
仕入関係です。
まえにも書いた記憶があるけど、
福山のいいとこは、新幹線(上り)ホームに降りると、
すぐさま福山城址が目に飛び込んでくること。
天守閣が建築でいうファサードの役割を果たしてて、
ヴィジターを歓迎してくれるようで気持ちよくまちにはいれる。
このことを取引先さんにいうと、
本丸・二の丸は築城当時の姿を伝えてるが、
天守閣は焼失により昭和41年に再建されたものらしい。
それもオリジナルの検証をほとんどせず無造作に建てたらしく、
築城当時のそれとはかなりの部分で違いがあるとのこと。
ちょっと惜しい気もするけど、その辺の事情はわが中津城もおんなじ。
中津城のほうは、福山城とほぼ同時期の昭和39年、
五層の天守閣とそれに隣接する二層の櫓が鉄筋コンクリート製で再建された。
史家のなかには、中津城には天守閣がなかったという説を唱えるものもいるし、
そもそも新天守閣の土台になってる石垣の上には、
当時は潮見櫓が建っていたことはほぼまちがいない。
高度成長時代の真っ只中で、観光ブームでもあった当時、
全国各地でこういうことがおこなわれてたんでしょうね。
ところで、中津城は今でも個人所有のお城。
お殿さまがちゃんといます。