SIDEWALK TALK

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ボヘミアンの日

2014-04-20 07:16:26 | 悩み
Bohemian4月20日は、「ボヘミアンの日」。
1994年のこの日、あるインシデントがあり、
以来、僕はかってにそう決めている。
魂〈SOUL〉をできるかぎり、ボヘミアンにちかづける日。


ボヘミアンが宿しているのは、英知と自由。
若く野蛮さに満ち、時代と狂おしいまでに共振する。
近代文明、キャピタリズム、管理体制、あらゆる差別と検閲に反抗する。
自由を擁護するにあたっての野蛮な理論武装を身に纏っている。


ビートニクたちは、こうメッセージした。

Don't follow my past extension
だれかのフォロワーになるな。
先人の失敗を繰り返すな。
過去のアイコンにすがるな。


そう。そのとおりだ、と僕はうなずいた。
失くしてしまうことは、悲しいことじゃない。
未来は過去の延長では決してないのだ。

土蜘蛛の調べは続いている

2014-04-12 10:37:48 | 日記・エッセイ・コラム
Tsuchigumo僕にとって能研は、思い出じゃなく、今も現在進行中。
なぜなら、僕には、僕たちには「土蜘蛛の会」があるからだ。


この会は、何の気なしにスタートした。
能研の後輩が実家の料亭を継ぐために帰阪した。
1993年、彼へのエールと冷やかしのために、
30名ほどのメンバーが集まった。
以来、毎年欠かさず場所を変え、
今年で22回目を迎えることになった。


「土蜘蛛の会」という名称は、牧野先輩が名付けた。
牧野さんは第1回大阪大会には参加されていなかったのだけど、
案内葉書の返信欄に「名称は土蜘蛛の会にすべし!」と記してあった。
現役時代「拳王様」と後輩のみならず先輩からも恐れられていた牧野さんの提案に、
一も二もなく全員が賛同した。


毎年、下見と称しては集まって盃を交わし、
前夜祭とおどけて前入りし、
最近では後夜祭と言い訳して飲み明かす。
20年以上も続いているから、同窓会のようなノスタルジーはない。
今も、あのころのように能研の仲間としてつき合っている。


スタート当初20代だった僕らも不惑を迎え、
飲み方も遊び方もずいぶん変わった。
それでも年に1度のこの会を、僕は楽しみにしている。


50周年記念誌へ寄稿したほとんどの皆さんが、
能楽のことじゃなく、能研の友情について書いていると思う。
そういう意味では、僕のこの寄稿も one of them で、面白味がないだろう。
後輩諸君に何か気の利いたメッセージをおくりたかったのだけど、
結局ありふれたことしか言えない。


能研の出会いを大切に!
TSUCHIGUMO goes on!