2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2128ページ
ナイス数:207ナイス
4月はちょっと多く読めたな!
このあと どうしちゃおうの感想
ヨシタケシンスケさんの新刊!亡くなったお祖父ちゃんの「このあとどうしちゃおう」ノートをみつけた。お祖父ちゃんの考えた天国や生まれかわりは なんだか楽しそう。でも…後半、お祖父ちゃんは本当は死ぬのがとてもさびしくてこわかったのかも、と気づくところからは泣ける。そう、子どものキミには、死ぬ前にやることがいっぱいあるんだよ!
読了日:4月29日 著者:ヨシタケシンスケ
この世にたやすい仕事はないの感想
いやー すごく面白かった!!淡々とした中に笑いやツッコミがしれーっと混ざる津村さんの語り口が大好きなのです。(ウィル・フェレルとかハビエル・バルデムなんていう固有名詞に強く惹かれる私(笑))長く勤めた仕事を逃げるように辞めて、次々と珍しい仕事に就く主人公。ちょっと面白そうだけど、難しそう。どんな仕事にも(結果的に)真面目に取り組む姿勢が好ましい。そして、最後の話では妙にしんみりしてしまい、ああ、仕事って大変だけど大切なことだよなぁ・・・と 専業主婦の身としては、羨ましく思ったりもしたのでした。
読了日:4月27日 著者:津村記久子
西洋菓子店プティ・フールの感想
いつも、どこか屈折していて隠微さもある千早さんの物語ですが、今回は女子ウケしそうな洋菓子がでてくる短編連作。でも、やっぱりストレートにはいかない、ほろ苦さやスパイスが効いてます。出てくるケーキやお菓子が美味しそう!!!ただ、登場人物のその後が気になる感じで少し消化不良。濃厚で上等なお菓子はもっと食べたいぐらいがちょうど良いのかな??
読了日:4月21日 著者:千早茜
サラリーマン・シノダ部長のてっぱんメシの感想
第2弾が出ていたんですね。課長から部長に!いろんなご飯、美味しそうだけど、自分が行ったことのある店が載ってる方が楽しめますね、たぶん。大阪の美味しいもの、描いて欲しいなー。
読了日:4月21日 著者:篠田直樹
我が家のヒミツの感想
普通にありそうな、ちょっとした家族の事件を描いたシリーズ短編集。今回は、なんだか心あたたまる話が多くてよかった。自分が受付として働く歯科医に、大好きなピアニストが患者として訪れたら・・・この主人公、いい感じの人だ。このヒミツのシチュエーションを楽しんでるのがイイ。お母さんを亡くした一家の話には共感してしまった。そう、若いうちは身内の死、なんて他人事でしかないんだよね・・・。市会議員に立候補した妻のその後も知りたいし、またこのシリーズ読みたいな。
読了日:4月16日 著者:奥田英朗
まにまにの感想
あの元気でにぎやかな西さんが目の前で喋ってるようなエッセイ集。愛情をこめて”アンタほんまにおもろいなぁ!”と言いたい。西さんに。あの独特なテンポは南部の大阪人ならではだと思う(笑) そうかと思えば、マジメな音楽や本についても語ってます。西さんがお好きな方にはオススメ。
読了日:4月10日 著者:西加奈子
校閲ガール ア・ラ・モードの感想
「校閲ガール」河野悦子の周りの人々が登場する短編集。「帝国の女」(テレビ業界)と同じく、この業界、ホントにこんなんじゃないよなーと思うような出版社のお話です。宮木さんの文章、好きだ。ちょっとばかりお下劣で軽くて、後には残らないかもしれないけど、楽しくあっという間に読めるから。茸原部長の話はマジメに読んでいいんですか?切なかったです。こんな作家いそう・・・と思った。また続編というか、スピンオフ読みたいな。
読了日:4月10日 著者:宮木あや子
あさひなぐ 18 (ビッグコミックス)の感想
この漫画は、ほんとにキラキラしててまぶしい。青春がいっぱい詰まってる。どんなスポーツでも過酷だけど、マイナースポーツの薙刀ゆえの難しさもあって、わかるよ、わかる!!と言いたくなる。薙、泣くだけ泣いたらがんばれ!
読了日:4月3日 著者:こざき亜衣
藪医 ふらここ堂の感想
藪で評判の(?)小児科医と周りの人々を描く、人情物語。こういう感じのまかてさんの本も好き。どの登場人物もいいキャラクターで、話がてんこ盛りなので、もっといろいろなエピソードを読んでみたい。ドラマ化したら面白そう。
読了日:4月3日 著者:朝井まかて
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます