毎年のことながら、メディアや隣国で、
首相や閣僚の靖国参拝のことが無用に取り沙汰される。
外交上、国益に適っているか?
憲法違反か、合憲か?
歴史認識上の問題はないか?
こういう議論は、一般的な日本人の心情とは大きく乖離している。
靖国神社と太平洋戦争(十五年戦争)をイコールで結びつけたがる傾向があるけど、
靖国の杜には戊辰戦争以前の国事殉難者(坂本龍馬など)も祀られている。
もちろん、その後の西南戦争、日清・日露戦争の戦死者はいうまでもない。
要するに、近代日本の礎になった人びとの魂が揺らめいている場所で、
後進の僕たちがその英霊を祭祀するとともに不戦の誓いを新たにする場所だ
と、僕は思っている。
今年は特に、隣国の国会議員数名が靖国神社を15日に訪問し、
「安倍晋三政権の右傾化に遺憾の意を示す」声明を発表するとしている。
隣の騒音オバサンの品の無さは毎度のことながら、
ご遺族の心情を慮れば、この暴挙は常軌を逸している。
だれだって平和がいいに決まってる。
靖国神社が日本古来の神道かどうか?いいかえれば純粋な神社かどうか?
という微かな迷いも僕の中にはある。
その煩雑な議論はヨコにおいといて、
今日は国に命を捧げた人びとの霊を静かに追悼したい。
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