目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「王様のレストラン」四半世紀!!

2020年09月11日 | 舞台・音楽・テレビ
なぜに今頃このドラマを?!
それは「半沢直樹」に筒井道隆が出てるのを久しぶりに見たから!

わぁ!!筒井道隆やん!!
ひゃー!あののんびりぼーっとした気のいい兄ちゃんだった筒井道隆が
意地悪で不機嫌なオッサンになってるぅー!!
そりゃそうやね。自分だって年とってるもんなぁ。

で、久しぶりに可愛い頃の筒井道隆が観たくなってこの名作「王様のレストラン」のDVDを。
いやー面白くて全話イッキに観ちゃったよね!
ついでにオーディオコメンタリーも全部聞いちゃったよね!

前に観たのはかなり前なので、新鮮な気持ちで観られました。
そう、ひとつのことに夢中になる私は、当然「三谷幸喜ハマり時代」も経ております。

「王様のレストラン」は
三谷幸喜の脚本で1995年に放送されたテレビドラマ。
なんともう25年も前。驚愕…。

フレンチレストラン「ベル・エキップ」で働く人々の人間模様が軽妙に、時にじんわりほのぼの、時にシリアスに描かれます。

閑古鳥の鳴くレストランにやってきた若い男・原田禄郞は新しいオーナー。
総支配人の腹違いの弟である彼は、かつての栄光を取り戻すべく、先代オーナーに仕えた伝説のギャルソンを招聘したのだった。
やる気のない従業員たちは文句タラタラだったが…

舞台はこのレストランだけ。
まるで舞台のお芝居を観ているような、当時には斬新なテレビドラマです。
レストランものや、落ちぶれた何かをみんなで建て直すドラマって、これがはしりだったのでは?!

出演者も三谷作品におなじみの舞台出身の方々(西村まさ彦、梶原善、白井晃、田口浩正、今は亡き伊藤俊人ほか)が多く、同時に松本幸四郎(現・松本白鸚)、小野武彦、まだ若い山口智子、鈴木京香など豪華!!

よくこんな(三谷さんらしさ全開な)ドラマ作れたなぁーと素人ながら思います。

松本幸四郎さん演じる伝説のギャルソン千石さんのかっこいいこと。
シブいねー!(今の幸四郎さん=息子とやっぱり似てる)
筒井さんの子供っぽくぽやーっとした天然ぼけっぷりは彼の持ち味(笑)

山口さん演じるシェフ・しずかと千石さんのほのかな恋心にぐっとくるし、
(千石さんがしずかに「理想のレストラン」について語るシーンが良いんです!)
愛人関係の西村さんと京香さんの怪しさ(笑)
京香さんキレイ!西村さん、コンプレックス抱えたダメで悪い男だけど憎めない。

小野さんも今だとセクハラで文句言われそうだけど、憎めないオヤジぶり。
ソムリエ役の白井さん、真面目な顔しておかしい!
善さんや伊藤さんは名バイプレーヤーぶりが光るし…

25年たっても古さを感じない、本当に面白いドラマです。

オーディオコメンタリー(副音声解説)もキャストみんなが1人か2人ずつ、三谷さんと色々当時のことを話してて興味深いです。
舞台俳優のみなさんが初めてテレビドラマで大きい役をもらったことや、
現場の雰囲気、脚本家として思うことなど…
惜しむらくは、撮影の8年後にDVD化された際に収録したものらしく、
みなさんの記憶があやふやなことかな(笑)

なかでも、松本幸四郎さんが、みんなと交ざりたいんだけど、ベテランらしく
少し距離をおいてた、とか、舞台の稽古とのかけもちのため、やむをえず出番の少ない話を書いた、ってことや、
善さんのぶっきらぼうなタメ口がはじめは怖かった、という話とか面白い。

そして、これ以降も三谷さんとの仕事が多い作曲家・服部隆之さんの音楽が重厚かつメロディアスで素晴らしい。
エンディングの主題歌は平井堅のデビュー曲「PRECIOUS JUNK」!(全然売れなかったそうだ)

これはアマプラとかで観られるのかな?
ぜひ一度は観ていただきたい名作です。

再来年の三谷さんの3作めの大河ドラマも楽しみです。(どうなるのかなー)

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2 コメント

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Unknown (カオリ)
2020-09-20 11:31:21
うわ〜、懐かしいです! 25年も前なんですね。最近、こんなふうれあれって何年前?と数えてみたら四半世紀前、ということが多くて(笑)
私も見直してみたいです。
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Unknown (kino06)
2020-09-28 09:14:38
カオリ様
ほんとに!時の経つのが早すぎてビックリです。
自分としてはせいぜい10年くらいの感覚。
昔のドラマ、オリジナリティがあって面白いです!!
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