「くっそ~、おっかね~な~!」「まあ、聞きなはれ(笑)」 「コン、コン‥、コンコン‥」「だ~れ」と子供の声。ドアが開き、子供が出てきた。私はビックリしたが子供の無邪気な笑顔に少々安心した。「どうしたのおじさん?」「う、うん、霧のせいで道に迷ってね」「じゃあ、僕しか居ないけど霧が晴れるまで休んでいきなよ」「ありがとう」と私は不安に思いながらも中に入った。小学五年生ぐらいの男の子である。「今、熱い物でも入れてくる」と気の利くことを言いながら台所のほうへ向かう男の子。私は「坊やはどうしてこんな所に一人でいるの、お留守かい?」「そう‥、今ず~と帰りを待ってる‥」「お母さんかい?」「いや、お婆さん‥」私はギョッとした。「お婆さん‥」「うん、殺されたの‥」私はもう耐えられなかった。「だ、誰にだい‥」子供は台所から出てきた。「お前にだよ、待っていたよ!」子供の手には包丁が握られていた‥‥。終わり。
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