SIDEWALK TALK

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週末の恋人たち

2011-08-29 15:06:00 | テレビ番組
Daihyosen無用な批判、心ない中傷、政治向きの話、小難しいこと、
このての話題には極力触れずに
お気楽にブログをやっていこうと思っているのだけど、
人間が小っちゃいんだろう、時たま、そっち方向に振れてしまう。

きょうのエントリーもそうだ。


この土日、日がな一日、民主党代表選の立候補者が仲良く5人揃って
TV に出ずっぱりだった。
まったく無意味とはいわないけど、
投票権もない僕らにいったい何をしろというんだろう?


メディアは、マスコミは、政治の疲弊を批判する。
それはメディアの役割でもある。
そして、確かにこの国の政治は制度疲労を起こし、劣化している。

その責任はだれに?
もちろん、僕ら国民にある。
けど、メディアにも相当程度の責任があるんじゃないだろうか。


この週末の代表選立候補者へのメディアの、とりわけ TV の質問はひどかった。
視点が一方向で、ワンテーマで、陳腐で、ステレオタイプで、
インテリジェンスやオリジナリティの欠片もなかった。

立候補者たちはまるで被告席に座らされているかのような扱いで、
一日中、何度も同じような不毛な質問を浴びせられていた。
僕はむしろ、チープな質問に唯々諾々と答えることを強いられている
立候補者たちに同情を覚えた。


政治改革を、まるで国民の正当な代弁者のように、メディアは声高に叫ぶ。
けど、僕はそれをアンタらに負託した覚えはない。
政治の改革よりもメディアの改革、
このプライオリティの方が遙かに高いと思った週末だった。

桂林荘雑詠示諸生

2011-08-27 23:01:31 | テレビ番組
382562990_2きょう、お昼前、ふと思い立って、
そばを食べに出かけた。
久しぶりの土曜休日だったから、
お目当ての鴨なんそばの他に
ヤマメのから揚げをオーダーして、
真っ昼間からビールを飲んじゃった。


帰宅後、昼酒が効いて寝落ち。
日本記者クラブでおこなわれた
民主党代表選の共同記者会見をうつらうつら見ていた。
どうせ僕には投票権はないんだから、内容はどうでもいい。
記者の質問もインテリジェンスの欠片もなく、
ステレオタイプでウンザリした。


記者会見の最後に-これは恒例らしいのだけど-各候補者の揮毫を紹介していた。
別にこの泣き虫を支持しているわけじゃないけど、
海江田万里氏が広瀬淡窓の「桂林荘雑詠示諸生」を引用したことには、
代表選とは関係なく、大分県人として何かしらのシンパシーを覚えた。


休道他郷多苦辛 (いうをやめよ たきょう くしんおおしと)
同袍有友自相親 (どうほう ともあり おのずから あいしたしむ)
柴扉暁出霜如雪 (さいひ あかつきにいづれば しも ゆきのごとし)
君汲川流我拾薪 (きみは せんりゅうをくめ われは たきぎをひろわん)


漢文は学生時代から大の苦手だから読解力はないんだけど、
得手勝手に僕はこう訳したい。


この荒廃した世の中は辛いことばかりだけど 嘆いてばかりもいられない
君のすぐそばに まだ君は気づいてないかもしれないけど イノセンスがきっとある
夜明けちかくドアを開け戸外にでると 数え切れないイタミのキスが星屑みたいに降ってくる
君はとびきりの酒を手配してくれ 僕は気の利いた肴を段取りしよう


愚かであれ、賢明であれ、
未来においてまちがった選択ではなかったと思える方向へ歩んでほしい。

リアルな現実 虚構の現実

2011-08-25 13:22:00 | テレビ番組
Newspaper2紳助引退騒動。
もっと重要な事象が国の内外で信じられないほど続発してるなか、
この国のメディアはワイドショーのみならず新聞各社も一面で報じた。
哀しいくらい平和な国に、僕は住んでいる。


この歳になってホールデン・コールフィールドを気取るつもりはないが、
日常に溢れている「大人の世界のインチキ」にはもうウンザリだ。
官房長官までもが、このことにコメントした。
What's goin' on?


僕はこの際、いっそのこと、紳助の釈明を 100% 信じたらどうだろうと思う。
つまり、反社会的組織に属している人にメールや手紙を送ったり親交のあった人は
全員その職を辞する。ただの1度っきり…でもだ!
政治家、メディア関係者、芸能人、スポーツ選手、学者、役人、会社役員、
みんな雨に打たれればいい。


きれい事だけで世の中がまわるなんて思うほど、僕はオプティミストじゃない。
けど、あのインチキ会見(いや、あれは独演会)で幕引きということになるのなら、
いったい僕らは誰と戦えばいいんだろう?


