SIDEWALK TALK

総合格闘技とプロレスラー

inoki「プロレス最強論」を唱えたのは、アントニオ猪木さんです。
猪木さんは、それを証明するために世界の格闘家たちと異種格闘技戦をおこない、プロレス最強神話を揺るぎないものにしました。しかも、異種格闘技戦でただ勝ったんじゃなく、(闘いをアートの領域まで昇華させた)プロレス的勝利で勝ってきたんです。

猪木さんの偉大すぎるこの功績から、プロレスラーの悲哀がはじまったんです。
近年の格闘技ブームで、プロレスラーが PRIDE や K-1 に出場する機会が増えましたよね。その結果はかんばしいものとはいえません。その理由は、プロレスラーはつねに相手のルールで闘わなければならないし、猪木さんがウイリアム・ルスカをバックドロップでたおしたように、プロレス的勝利じゃなきゃ、本人もファンも満足しないからなんですよね。

ただ勝てばいいってもんじゃなく、プロレスラーは全身をつかって「戦いのロマンス、美」を語りかけ、人びとに感動をあたえつづけるという宿命をもってるんです。猪木さんという天才レスラーだからできたことなんですが、後進のプロレスラーもその十字架を背負わされてるんです。
ガンバレ、プロレス!
  

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「スポーツ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事