目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

6月に読んだ本

2011年07月01日 | 読書
6月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4909ページ

飲めば都飲めば都
面白かった~。大好きな北村薫さんだけど、国語の先生らしく、いつも”清く正しい”イメージがあったので、今回のお酒大好きな人々のめちゃくちゃな毎日には笑わせてもらった。お酒が飲めない私にはとっても楽しそうでうらやましい・・・ような、そうでないような(笑)大野さんの装画もぴったりでした。
読了日:06月30日 著者:北村 薫
コンビニたそがれ堂―街かどの魔法の時間 (ポプラの木かげ)コンビニたそがれ堂―街かどの魔法の時間 (ポプラの木かげ)
以前から読みたいと思っていたのだけど、児童書だとは思わなかった!でも、図書館で読んでいて涙をこらえるのに必死でした・・・。テレビまでもが心を持っていて人間を見つめている、というのが新鮮でした。続刊を読むのが楽しみ。
読了日:06月27日 著者:村山 早紀
アゲインアゲイン
あまりお笑いに詳しくない私ですが、若手芸人あれこれを想像しながら読みました。ただ、肝心の天才・保坂のすごさが伝わってこないので、ちょっと乗りきれず。お笑いブーム(もう去ったか??)の今だからこそ、興味を持って読まれる作品だと思うのですが、ちょっと惜しい感じかな。
読了日:06月25日 著者:浜口 倫太郎
県庁おもてなし課県庁おもてなし課
高知県出身の有川さんが描く、限りなくノンフィクションに近いようなフィクション。高知県庁の”おもてなし課”がお役所仕事の域を超えて高知県観光アピールに取り組む話。面白いんだけど、なんだろう、このすっきりしない感じ・・・。たぶん、私は有川さんと相性がよくないんだろう。
読了日:06月23日 著者:有川 浩
円卓円卓
最高に面白かった。口が悪くてちょっと変った小3の女の子・こっこ。大きな円卓がある狭い公団に暮らす大家族の一員。だから孤独に憧れる。吃音やボートピープルや在日韓国人や不整脈やお妾さんの子に憧れる。大人なら不謹慎だと見てみぬ振りのことも、こっこには素晴らしく思える。でも、触れてはいけない何かに気付いた夏休み。こっこの成長が頼もしく、でも少し寂しくて切ない気がした。
読了日:06月19日 著者:西 加奈子
ハブテトル ハブテトランハブテトル ハブテトラン
東京から2学期の間だけやってきた小5の男の子にとってはカタカナに聞こえる広島弁(備後弁っていうのね)がいい味出してた。だいたい、タイトルの「ハブテトル ハブテトラン」からして、不思議な呪文みたいだ。あったかい人たちがいっぱいの町でのびのび過ごせてよかったね。ずっとここに居ればいいのにと思ったのだけど、そこは都会の一人っ子ゆえなんでしょうか。成長の証でしょうか。
読了日:06月18日 著者:中島 京子
たまゆらたまゆら
感想がうまく言葉にできない。この物語の登場人物たちのような、深い深い情念や人間の業、絶望と希望といったものを感じたことがないせいでしょうか・・・。雪の重みに押しつぶされそうな息苦しさを感じながら読みました。
読了日:06月16日 著者:あさの あつこ
ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐりねうちもん京都 お金をかけずに京めぐり
グレちゃんらしい京都の本でした。”よそさんといっしょ”の視点が面白かった。
読了日:06月15日 著者:グレゴリ青山
田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円
私には田舎暮らしできない!!アジアバックパッカーご夫妻だったからこそできるのだろう・・・。
読了日:06月15日 著者:グレゴリ青山
ハタラクオトメハタラクオトメ
三流どころ、昭和のやり方、という会社のわりには、若手女性社員のごっつあんに面接させたり、役員会議に参加させたり、女性チームプロジェクトを自由にやらせてくれたりと、かなり働き甲斐ありそうな会社ですな(笑)登場人物のそれぞれのことをもっと読みたかった。もうちょっと人数を絞った方がよかったのかも。