ハインリッヒの法則

2011-08-22 10:58:49 | 桐箱ブログ
Lumber1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、
その背景には300の異常が存在する


この「ハインリッヒの法則」は、
労働災害に関係してる人にとっては、
常識中の常識、いろはのい、といっていい。


この数値は観念論じゃなく統計学上のもので、
発表されてから80年以上経っていることや、
産業構造が当時に比べると劇的に変わっているのに反論がないことから、
そうとう信頼性の高い理論ということになると思う。


お盆明け、工場内の100Vの電源が漏電した。
そして昨日、今度は動力電源が漏電してしまった。
そして今朝、光回線(電話・Fax)が不通になっていた。


これらは労働災害というカテゴリーには入らないと思うけど、
いずれにしてもトラブルはトラブル。
お客さまにもご迷惑をかけた。


ハインリッヒによると、
幾千件もの「不安全行動」と「不安全状態」が存在しており、
そのうち予防可能であるものは「労働災害全体の98%を占める」こと、
「不安全行動は不安全状態の約9倍の頻度で出現している」と、
やはり7万件以上のサンプルで統計学上、立証している。


「ヒヤリ・ハット」で済んでいる今の時点で引き締めないと!
ケガや事故は会社にとって、そして何よりも起こした当人にとっても
まったくプラスの要素がない。
今一度、ゼロベースで、
予防のためのシステム作りに取り組んでみようと思う。

JC MIND FOREVER

2011-08-19 09:08:18 | コスメ・ファッション
Nadeshiko「 輝き続ける JC MIND 」

今みると、ずいぶんいきり立ったフレーズだな。
これは、2003年、僕が中津JCの第50代理事長を務めたときの
基本理念だ。
当時の所信を読み返すのは、
真夜中に書いたラブレターを真っ昼間に見るようで、
マトモな精神の人間なら恥ずかしくて、とうてい耐えることができない。


昨夜、後輩に請われてJCの例会で講演をした。
演題(テーマ)は彼らが決めてくれて、この JC MIND について述べろという。
僕には分限を超えた依頼で怯みはあったんだけど、
あれやこれや考えて、結局、受諾した。


講演の出来不出来の評価はオーディエンスの領分だから、僕にはわからない。
すごく緊張もしたんだけど、結果的に楽しい時間を過ごせたかな。
やっぱりJCは、中津JCはすばらしい。
後輩たちの活躍を祈らずにはいられない。


例会終了後は、後輩たちのヨイショに担がれて、
二次会、三次会…Like a rolling stone
うん、二日酔い。
しようがないか、あれだけ楽しんだんだから。


さて、話はガラッと変わって、なでしこジャパン。
きのう、国民栄誉賞の授賞式が首相官邸でおこなわれた。
噂の記念品は、熊野筆の化粧ブラシ。
内閣府からオファーされた会社がたまたま弊社のお客さまだったため、
桐箱を作らせていただいた。


こういう仕事は利益云々を語ると無粋。
名誉なことだと思って、やらせていただきました。
まぁ、こないだのW杯ではかなりの感動と勇気をもらったから、
せめてものご恩返しかな。

迂闊な火曜日

2011-08-16 14:06:00 | 佐野元春
Motoharu_sano5佐野元春が好きだから、そのことを書く。

このひとが、1980年代、
説得力に富んだ美学的ロジックでもって、
日本語ロックというジャンルを一変させた人であることは
いうまでもない。
当時の年齢は、まだ20代半ばでしかなかった。
しかも、デビューして数年は鳴かず飛ばずだった。

といって、佐野さんに悲壮感はなかったように思う。
不遇時代のリリックもメロディもじつにあかるく、
世間(シーン)を呪うということもなかった。
それどころかその当時の楽曲は「元春クラシックス」として、
今では絶大なる支持を得ている。

どうも、こんな境地は努力して得られたものじゃなく、
単に佐野さんの性分にちがいない。
このことも、ロックグレイツになった現在からみれば、
ファンである僕たちには悲しみをともなうほど爽やかである。
だから僕は、佐野元春が好きなんだ。


デビューして最初の3~4年で、
佐野元春は佐野元春そのものを確立し、
日本語ロックの基礎的な部分に徹底的な変革をあたえた。
このことは佐野さんらしい陽性の使命感からでていて、
私欲(商業的成功)という夾雑物は微塵もみられない。

欲望というのは、
サブカルチャーやカウンターカルチャーへの好奇心だけだった。
並外れた好奇心の量の多さが、
自らの表現のフェイズを奇跡のように更新しつづけた。


僕は、若いころ、
ヒップホップやポエトリー・リーディングというのがよくわからず、
佐野元春といえばその初期の16ビートだけを愛した。

物や事を、えぐりとった肉塊や目方を量るようにしてつかみつつ、
その表現には虚飾や冗漫がない。
措辞や音律に生きている人間そのままの体温と膚質の湿りを感じさせるという音楽は、
べつの見方でいえば、渋谷揚一のロック評論とともに
日本語ロックの第一期の完成をなしたともいえる。


