SIDEWALK TALK

鬼の目にも涙

Jokun昨年の秋、JCの先輩が旭日小綬章を受章した。
きのうは、その叙勲祝賀会があった。


先輩は家業を年商200億円の企業に成長させ、
会議所会頭や日韓親善協会、サッカー協会、法人会...etc
数多くの役を歴任し、自社のみだけじゃなく社会に貢献されてきた。
今回の叙勲は、その功に対してのものだろう。


その先輩は経済人特有のリアリスト過ぎるリアリストで、
クールに物事を見る目をもっている。
むろん、権威主義などとは無縁の人だ。
叙勲なんて僕には縁のないものだし、
祝賀会も形式的なものだと高をくくって参加した。


ところが.....だ。
いつものなら軽妙なジョークで自身の功をはぐらかす先輩が、
涙で謝辞の言葉を詰まらせた。
千万の言葉よりも感動したし、
会場でもらい泣きしたのは僕だけじゃなかったはずだ。


「鬼の目にも涙」などというと茶化してるようだけど、
僕は敬愛とリスペクトを込めてこのエントリーを書いた。
先輩からは叱咤激励という名のお叱りを何度も受けた。
青臭いことをいうようだけど、社業に励むことが唯一の恩返しだと
改めて肝に銘じた一日だった。

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