幡さんは凄い気恥ずかしそうでした。センログルマーを力技で止めれば、巻き込まれた人々ごと爆発しちゃうってんだから、洒落にならん。そんなピンチにブンレッドとブンバイオレットが手を拱いている時に、またしても、驚きの助っ人が!!・・・トッキュウ1号が出た時ぁ、もう、声が出ませんでした。ネタバレになっちゃいますけど、変身を解除して、ライト=志尊淳さんが顔を魅せてくれた時は、腰が抜けるかと思いました。

ピンチから大逆転するイマジネーションを発揮したトッキュウ1号と共に、センログルマーを撃破するブンレッドとブンバイオレット。こうやって、先輩戦隊と共闘する展開、嫌いなファンはいませんって。その上、トッキュウオーまで巨大戦に参じてくれたんですから、喜ぶなってのは酷です。ブンバイオレットが操縦法に苦戦した末に見せた解決策が、彼らしいってのも良かったですよね。見事に、巨大センログルマーを倒した仲間たちの姿に複雑な思いをより強める玄幡さんに、明がかけた言葉、これがまた、グッと来ます。果たして、玄幡さんは、自分の気持ちに折り合いを付け、再び、自分の握るべきハンドルを手に取って、光が当たる道に戻るって選択をしてくれるんでしょうか・・・

 

仮面ライダーガヴ

第6話「変身はビターチョコ」、もう、これ、展開が重すぎる・・・まだ、話数が一桁なのに、ここまでヘヴィーにしてくるか、制作陣・・・・・でも、こうゆうの、嫌いじゃないんだよな、私。

絆斗が、2号ライダーになるってのは予想しちゃいたけど、変身に到るまでの過程っつーか、仮面ライダーになるって覚悟を決める理由や心情の流れ、ここが令和らしくない、良い意味で。もはや、『仮面ライダー』シリーズのストーリーが子供向きじゃないってのは周知の事実にしろ、ここまで攻めているのは珍しいのでは?

いや、だって、1号ライダーであるガヴに変身するショウマに続き、絆斗も母親をグラニュート絡みで喪い、しかも、今回、荒んでいた自分に救いの手を差し伸べてくれた師匠の命が奪われてしまいました。その上、絆斗もマッドサイエンティストによって、肉体への改造を受けて、変身能力を得ました。ヒトプレスって描写を使っているにしろ、犠牲者が死んだことを如実に示し、なおかつ、変身機能を得るための手術シーンをガッツリやるってのは・・・良いのか、これ? けど、これでこそ、『仮面ライダー』なのか。これまでの仮面ライダーだって、それぞれに大きい悲しみを背負い、その苦しみを正義の力に転換して、理不尽な悪意から人々を陰で守っていた訳だもんな。

酢賀による改造手術で、グラニュートの内臓(?)を埋め込まれた絆斗は、もう、ボロボロ。それでも、師匠を殺したグラニュートへの怒り、まだ見つけていない母を自分の目の前で攫ったグラニュートへの怒り、そして、これまで多くの人々を自分の欲望の為に拉致し、闇菓子の材料にしてきた巨悪への怒りが、彼を突き動かします。ヴァレンへ変身する際に絆斗が苦しむ様を見せたのが、これまた、印象的でした。絆斗自身は喧嘩慣れしているんでしょうが、やはり、仮面ライダーとして戦うとなれば、そりゃ、勝手も違ってきます。だけど、ヴァレンは我武者羅に全力で、師匠の命を奪ったオタケに立ち向かっていきます。荒々しくも、冷静に現状を見極めて工夫する戦闘スタイル、もう、胸が熱くなります。

見事に、師匠の仇を討ったヴァレンですが、生まれたばかりの彼の戦いは、ここから始まります。グラニュートから人々を守り、闇菓子を製造し、世の中に蔓延させようとしている存在=ストマック家をぶっ潰したい、その目的は同じであるガヴと、どのように手を組んで戦うのか、楽しみな一方で、酢賀やニエルブの動向も気になるトコなんですよね。ぶっちゃけた話、どうして、オタケは絆斗の師匠である塩谷をピンポイントで狙ったんでしょう? グラニュートを研究している酢賀が襲われるなら、まだ理解できますけど、塩谷はグラニュートの存在を認知しつつも、重要度で言えば、低いでしょうに・・・となると、やっぱり、怪しいのは酢賀ですよね。絆斗を変身させる理由を作るべく、塩谷の命を奪った、と考える事も出来ませんかね? そして、酢賀とニエルブは繋がっている可能性もあります。仲間もしくは、酢賀がニエルブの生み出したエージェントなのか・・・もしかすると、エージェントではあるけど、主であるニエルブを上回るために、勝手な行動をしているのか? やはり、こっからの展開が楽しみですわッッ

コメント
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