佐野さんは、大マジメな人だと思う。
が、どこか可笑しい。
知性とユーモアの案配のよさが、
僕たちを佐野元春に惹きつけているのかもしれない。

咳をしても一人

2011-08-11 13:48:29 | 日記・エッセイ・コラム
Office4きょう、会社を半ドンにした。
全社員が帰宅 or 直帰して、午後からは僕一人で電話番。
こっそり飲んだ昼ビールのせいかな?睡魔と格闘中。


お客さまには今日まで仕事とお知らせしてるから、
5時までは会社にいなきゃいけない。
銀行さんも来社するっていうし、仕方ないな。


そうはいっても、会社に一人でいるのは嫌いじゃない。
休みの日でも、退屈すると、僕はひとり事務所にたたずんでいる。
コザコザした雑用が処理できたり、データをゆっくり分析したりと、
けっこう貴重な時間なんだよな。


休み明けは17日から。
忙しい日が訪れることを祈りながら、うたた寝でもするかな?


風にタンポポが揺れている

2011-08-08 11:56:43 | 日記・エッセイ・コラム
Dandelion納品計画やら、資金繰りやら、一定のメドがついた。
これで、夏休みを迎えられる。
夏季休暇まで、あと4日。
急な注文で、もう少しアタフタしたいな。


今夏、九電からの節電(省電)要請もあって、
会社の節電に取り組んだんだけど、結果5%くらいしかできなかった。
言い訳がましいけど、もともと無駄遣いなんてしてないもんな。


対策のひとつとして、事務所ではエアコンを使用しなかった。
確かに暑かったんだけど、
近所の休耕田に水を張ってくれたお陰で、風のある日はいくぶん心地よかった。
あと4日、なんとかノーエアコンを完遂できそうだ。


夏休み、とくに予定はない。
初盆参りとか、里帰り、旧友との飲み会、
こんな感じで平和に時が流れるんだろう。


風にタンポポが揺れている。
いいさ、それでいいさ。


ドライブスルーはどうも馴染めない

2011-08-06 13:26:04 | まち歩き
Drivethru土曜の午後
仕事で車を走らせていた
ラジオに流れるR&B
昔よく口ずさんだメロディー

てな感じでマックの横を車で通ったら、
道路に溢れるほど、ドライブスルーに長蛇の列ができていた。


僕はどうも、このドライブスルーというシステムに馴染めない。
テイクアウトを否定はしないけど、
お持ち帰りするにしても、
車を駐めて店内でオーダーしたい。
その方がヒューマニズムを感じるんだけどな。


もっとも店側とすれば、
みんなにそんなことされれば迷惑千万だろう。
効率が悪いし、駐車スペースだっている。
けど、マイクに向かって注文するのはやっぱ味気ないな。


よしんばハンバーガーや牛丼はいいとしても、
カレーやチャンポンまでドライブルーで購入というのはどうだろうか?
チャンポンなんて、その場で食べなきゃ美味さ半減だと思うんだけど…


僕の街でも、奇妙なドライブルーを見かけた。
それは質屋さん。
なんかこの国、変な方にいってないか?

攻殻機動隊の夜

2011-08-05 16:45:00 | アニメ・コミック・ゲーム
Koukakuオッサンになると、見たい TV 番組がなくなってしまうんだろうか?
最近は、夜な夜な退屈してる。
夜を TV で過ごすという行為自体、
もうすでに昭和のステレオタイプになり果てている。


ここ数日は、『 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 』で楽しんでる。
荒唐無稽な設定をリアルな世界観だと勘違いさせるプロットには、
ガンダムにしろ、パトレイバーにしろ、エヴァにしろ、僕は簡単に感情移入しちゃうんだよな。


美人でセクシーでクレバーな主人公、草薙素子。
なぜだろう?セイラさんや南雲しのぶ、綾波レイみたいなエロさを感じない。
彼女が全身義体だからだろうか?
というより能力的に完璧すぎて、ケンシロウを感じてしまうんだろう。


キャラの中では僕はトグサとイシカワがお気に入りだけど、
課員のキャラは全部いい。
捨てキャラがないし、
それぞれのキャラにそれぞれのバックグラウンドがちゃんと設定されているのが楽しい。


しかし、オッサンが毎晩、酒を飲みながらアニメを見てるという絵も
キモイっちゃキモイ。
そんな自嘲をしながらも、
続編『 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society 』を買ってしまった。