最近通勤に汽車を利用している。そこでこんなお話を‥‥。『見知らぬ停車場』 私もそろそろ定年を向かえる歳となっている。そこで今まで車で通っていたのを汽車に替えてみようと思い立ち駅で時刻表を調べてみた。幸いにもちょうどよい時刻の汽車がありそれで暫らく通ってみることにした。今では車社会となり汽車などは何十年と乗っていない。その日の朝、少々わくわくしながら昨日買った定期券を駅員に自慢げに見せ改札を抜けた。寂れた陸橋を渡り私の乗る汽車を見て驚いた。なんと一両編成でありそれもワンマンである。しかも乗客は私一人。「この御時世じゃしょうがないか‥」私の子供の頃のあの満員の汽車を思い出しながら乗り込んだ。私の住んでいる町は人口2万人にも満たない田舎町である。そんな所からさらに人口が少ない田舎町に私はここ何年も通っている。仕方が無いと心の中では会社に反発しながらも通っている。それも後少しで終わりを向かえる。そんな悔しさと寂しさを思いながら空席ばかりの汽車の発車を待っていた。続く‥‥。
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