SIDEWALK TALK

40周年なのだ!

天才 赤塚不二夫の不朽の名作 『天才バカボン』が、ことしで連載開始40周年を迎えた。
バカボン誕生40周年を記念して、
本来ライバル社であるはずの講談社と小学館が連携・協力し、
ベスト集 「天才バカボン THE BEST 」をそれぞれ発売する。


天才バカボン (1) (竹書房文庫) 天才バカボン (1) (竹書房文庫)

 赤塚不二夫
 価格:¥ 591(税込)
 発売日:1994-06


どうしてライバル2社からの同時発売になったかというと、
『天才バカボン』は、講談社の「週刊少年マガジン」と小学館の「週刊少年サンデー」の両方で
連載されていた(もちろん同時じゃなく、タイムラグはあった)からだそうだ。


このベスト集は両社版ともB6判352ページで、1000円。
講談社版は、「ウナギイヌ」をはじめ多彩なキャラクターの初登場場面や誕生秘話を収録。
小学館版には、写真と漫画を融合した「写真コミック」などの珍しい作品もあるとのこと。


特筆すべきは、その表紙。
僕はまだ見てないが、この2つのベスト集を左右に並べるとひとつの絵柄が完成する
という粋な計らいになってるらしい。
ライバル社がここまで連携するケースは稀だと思うけど、
それだけこの『天才バカボン』が歴史的名作だという証でもある。
だから、これでいいのだ!


赤塚先生は、2002年に脳内出血で倒れ、現在は入院療養中。
この40周年を期に、少しでも病状がよくなればと願うばかりだ。

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