『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2022/10/16分)

2022-10-21 21:16:26 | 日記

ウルトラマンデッカー

第10話「人と怪獣」、子供を置き去りにしてる感じだな、と思うのは毎度の事ながら、今回は、大人の視聴者こそが真面目に考えさせられるストーリーになっていましたね。

街中で暴れる怪獣を何故か、倒しては、暴れる事無く去っていく怪獣・ネオメガス。その行動の真意は判らぬものの、放置しておくわけにもいかないのが、GUTS-SELECTだ。目的はともかくとして、どこから来ているのか、そこを明らかにすべく、カナタたちは調査を開始。

その最中、副隊長であるカイザキさんは、恩師の言葉を思い出す。カイザキさんの恩師は世界平和のために、怪獣についての研究を進めていた。至極当然の流れと言っちゃアレですが、次第に怪獣が持つ凄まじさ、その危険な一面に取り込まれていったのか、次第に、人が怪獣を支配してこそ、世界の平和が成立する、と考え始めてしまう。道を踏み外した恩師が、新たな命を作り出そうとしたタイミングで、カイザキさんは半ば強引な手段で、恩師の暴走を止めた訳だ。

まぁ、弟子に裏切られた恨みも含んでいたのか、恩師はついに、自分の命令に従う怪獣・ネオメガスを生み出し、自分の理屈が正しかったことを示すために次から次へと怪獣狩りを行っていた様子。彼女に資金と研究施設を提供していたスポンサーの手に、この技術が渡っていたら、確実にろくでもない事に使っていただろうな。

一時は、ネオメガスの暴威に追い込まれかけたデッカーだったけど、ハネジローのサポートと合体攻撃によって、見事に撃破。それにしても、実際問題、難しい話ですよね。人と怪獣の関係性ってのは。難しいからこそ、ずっと考え続けなきゃいけない。いつか、自分達の努力と葛藤と結果を受け継いだ誰かが、「正解」に辿り着いてくれる、と信じ込んで。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン33話「ワッショイなとり」、こらぁ、もう、テンション爆上げなストーリー展開でした。やっぱり、レッドが最強フォームになる回は激熱です。

前回のラストで、復活したソノイとの再対決で敗北し、瀕死状態に陥ってしまったタロウ。動かなくなった彼を、戦いの場から担ぎ上げて去ったのは、ドントラボルト。もう一人のジロウは、タロウの事が嫌いだからこそ、彼を倒すのは自分だ、と決めているので、何が何でもタロウを助けたい。ドンムラサメを何とか撃退し、もう一人のジロウはマスターに助けを求める。しっかし、まっさか、「喫茶どんぶら」に手術室まであったとは・・・

一方、復活し、どこか、タロウじみた言動に染まってしまったソノイは、これまで対等な仲間として接していたソノニとソノザを、いきなり、お供扱いしはじめる始末。もちろん、ソノニとソノザは抵抗する訳ですが、ソノイはかなりパワーアップしており、まるで敵わず、苦々しさを飲み下し、お供に甘んじる事に。

続けて、ソノイは、タロウの事を心配するはるかちゃん達を呼び出し、彼女らも自分のお供にしようとします。やはり、獣人との戦いの為に、陣営を強化したいのか。当然、はるかちゃん達は抵抗しますが、ゲームで負け、次から次へ、「脳人」とおでこに書かれていっちゃいます。その最中、マスターは大食い勝負をしている一同から、ほんの少しだけ、こっそりと、エネルギーを分け与えて貰い、タロウへ注ぎ込んでいきます。まぁ、体に悪いものじゃないんでしょうけど、こんだけの量を寝ころんだまま口へ注ぎ込まれた樋口さん、頑張ったなァ。

美保ちゃんへの愛がまたしても暴走してしまい、太陽鬼になった雉野さん。何とか、彼を元に戻そうと、オニシスターズが奮闘している時、ついに、復活したタロウが、戦場へ戻ってきました。そして、お供と脳人のエネルギーによって、彼はゴールドンモモタロウへ強化変身。やっぱり、金色ってのは、強いって感じがしますね。タロウとソノイがパワーアップした事で、ますます、これからの戦いが激しさを増していくでしょう。いやー、楽しみだ。

 

仮面ライダーギーツ

7話「邂逅Ⅵ:ラスボスと缶けり」、タイトルこそ、一瞬、「お?」と首を傾げたくなるものですが、やはり、ラスボスと入っているだけあって、緊迫感のあるものでした。

これまでと違い、唐突にスタートしてしまったゲーム。それは、この世界の行く末を決めるゲームのラスボスが出現した事を意味していた。それにしたって、弥音を保護(?)しに来たSP、まさかの女装。笑っていいのか、迷ってしまった。

ラスボスとして、仮面ライダーたちの前に立ちはだかるのは、馬の頭が二つ付いているジャマト。どうやら、ナイトの様子。一見すると、小さくて弱弱しいので倒すのは楽勝かと思いきや、そうは問屋が卸さない。ナイトは捕まえた人間のエネルギーを取り込む事によって、体を大きくし、攻撃力も上げるタイプ。しかも、このナイトが守っている缶を蹴らないと、ゲームがクリアできないと言う厳しい勝利条件まで用意されてる。

かつて、ライダーが全滅してしまった回があり、その時も、ナイトが暴威を揮ったらしい。ただ、それを、何故、英寿が知っていたのか。西暦0年から、このデザイアグランプリに参戦している、と返された英寿は鼻白んでいましたが、本当だとすれば、相当なご長寿だな、英寿。

今回、ついに、タイクーンがブーストフォームに変身。とことん、引きが強いですね。甘ちゃんな分、人が良いからこそ、運の値が高いんでしょうか。ただ、あと少しの所で、缶には届かず。しかし、タイクーンの失敗も、ギーツの作戦の内。ナイト攻略に必要なニンジャバックルを手に入れ、ニンジャフォームに変じたギーツは缶を蹴飛ばすところまでは成功するも、缶をエリア外までは出せず。またしても騙されてしまった景和は、英寿に対する信頼を捨てるようなセリフを発してから、意識を手放してしまいました。果たして、このゲーム、クリアできるのか。やっぱり、ニンジャバックルの色からして、相性がイイのはタイクーンなのかな。

コメント
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