目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「マンハッタンの怪人」 読了

2005年03月12日 | オペラ座の怪人!
「オペラ座の怪人」シリーズ(?)3冊目。
(ガストン・ルルーの原作、スーザン・ケイ「ファントム」に次ぐ)
フレデリック・フォーサイスの オペラ座完結編。

名前だけは聞いたことあるけど、ハードボイルド・サスペンス小説
って感じで、今まで読んだことのなかったフォーサイス。
それがオペラ座・・・。
しかし、あとがきによると、ALWと実際に会って、
インスピレーションを得て話をふくらませたとか。

あの事件のあと、生き延びたエリックはマンハッタンにわたり、
巨万の富を築き、新たなオペラ・ハウスを建設した。
その杮落としに招聘したのは 世界的プリマドンナの
クリスティーヌ・ド・シャニー子爵夫人。
これは新たな悲劇の始まりなのか、愛の完結なのか・・・

文章自体はあまり好きなタイプではありませんでした。
語り手が変わっていく手法も「ファントム」と同じ。
(マンハッタン~は 1999年出版)
そして、重要な要素も、奇しくも同じ。
ラストもなぁ・・・ある意味ハッピーエンドなのですが、悲しいです。
やっぱり ファントムへの愛の度合いと思い入れは
スーザン・ケイにはかないません!「ファントム」の方が好きです。

ただ、よかったのは エリックがクリスティーヌと自分のために
新たなオペラを書き下ろした、というところ!
そのオペラ、是非是非観てみたい。

「オペラ座の怪人」「ファントム」「マンハッタンの怪人」
読みましたが、映画でハマった者としては、
どれも面白く、一読の価値はあると思いました。
読み終わってしまって寂しいので、あとは洋書の
"The Phantom Of The Opera Companion (FILM COMPANION)"が
届くのを待つばかりです。ああ 待ち遠しい!!

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