読了日:06月12日 著者:桂 望実
日本の素朴絵日本の素朴絵
書評や週刊ブックレビューで宮田珠己さんが推していたので読んでみた。噴き出してしまいそうなビミョーでカワイイ絵がいろいろあって和んだ。素朴絵展があれば観に行きたい(笑)
読了日:06月08日 著者:矢島 新
おかえり。5ねんぶりの生協の白石さんおかえり。5ねんぶりの生協の白石さん
前作ほどの新鮮な感動(?)はなかったけど、相変わらずの白石さんの言葉遊びのセンスには感心。想像以上に男前だったリアル白石さんを思い浮かべながら読んでしまいました(笑)
読了日:06月08日 著者:白石昌則
花の鎖花の鎖
読み進むうちに違和感を感じ、なんだろうコレは??と思っていると、からくりに気付き、なるほど!とスピードアップ。読み終えた後、もう一度ページをめくっておさらいしてしまいました。息苦しくなるような救いのない作品は苦手なので、これは好きでした。
読了日:06月08日 著者:湊 かなえ
くまちゃんくまちゃん
恋愛ってすごいエネルギーがいるよなぁ・・・と他人の失恋ながらしんどくなりつつ読みました。なりふり構わないのが恋愛なんだよなぁ。登場人物が繋がっていくのは面白い設定。
読了日:06月07日 著者:角田 光代
ポトスライムの舟ポトスライムの舟
主人公のナガセやツガワの気持ちや状況が全く理解できないという人もいるかもしれないけど、ここまでではないにしても、気が滅入るような毎日の繰り返しや理不尽な社会のしくみに思い当たるフシはあるのでは。私は嫌いではない小説でした。淡々とユーモラスな一言が書かれていて面白い。
読了日:06月05日 著者:津村 記久子
年下の男の子年下の男の子
主人公に近い年齢の私としては(笑)、「ありえへんやろー!」。やっかみ半分ですが。だいたい、あんな男気のある24歳、いてますか?!そして、37歳で地位も人生経験もある女が年下との前途多難と思われる恋愛をわざわざ選びますか?!自分が還暦で、彼は40代の働き盛り・・・なんて残酷なんでしょう。著者が男性であることで納得できる夢あるファンタジーでした。
読了日:06月03日 著者:五十嵐 貴久
対岸の彼女 (文春文庫)対岸の彼女 (文春文庫)
「森に眠る魚」にも繋がっていく、女であるがゆえの複雑な人間関係と心の揺れがリアルに描かれていました。周りの無責任な人間たちに流されずに自分らしく生きる、なんて大人になっても難しいことなのに、思春期の女の子には辛すぎる試練です。読んでいて、自分が子供だった頃のことや、今までの人生のいろいろなことが押し寄せてきて、最後の方では涙が止まりませんでした。
読了日:06月03日 著者:角田 光代
ばんば憑きばんば憑き
宮部さんの江戸もの、本当に面白くて分厚くてもあっという間に読めます。ほんとうに恐ろしいのは生きている人間の心。でも、この世のものでない迷える哀しい者たちの心を癒すのも優しい人間の心。
読了日:06月02日 著者:宮部 みゆき

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2 コメント

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暑中お見舞いです★ (ミミヅク)
2011-07-06 00:00:43

たくさん読んでますね~。
この中で知っているのは、
宮部さんの江戸もの(それも初期のもの)だけでした。
久しぶりに読んでみたくなりましたよ。



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お元気ですか? (kino)
2011-07-06 00:23:32
>ミミヅクさん
暑中お見舞い申し上げます!
映画はなかなか観られないのですが、図書館の
リクエスト本が次々来るので読んでます。
世の中にはまだまだ知らない映画と同様に
知らない作家さんもたくさんたくさんいらして、
いっぱい観たい、いっぱい読みたい!と思う毎日です。
宮部みゆきさんの江戸物、いいですね!
すごく分厚いのですが夢中で読んでしまいます。
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