![Mine_fujiko Mine_fujiko](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/16/199192facd821f7c13db0988a16c4198.jpg)
百発必中のドル箱ジャンルといっていい。
スーパーマンのコスチューム全身タイツは、
今の感覚でいけばかなり変態度が高いと思うんだけど、
アメリカ人は頓着しない。
一方、日本の漫画やアニメは海外でも高く評価されている。
そのくせ邦画において、これらの実写化で成功した例は
ほとんどないんじゃないだろうか?
今般、あの名作『ルパン三世』が実写化された。
実はまだ見ていないし、今後も見ないかもしれない。
だから論評する資格はないんだけど、各方面のレヴューを読むと、
「やはり」と言うべきか、酷評の嵐が吹き荒れている。
ルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形.....
登場人物のキャラは長い年月をかけて醸成され完成されていて、
役者がつけいる隙がないと思われる。
もしかしたら、日本で最も実写化が困難な題材なのかもしれない。
ルパンの初代声優、山田康雄さんが亡くなった後に起用されたクリカンも、
山田ルパンのモノマネ(精度は素晴らしい)という前提付だった。
とはいえ、ルパン作品にチャレンジした俳優さんたちには敬意を表したいし、
今後も邦画としてこのジャンルに関わっていくべきだと思う。
なぜなら、邦画でも成功例がわずかながらある。
その筆頭に『釣りバカ日誌』を挙げたいし、
この映画は実写化議論を超えて日本における喜劇映画の金字塔になった。
最近だと『テルマエ・ロマエ』なんかも秀作だと思うな。