
僕は年がら年中、ビールを飲んでるんで、『ビールの季節』ってタイトルは適当とはいえませんが、やっぱり真夏に飲む生ビールはサイコーです。
ちなみに、「ビール」はオランダからの外来語(bier)です。
ついでながら、オランダからの外来語には、船の「マスト」、「ランドセル」、「トタン」、「カバン」、「オルゴール」、「マドロス」、「お転婆」(おてんば)、「こんぺいとう」、半ドンの「ドン」…etc 、と枚挙に暇がないんですが、意外なことに、文献に登場する1番ふるいオランダ語が「ビール」だそうです。
オランダ・ライデン大学の日本学科教授のフリッツ・フォス博士の『日本語のなかのオランダ語』によると、1724年のオランダ商館長ヨハネス・ティデンス一行と幕府役人との会談をまとめた『和蘭問答』に「ビール」が登場します。
「オランダでは、酒はブドウからつくります」という文章ののち、以下のようにでています。
また、麦にても作り申し候。麦酒たべみ申し候ところ、殊の外、悪しきものにて、何の味わいもござなく候。
名は「ヒイル」と申し候。
〈原文に我流で送り仮名や意訳をしてます〉
オランダのビールといえば、「ハイネケン」ですが、この時代にあったかどうかは知りません。