SIDEWALK TALK

…であります!

machiruda戦争映画の吹き替えや戦争ドラマ、
はたまたガンダムに代表される戦争ものアニメなどで、
「自分はホワイトベース所属、アムロ曹長であります」
って感じで、「…です」の丁寧語として「…であります」がよくつかわれる。
  
「…であります」っていう奇妙な言い回しは、もともとは長州(山口県)の方言だったらしく、
幕末の奇兵隊などで使われていた。
 
維新後、「長の陸軍、薩の海軍」とよばれたように、
大枠として、陸軍は長州閥、海軍は薩摩閥が要職を占めるようになった。
とくに陸軍の山県有朋は支配欲がつよく、「陸軍の法王」ともよばれていて、
陸軍における長州閥を意識的に形成していった。
それで自然に陸軍内で、「…であります」っていう慣用句が定着したようだ。
 
たぶん明治期は、「薩の海軍」では「…であります」はつかわれてなかったんじゃないだろうか?
後年、「…であります」が一般的になってから、軍人用語みたいになったんだと思う。
  

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

イズミ
これって方言なんですね。知りませんでした。幕末...
http://izumi726.seesaa.net/
これって方言なんですね。知りませんでした。幕末の軍から広まって、いつのまにか軍人用語→軍といったらガンダム、というようになっていったのですね。面白いです~!!
「…であります」私も使います(笑)ガンダムを知ってる人に言うと「え?」って感じの目で見られますけど。あとメールで「イズミいきまーす」と書くと100%突っ込まれます(恥)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「うんちく・小ネタ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事