塀の上のロニー

出張の道すがらに、いつもブロック塀にのぼって遠くを見つめている犬がいる。
いったい何を見てるんだろう？


僕は親しみをこめて、勝手に Ronnie （ロニー）と呼んでいる。
血統書や犬種をやたら珍重する昨今にあって、ロニーは生粋の雑種犬だ。
とてもいかしてるぜ！

【 Ronnie on the wall 】

佐野元春の作品に「 N.Y.C.1983-1984 」というスポークン・ワーズがあり、
こんな一節がある。

　　　　New Year's Day
　　　　死の砂漠を行進するペンギンのように
　　　　無邪気な瞳のロニーは
　　　　「絶望がみえる」
　　　　と言った


このワンちゃんの後ろ姿は、なぜか僕にこのフレーズを思い出させるんだよな。