戦争でダンナさんを亡くしたワイフのお祖母ちゃんの初盆法会があったり、
来月に開催される「薬師寺執事 大谷徹奘氏講演会」に思いをはせたりしていて、
仏教について考えさせられるところがあった。
仏教は、宗教のなかでは天才の道というしかなく、
人びとを救済するというよりも、「解脱」を目的としているのがその本質だと、
僕は素人解釈している。
「解脱」とは、悟りを開き、煩悩と業の束縛からのがれることだから、
このような境地になれるのは何百万人か何千万人に一人の天才しかなく、
凡人には手に負えないものだ。
禅語に『石上栽花後、生涯自是春』というのがあり、
我流に訳せば、
「石の上に花を栽(う)えることができれば、その後の人生は春のようにすばらしい」
と、いうことだろうか。
植物を石に栽えることはもちろん不可能だけど、それにチャレンジするのが禅(仏教)で、
しかも、ごくまれに天才のみが栽えてしまう(解脱する)ことがあるらしい。
もし、栽わってしまえば(解脱すれば)、あとの生涯は春のように爽やかで幸せだという。
僕の家は禅宗じゃなく浄土真宗なんだけど、
宗祖 親鸞聖人が唱えた「他力易行」も、僕には困難きわまりない。
修行もなにもせず、お念仏(弥陀への感謝)を唱えるだけで、
勇躍歓喜(ゆやくかんぎ)の気持ちになるなんてことは不可能だと思わざるをえない。
僕は禅にほのかな憧憬があるんだけど、それすらも僕の煩悩のひとつなんだよな、きっと。
そういった意味でも、来月の大谷和尚の講演はたのしみです。
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