猪木さんは、それを証明するために世界の格闘家たちと異種格闘技戦をおこない、プロレス最強神話を揺るぎないものにしました。しかも、異種格闘技戦でただ勝ったんじゃなく、(闘いをアートの領域まで昇華させた)プロレス的勝利で勝ってきたんです。
猪木さんの偉大すぎるこの功績から、プロレスラーの悲哀がはじまったんです。
近年の格闘技ブームで、プロレスラーが PRIDE や K-1 に出場する機会が増えましたよね。その結果はかんばしいものとはいえません。その理由は、プロレスラーはつねに相手のルールで闘わなければならないし、猪木さんがウイリアム・ルスカをバックドロップでたおしたように、プロレス的勝利じゃなきゃ、本人もファンも満足しないからなんですよね。
ただ勝てばいいってもんじゃなく、プロレスラーは全身をつかって「戦いのロマンス、美」を語りかけ、人びとに感動をあたえつづけるという宿命をもってるんです。猪木さんという天才レスラーだからできたことなんですが、後進のプロレスラーもその十字架を背負わされてるんです。
ガンバレ、プロレス!
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