「サイレントヒル」 ゾンビがナイスバディ

ミュージカル・漫画・小説が原作というのはもちろん、
ゲームが原作、というのも多いねー。

「サイレントヒル」（Silent Hill　2006年　アメリカ）

夢遊病にかかった９歳の娘が”サイレントヒル”
という言葉を口にし、恐ろしい絵を描きなぐる。
母親はその、実在するゴーストタウン、サイレントヒルという街に
秘密があると信じ、娘を連れてそこを訪れる。
想像を絶する恐怖が待ち受けているとも知らず・・・。

ゲーム版が好きな人にはたまらないんだろうなーと思えるような
映像でした。灰で白く霞むサイレントヒルは美しく、
サイレンが鳴ると同時に迫りくる、闇の世界のグロさも
かなりのものでした。
私はゲームは全然やらないのでわからないですが、
暗転するところで”ワンステージ　クリア”って感じでしたね。
鍵となるアイテムをゲットしたり、部屋を探して走りまわったり、
唐突に誰かが登場したり。

ナース姿のゾンビたちが、みんなナイス・バディなのが
何気に笑えてしまいました。（人気キャラなのか？）
そういや、この映画の宣伝で萌えコワ、ナース・カフェ
なんてのができてます、とTVでやってたなぁ。
メニューも、生絞りトマトジュースとか（笑）

怖い映画なのかなー　大丈夫かなー？と
思ったのですが、怖さの点では平気でした。
突然ガバッ！と出てきてビクッ！！というのもなかったし。
しかし、とにかくグチョッ！血がドバーッ！と　エグいです。
だから、怖いというより気持ち悪い。
母の愛ってのは　あそこまで強いもんなんでしょうか。
ライターや懐中電灯一個で　あんな場所に入っていけるなんて。
私は絶対に無理無理無理ぃ～ッ！

人気シリーズだけあって、ストーリーもかなり入り組んでて
真剣に考えるとわけわかんなくなるので、
あまり考えませんでした（笑）
まるで「リング」みたいに、謎解きが説明の映像で終わっちゃうのが
ちょっと拍子抜けでしたが・・・。

何よりも恐ろしいのは人間の心、というところでしょうか。

母親役のラダ・ミッチェル、彼女は薄幸系ですね。
この映画、けっこう似合ってました。
旦那役のショーン・ビーン、なんでこの映画に出たんだろ？？
結局なんにも役に立ってないやん・・・。

主役とも言える女の子ジョデル・フェルランドちゃんは
大物になりそう・・・。
終盤の表情の変化は素晴らしかった！