SIDEWALK TALK

本当の真実がつかめるまで

Bohemian僕ら日本人は、自由で平等な国に暮らしていると、
半ば本気で信じている。
領海を侵犯したあげく船ごと体当たりしてくる国や、
3代も世襲で独裁者を祭りあげる国に対して、
「統制国家」だと眉をひそめている。


けど、本当にそうだろうか?


尖閣諸島での中国漁船衝突事件。
船長の釈放は那覇地検の独自判断によるという発表、
海保が撮影したビデオの未公開、
僕は首を傾げてしまう。


また、大阪地検の証拠改ざん疑惑。
これじゃまるで、検察は、あのおぞましい戦前の特高警察の再来だ。
いや、秘密警察といってもいいかもしれない。


以上は、僕の思い過ごしで、単なる杞憂なのかもしれない。
けれど、ここ数日、「本当の真実」というフレーズが僕の頭から離れない。


1980年代初頭、僕はまだティーンエイジャーだった。
その多感なころ、佐野元春というミュージシャンがあられて、
「本当の真実がつかめるまで続けるんだ!」
と、メッセージした。


このラインに、僕はハッとした。
「真実はすべて本当とは限らない」
ということに、はじめて気づかされた。
このラインは、佐野さんの青春のコミットメントであり、
僕らファンにとっては、それ以来ずっと、
約束事として大切に胸にしまい込んでいる Golden Ring だ。


かの国々に比べれば、僕らの国はマシなんだろう。
けど、いずれにしても、国家という強大な権力(システム)の下で
生活という〈うすのろ〉をおくっていることには変わりはない。


佐野さんの、そして僕らの、
瓦礫の中から「本当の真実」を見つける旅は、今も続いている。
いつ果てるとも知れない旅だけど、決してあきらめたりはしない。


本当の真実がつかめるまで Carry on!

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コメント一覧

mf >> pfaelzerwein さん
  
http://www.kiribako.net/
  
pfaelzerwein さん、こんにちは!
コメント、ありがとうございました。
  
基本的には性善説でいきたいので、あまり勘ぐるのどうかと思いますが、
やはり、それでは甘ちゃんの誹りは免れないかと…。
今月、社用で訪中する予定があるものですから、
普段以上に過敏に反応してしまいます。
pfaelzerwein
「本当にそうだろうか?」って考える姿勢は大切で...
http://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein
「本当にそうだろうか?」って考える姿勢は大切でしょうね。例えば中共の問題では、やはり対米・対中を等距離にするには、彼の国はあまりにも違いすぎると言うことを国民は自覚したのではないでしょうか?

反面教師と言うか、、絶えず「生活という〈うすのろ〉をおくっている」自らの立ち位置を確認する作業は必要でしょうね。
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